「バー蓄音機」なんです

浪花の蓄音機隊・隊長のバーなんです
近鉄奈良線・八戸ノ里(06ー4307ー0080) 火曜定休19時〜23時

哀しい酒

2010年06月24日 22時30分09秒 | 日記

愛犬のゴンが亡くなって、かれこれ4ヶ月が経ちました。
キャンプの帰りにひょんな事から出会い、拾って帰ってきてから18年の歳月が流れていました。
すっかり家族の一員だと、本人も思っていただろうに…

オムツが必要になってから一年半。
足が弱り最後は寝たきりになりながらも、ドッグフードを美味しそうに食べていたっけ。
やがて柔らかいものしか食べなくなり、スポイドで砂糖水を与えたり。
人間みたいにイラついて不機嫌な顔をしたり、苦しいとも言わない。
仕舞いにはスポイドから飲むために首を上げるのも難儀そうでした。

「しんどいんやね。もういいよ、ありがとうね」

自然と感謝の言葉がでたけど、それからまもなく静かに息をひきとりました…

こんな気持ちになるということは、いい奴だったということでしょうね。
不平を言わない、出されたものは有り難く頂く、嬉しい時は思いっきり表す…
みんな彼女(ゴンという名前ですが女の子なんです)が教えてくれたような気がします。

こんな酒もありますよね…

ラストコンサート

2010年06月24日 00時15分24秒 | 日記

1974年、ニューヨークでMJQのラストコンサートがひらかれた。
ダークスーツに身を包み、クールなアンサンブルで一世を風靡した人気バンドも、この日ばかりは熱く燃えたという。
録音でしかその日の様子は伺えないが、熱気の片鱗はスピーカーからも伝わって来る。
MJQ好きのお客さんは、想わぬ音源に体が揺れ動く。

隣の女性が「カリブ」を注文する。
この演奏が心に触れたのか、カクテルがお気に召したのか分からないが、一瞬口元が緩む。
一曲毎に拍手が鳴り止まない。
名手達の演奏は、際限なく感じるほど、また次の曲が始まる。

ラムベースにパイナップル。
レモンが過度な甘さをシャープに寸断する。
マスター渾身のサービスカクテル 500円