「バー蓄音機」なんです

浪花の蓄音機隊・隊長のバーなんです
近鉄奈良線・八戸ノ里(06ー4307ー0080) 火曜定休19時〜23時

バーの休日

2011年11月28日 22時14分51秒 | 日記


シゲティ若かリし日の演奏。

ブロッホのヴァイオリンコンチェルト。
結構ドラマチックに進行しながら、どことなく陰鬱なのは、時代背景のせいか。
1939年の録音なんです。

艶やかな、発刺としたシゲティのヴァイオリンが、色彩と陰影を描き出して行く。
淡々とした内に、情念と確信を積み重ね、むしろ心地良ささえ感じる高みに誘ってくれる。

オレだって頑張ってるんだ、って言いたいのを見透かされているんだろうか。
慈悲深く、全てを包み込んでくれる。
際限のない愛をたたえながら…

至福のとき

2011年11月27日 11時01分17秒 | 日記
お陰さまで当バーはこの12月で2周年を迎えます。
ライヴを始めて1年あまり。
ひとつの夢がありました。

『いつかは西山さんに演奏して頂きたい』

この8月31日に亡くなられたベーシストの西山満さんのことです。
夢は叶いませんでしたが、昨夜は氏の精神を受け継いだ若者が、見事な演奏を披露してくれました。
お越し下さったみなさま、有難うございました。
自分の音楽観を持ち、自身の「言葉」で語れる貴重なミュージシャン達です。
紹介の際にもう「西山さんの・・・」という冠詞は必要なさそうです。

みなさんも心から楽しめたことでしょう。

  


AURATONEのスピーカー「 5C」

2011年11月25日 21時22分45秒 | 日記
ちっちゃいスピーカーなんです。
高音・低音の再現性はまるでダメ。
アンプでその辺を補ってやると、見事なヴォーカルの音が聴こえてきます。

面白いスピーカーです。

さて、明日は楽しみなライヴです。
渾身のヴォーカルを、センス抜群のピアノがサポートします。

きっと心に残るライヴになるでしょう。

よろしければお越しください。


  

変わり者

2011年11月19日 14時08分49秒 | 日記
今日は滝のような雨です。
自然災害の恐怖を連想してしまいます。
今年の日本は散々でしたから・・・

さて、昨日入荷の変わり者です。
早速真空管アンプで鳴らしてみました。
7インチのフルレンジユニットはすっきりとした音で、高音にも伸びがあります。
オランダはフィリップス社の、50年以上前の代物でしょう。

通常は後ろにあるマグネットが前面中央にあるのです。
どう観ても音波を伝えるには邪魔に見えますが、音は不思議なくらい明瞭なんです。
その代わり後面はご覧のようにのっぺり。

 

いったいどうなってるんでしょうか??


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極上ライヴ

2011年11月17日 17時20分12秒 | 日記
昨夜のライヴでは、多くの方にお越し頂き有難うございました。
窮屈でご不自由をお掛けして、申し訳ありません。
でも私どもの不手際を帳消しにしてくれる、楽しいライヴでした。
まさに極上の!

箕作さん、中島さん、飛び入りで参加してくれた方々、有難うございました。
いやあ、やっぱり音楽は生で聴くのが1番ですねえ。

 

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さて、今日はボジョレーヌーヴォーの解禁日です。
当バーでは4種のボジョレーを飲み比べて頂けます。
入荷に限りがありますので、お早めに!

 

バーの休日

2011年11月14日 21時39分42秒 | 日記
私は夢を途中下車したので、行く当てがなくなった。
最悪なことに、どこで降りたのか思い出せない。

「どうせ夢なんだからー」

しつこく袖を引かれるままに、山谷で腰をおろす羽目に。
そこで艶っぽく髪の毛と内股をなでられ、私はいい気になってしまった。

汗をかいた・・・

川面を走る風を求めて、私は隅田川の堤防にいた。
その光線をまともに受けたため、うかつにも昨日になっていた。
切なく時が戸惑うかのように。

「ちくしょう」

せっかくの散歩を台無しにされ、浅草で自棄酒をあおる決心をした。
あてはどれもまずく、私はホッピーを執拗にあおっていた。

「こんな安酒場で・・・」
グラスから顔を上げると、いったいどうしたことか。
私はタキシードに身を包み、「電気ブラン」に魂を抜かれているではないか。

 

しかしいくら凝視しても、今日は見えなかったー

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バッハでしめて

2011年11月11日 22時26分03秒 | 日記


金曜日はざわざわする事が多いのですが、何故か今夜は静か。
ならばとばかりにグレン・グールドをかけました。

バッハのインヴェンションとシンフォニアです。

今夜の月にはお似合いじゃあないでしょうか。

バッハの息づかいと、したり顔が目に浮かぶような演奏なんです。

昨夜も楽しかったです!

2011年11月10日 19時40分34秒 | 日記
昨夜は浅龍師匠(vo,p)とSATSUKIちゃん(ss,ts,vo)のライヴでした。
お越し頂いた皆様、ありがとうございました。
そして飛び入りで華を添えてくれた坂田富佐子さん(fl)さん、ありがとう!

相変わらず師匠の熱唱に、おおいに盛り上がりました。
そしてクールなファッションに身を包んだSATSUKIちゃん、パワーアップしましたね。
実は彼女は聴覚障害があるのです。
ほとんど聴覚を失っているのですが、師匠とのアイコンタクトだけで、見事な演奏でした。
不思議ですが、これも音楽の魔法なのでしょう。

  

坂田さんは12月にSATSUKIさん、尾崎さんとのライヴがあります。
お楽しみに!

  

ライヴが終わってさあ歓談。
ちょっとお腹がすいたので、ゆで卵を頂きました。

  

こ、これはモザイク不要です(汗)

伊根の舟屋

2011年11月07日 15時49分02秒 | 日記
初秋の丹後は、金色の陽光に輝いていた。

陽が暮れるまでに漁村に下りてみる。
小船で猟師が大海に挑んでいた。
「まるで格闘技みたいな仕事なんだろうなー」

  

奥伊根の秘湯で温められた血液が全身をめぐると、食欲が倍増するから不思議だ。
地魚料理が載った小鉢を、仲居さんが自慢げに運んでくる。
まだあどけなさが残る、素朴な娘たちがその味を引き立てる。
不味いわけがない。

翌朝、小さな漁村越しに朝日が昇るのを確認してから、テラスのある喫茶室に腰を下ろした。
光線が緩んだ身体を、「起きろ」とばかりに射る。
光沢のある内装・備品に当たり、眩く乱反射する。
荒れた海は恐ろしいが、幸を多く恵んでくれる穏やかな海は、なんと美しいことかー

  

そんな海と共存し、脈々と漁業を営み続けた伊根の集落。
今も舟屋と共に海辺に生きる姿は、神々しさを湛えている。

  

  

  

北タンゴ鉄道を走るこんな車両が、古の集落へ運んでくれる。
ただし各停なので、時間がたっぷり有ればね。

  


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☆ライヴのお知らせ/19:30、21:00の2回です(入れ替えなし)

【11月9日(水)】  チャージ¥1,000

 浅龍(vo,p)
 SATSUKI(vo,sax)

        

  ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

【11月16日(水)】 チャージ¥1,500

 中島 福子(vo)
 箕作 元総(g)

   

  ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

【11月26日(土)】  チャージ¥1,500

 松本 有加(p)
 Isa jamming(vo)

  ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

【12月21日(水)】  チャージ¥1,000

 坂田 富佐子(p)
 SATSUKI(vo,sax)
尾崎 薫(b)

  
  ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

【12月24日(土)】

 速水 佐保(p)
 平田 葉子(s sax)

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こんな企画も!