中村俊茸

とあるサッカー選手の軌跡とコメント集

俊輔が代表にゲキ!「しゃべり倒せ」

2010年02月09日 | 記事 日本代表
2010年02月09日 俊輔が代表にゲキ!
http://southafrica2010.nikkansports.com/news/p-sc-tp2-20100209-594083.html
 もっと話し合え! エスパニョールMF中村俊輔(31)が、悩める日本代表にメッセージを送った。現在は右太もも裏痛で離脱しており、この日は休日返上でバルセロナ市内の練習場で調整。2日ベネズエラ戦、6日中国戦と2戦連続で格下から得点を奪えない代表について初めて口を開き、選手間の対話と、W杯対策を進めていくことの重要性を説いた。遠いスペインからの俊輔の熱いゲキは、日本に届くだろうか。

 小雨の降るバルセロナ市内の練習場で、中村が代表へのメッセージを語り出した。右太もも裏痛で離脱中のため「オレが言うことじゃないよ」と初めは口を閉ざした。それでも遠いスペインから、代表を思う気持ちが上回ったのだろう。W杯イヤーの幕開けで、2戦連続無得点に終わった日本の課題点を冷静に話した。

 中村俊 ちょっとしたズレ。試合感覚とか。体もイマジネーションもまだまだなんだと思う。この時期は難しい。(W杯)ベスト4という(日本中の)期待が膨らんでいるから。頭でっかちにならないようにしないとダメだよ。ヤット(遠藤)とか闘莉王だとか。こうしようとか、ああしようとか…。もっと選手間で話し合ってやった方がいい。

 現地で日本の試合を見ることはできない。だが新聞やインターネットで、結果や試合後の選手のコメントはチェックしている。

 中村俊 ベネズエラ戦は(大久保)嘉人がワイドに開いてからよくなったみたいだし、中国戦もヤットが「遊び心が必要だ」ってコメントしてた。オレはもっとW杯を意識して戦っていいと思う。FKとかCK(コーナーキック)とか。セットプレーの部分で選手(の判断)に任されている部分もあるから。そこでカメルーンの時は対策としてこうする。オランダの時は違ったやり方をする。それを今から選手間で徹底してやってもいい。それも(選手間の)話し合いだよね。

 代表が苦渋にあえいでいる今、自分が手を差し伸べることができない葛藤(かっとう)もある。俊輔は最後に、原点回帰を訴えた。

 中村俊 結局は連動性だよ。2人で(守備を)崩すんじゃなくて3、4人で動いて相手の穴を見つける。(昨年の)トーゴや香港戦、南アフリカ戦でもそれができていたんだから。それを忘れてはダメでしょ。

 日本の大黒柱は、日本を思うからこそ熱いゲキを飛ばした。