親戚の、雄猫のマロン。
この家にきてから、早13年。その前に他で飼われていた猫なので、本当の年齢がイマイチわからない。
ここの家にきたときは、やたらと体が大きくて
力もものすごく強かった。人間でも重い引き戸を平気で開ける猫だ。
近所の猫で、いや、日本中の猫でこの猫にかなうのは、めったにいないだろう。山猫のような体つきたのだ。
でも、推定15才にはなってるだろうから、おじいちゃんになったのか、最近喧嘩して負けてくるようだった。歳だからしかないな。あきらめていた。
そしたら、な、な、な、なんと!マロンの喧嘩相手は、猫ではなかった。
野生の、ハクビシンだったのだ。
ここの家は山間部で、携帯電話が繋がらないほどだ。狐や熊もたまにみかけるわけだが、ハクビシンがここが10年の間に増えはじめから、たちがわるい。
家の中の玄関に置いていたマロンのエサを時々たべていたらしい、ハクビシン。
マロンはこれと何度も何度も戦っていたらしいのだ。
段々と疲労して、ご飯が食べられなくなった頃、やっとこの事実に気づいて、家の人が、ハクビシンを追い払ったらしい。
追い払われたハクビシンも、マロンにやられたのか、のそのそと走るのがおそかったから、人につかまえられて、川に放り投げられた。
半分生きた状態だから、懲りて山にいったことだろう。
マロンは、ハクビシンと、戦わなくてすむようになったから、段々と元気になって、また、普段のエサをたべはじめてる。
マロンは、きっと山猫の血が強いと思うのだ。耳の先の毛も形も体格も山猫っぽい。
ここの家にくる前の幼少期時代に、決してローソンのチキンを食べさせられていたから、な、だけでないと思うのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます