当院では東洋医学をベースとした鍼灸あん摩治療を提供しています
今日はこれについて少しだけ自分なりの考え方をお話しましょう
鍼灸あん摩治療といっても様々なものがあります
少しだけ取り上げても
経絡治療 中医治療 積聚治療 現代鍼灸 経絡指圧 経絡あん摩 などなど
そのほかにも流派や勉強会や治療家本人が掲げたものを入れたら千差万別
もう何がなにやらわかりにくいわけです
でもアプローチの仕方で大きく2つに分けることが出来ます
西洋医学的なアプローチと東洋医学的なアプローチです
西洋医学的なアプローチは現代鍼灸などとも言うことが出来ます
頚上肢部の痛みを例に取り上げますと
一般的に西洋医学的なアプローチであれば、頚上肢痛であればテスト法などを用いて頚部のどの筋肉や神経に問題があるのかを調べ、これに対しての治療を行います
頚上肢部であればそこしか見ません
痛みの生じているところを注視するというのが特徴でもあります
東洋医学的なアプローチでは頚上肢の痛みであっても診察治療は全身です
これは東洋医学の思想である全体観に基づいているわけです
つまり人の健康というものを全体の調和とバランスに基づいて考え
痛みや愁訴の出現は体のどこかがおかしくなっているのではないか?
原因は別のところにあって、たまたま弱い部分や疲労のたまった部分に症状として痛みが現れたのではないか?
こう考えるわけです
このため頚上肢部の痛みといっても診察治療は頚上肢に留まりません
四診法「望・聞・問・切」(ぼうぶんもんせつ)という診断法を用いて全身の状態を診ていくわけです
全体観から痛みや愁訴の本質を探るというのが東洋医学的なアプローチの真髄であり根幹であると考えています
一部医療の現場においてはこの全体観というものが最近脚光を浴びています
ホリスティック医療ともいわれ心療内科の領域や不定愁訴など従来の西洋医学では対応しにくかった疾患領域でこの概念が広がっています
漢方薬なども本来このような全体観から処方されるべきものです(残念ながらそうで無い場合も多いようです)
ものすごく荒っぽい話になりますが
従来の西洋医学は
原因(病原菌や毒素など)
過程(血圧上昇のメカニズムなど)
結果(発熱などの症状)
この何れかがわかっている場合に非常に大きな効果を持っています
たとえば菌感染症であればその菌に効果のある抗生物質の投与が絶大な効果があります
高血圧なども血圧のコントロール過程が解ってきている為、ACE阻害薬など血圧上昇の過程を邪魔する形でコントロールするわけです
また発熱などの症状もアスピリンの登場などでプロスタグランジンの生成抑制がある程度可能となっています
逆に言えばこういった従来の機序にかからないような疾患は東洋医学の出番になりやすいともいえるわけです
またこのような疾患が増えているからこそ西洋医学の世界でもホリスティク医療というものが叫ばれるようになったとも考えられます
今日はこれについて少しだけ自分なりの考え方をお話しましょう
鍼灸あん摩治療といっても様々なものがあります
少しだけ取り上げても
経絡治療 中医治療 積聚治療 現代鍼灸 経絡指圧 経絡あん摩 などなど
そのほかにも流派や勉強会や治療家本人が掲げたものを入れたら千差万別
もう何がなにやらわかりにくいわけです
でもアプローチの仕方で大きく2つに分けることが出来ます
西洋医学的なアプローチと東洋医学的なアプローチです
西洋医学的なアプローチは現代鍼灸などとも言うことが出来ます
頚上肢部の痛みを例に取り上げますと
一般的に西洋医学的なアプローチであれば、頚上肢痛であればテスト法などを用いて頚部のどの筋肉や神経に問題があるのかを調べ、これに対しての治療を行います
頚上肢部であればそこしか見ません
痛みの生じているところを注視するというのが特徴でもあります
東洋医学的なアプローチでは頚上肢の痛みであっても診察治療は全身です
これは東洋医学の思想である全体観に基づいているわけです
つまり人の健康というものを全体の調和とバランスに基づいて考え
痛みや愁訴の出現は体のどこかがおかしくなっているのではないか?
原因は別のところにあって、たまたま弱い部分や疲労のたまった部分に症状として痛みが現れたのではないか?
こう考えるわけです
このため頚上肢部の痛みといっても診察治療は頚上肢に留まりません
四診法「望・聞・問・切」(ぼうぶんもんせつ)という診断法を用いて全身の状態を診ていくわけです
全体観から痛みや愁訴の本質を探るというのが東洋医学的なアプローチの真髄であり根幹であると考えています
一部医療の現場においてはこの全体観というものが最近脚光を浴びています
ホリスティック医療ともいわれ心療内科の領域や不定愁訴など従来の西洋医学では対応しにくかった疾患領域でこの概念が広がっています
漢方薬なども本来このような全体観から処方されるべきものです(残念ながらそうで無い場合も多いようです)
ものすごく荒っぽい話になりますが
従来の西洋医学は
原因(病原菌や毒素など)
過程(血圧上昇のメカニズムなど)
結果(発熱などの症状)
この何れかがわかっている場合に非常に大きな効果を持っています
たとえば菌感染症であればその菌に効果のある抗生物質の投与が絶大な効果があります
高血圧なども血圧のコントロール過程が解ってきている為、ACE阻害薬など血圧上昇の過程を邪魔する形でコントロールするわけです
また発熱などの症状もアスピリンの登場などでプロスタグランジンの生成抑制がある程度可能となっています
逆に言えばこういった従来の機序にかからないような疾患は東洋医学の出番になりやすいともいえるわけです
またこのような疾患が増えているからこそ西洋医学の世界でもホリスティク医療というものが叫ばれるようになったとも考えられます
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