先日の記事の続きです。
~~~~~
7兆円の時価総額をもつ『任天堂』にはもう一つ強みがあって。
日本企業ランキングだと(以下Wikipediaより抜粋)
1位トヨタ自動車(約17兆6537億円)
2位三菱UFJフィナンシャル・グループ(約11兆2092億円)
3位日本電信電話(約8兆436億円)
4位任天堂(約7兆8768億円)
5位NTTドコモ(約7兆3811億円)
となっている。
これだけ日本を代表する大きな企業なら、様々な面で面倒も発生するんだろうな
なんて思ったりしてたんです。
が、
衝撃が走りました。
ブログ『FANTA-G』さんの
任天堂の首に縄をつけられないこと
という記事。
(以下抜粋)
>自動車産業や造船、鉄鋼、土建、家電、金融、医療、放送、その他
>大きな日本の企業の経済発展には、必ず法律や行政の介入などがあり、
>いわゆる「利権」が発生します。(中略)
>こういった「しがらみ」に縛られているのが日本の企業実態です。
>
> が、任天堂においてはまったく相手にされていなかった(というか、
>ファミコン時代から子供の玩具扱いを受けていた)のと、利益の大きさに
>対しての社員の少なさ、工場や施設の規模の少なさ、銀行に対する借入金の
>圧倒的少なさなどから、今から利権介入するスキが無い状態なのです。
>
>(中略)
>
> そんな企業が今や日本最大の経常利益を上げるにあたって、いわゆる
>お上の側にとってはまったく旨味がない企業になってしまったとか
>(税金がいっぱい入る超優良企業であるわけですけど)
>
> ゲーム業界はファミコン時代から迫害の歴史を歩んできましたが、それが
>逆に独立性を生み、今、良い意味で政治や権力との癒着を防いだのは非常に
>面白いです。
なんとも面白い記事。
様々な企業はいわゆる『お上』との兼ね合いを持って動いているというのに
『任天堂』および『ゲーム業界』は世界的なカルチャーになりつつあるにも
関わらず、まったく政府の関与がないという。
ある意味『きれいごと』で完成された、今の若い世代には分かりやすすぎる
ぐらいにクリーンな会社なのだ。
そもそも資産も豊富だから『借金』というモノも無い。
これは大手では結構珍しい。
過去どっかのサイトで全社員が働かなくなっても8年間は
給料を出し続けることが出来るぐらいに資産があると読んだ事がある。
しかも『Wii』や『DS』が発売される前の記事だったし。
ブログ『FANTA-G』さんでも述べられていましたが、突き詰めてゲームの
企画・開発・推進のみを進めている。
その他の分野の商売には全く手を出していない…という
日本企業においても他に類を見ないぐらいに潔癖な会社なのだ。
これはゲーム業界に限らず、どんな企業であっても見習えるものでは
ないんじゃないだろーか。
~~~~~
また、その他の会社が不正を働こうものならば、しっかり釘を刺すことも
怠らない。
いい例が、最近起きた
『マジコン(DS用ソフトのコピー品をプレイできるツール)』の差し押さえ
『同人ゲームの販売中止』などがある。
製品自体に罪は無いンだろうけども、いかんせんモラルの破綻を
促進しやすいツールなだけに、訴訟を起こしたのだ。
2つ目の件は『DS用の同人ゲーム』を販売し金儲けをしようとした。という例。
もちろん『任天堂』の許可なくして営利目的で物を作る事自体が
かなしい現在の社会を的確に表していて。
結局「自分がよければ。」という考え方が流行だした個の時代なだけに
モラルが欠如した人たちが出てくるのも当然といえば当然で。
1つ目の件の「コピー品が当たり前」の時代になってたとしたら
初めて気がつくだろうと思う。
ゲーム会社つぶれすぎ。って。
ゲームの製作って言ったって無料で奉仕しているわけじゃないんだから
お金が入ってこなかったら、企業がゲーム開発できないのだ。
そんなこともあり、管理人は中古が苦手です。極力定価で買います。
もし俺がそれをやられたら凄いイヤだから。
それを分かり合えるのがモラルだと思ったりします。
じゃなきゃ『ブラック・ジャック』はあそこまで高い金額を
手術費として請求しないでしょ。
~~~~~
ぶっちゃけ、『ビデオゲーム』は生活必需品ではない。
むしろ無い方が裕福な時間をおくれるかもしれないし、
お金の浪費も無い。
言ってしまえば、エンターテイメントのジャンルっていうのは
無くても困らない。
しかし、日本を代表する企業になっている『任天堂』は
何でここまで大きくなったのか。
そりゃ『岩田社長』を筆頭にした『任天堂』で働く人たちの
熱い思いとゲームの製作に魂を込めている社員さんたちの
揺らぎの無い熱い思い。
それから『Wii』『ニンテンドーDS』を世に提供した『先見の明』や
『ビデオゲーム』の可能性を信じ続けた『任天堂』の人々の
仕事への誇りに他ならないんじゃないかと思う。
個人的には『任天堂』の進めるゲーム業界における戦略って
的を射てて、ビジネスを行うにおいて凄く為になる事が多い。
でもそれはやはり『岩田社長』が『DS』および『Wii』を発売するに当たって
就任当初から打ち出しているぶれの無いテーマなのだろうなと思う。
企業のトップに立つ人って何だかんだいってヤッパリ勉強させられる
事が多い。
(個人的には『プロレスリング・ノア』の社長『三沢光春』の
プロレスビジネスへの思いと考え方も勉強になった)
最近では『XBOX360』の『マイクロソフト』や
『プレイステーション3』の『ソニー・コンピュータ・エンターテイメント』でも
ファミリー向けにもゲームを提供していく。と、声を大にして
広報しているが、どれほどの物なのか。
特に『ソニー』の方は「ゲーム機やめた」とか「ヤッパリゲームで勝負」とか
方向性が日々変わるので、企業的に共感できない。
『バイオ5』と『スト4』と『MGS4』はやりたいけど。
それだけだ。
~~~~~
やっぱり色々書いたけども、昔から『任天堂』のゲーム機で
遊んできたけども、ここまで『任天堂』というゲーム会社を
好きになったのはここ2,3年ぐらいからじゃないだろうか。
なんというか、企業のあり方としてステキって思ってしまうのですよ。
本来企業はこうあって欲しいよな。っていう。
過去『スーパーファミコン』や『64』時代に悪行を尽くして
サードパーティに愛想をつかされた過去も知っています。
オンラインに手を出そうと思って『携帯電話連携』や『パソコン通信』
『サテラビュー』とかで失敗しまくった過去も知っています。
まったく売れないハード『バーチャルボーイ』で市場のリサーチ不足を
嘆いた過去も知っています。
割とゲーム雑誌とかとも対決しちゃって、割かし扱いがひどい感じの
広報要素も知っています。
それらの失敗を反省し、サードパーティにゲームを作りやすい環境を
準備した『Wii』や『DS』。
通信の失敗を踏まえ、『NTT』と連携した『Wi-Fi』のオンライン時代の強化。
そしてゲームのコントローラーが敷居を上げているという事に
テーマを絞って作り出された『タッチペン』と『Wiiリモコン』。
雑誌があてになら無いから『Web』を利用した『社長が訊く』シリーズや
『みんなのニンテンドーチャンネル(Wiiチャンネル)』の
ユーザーのアンケートと動画による広報方法。
なかなか過去から引き継いでゲームを楽しむユーザーには
受け入れてもらえないことが多々ありますが、市場としては
完全に大成功を収めている『任天堂』。
なんとも馬鹿正直にまっすぐな企業だろうと思います。
それだけに応援もしたくなるし、任天堂信者乙!とか言われちゃうんだろうケド。
なかなかこれだけの企業体系を実現している会社。ありませんよね。
大好きなゲームとあいまって、目が離せない企業だなぁ。
と、今更ながら思います。
そんなわけで管理人はやっぱり任天堂を応援せざるを得ないようです。
今日はこの辺で。
≪関連ページ≫
●任天堂
≪当ブログ過去ログ≫
●任天堂が業績を上方修正(前編)【素人】
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7兆円の時価総額をもつ『任天堂』にはもう一つ強みがあって。
日本企業ランキングだと(以下Wikipediaより抜粋)
1位トヨタ自動車(約17兆6537億円)
2位三菱UFJフィナンシャル・グループ(約11兆2092億円)
3位日本電信電話(約8兆436億円)
4位任天堂(約7兆8768億円)
5位NTTドコモ(約7兆3811億円)
となっている。
これだけ日本を代表する大きな企業なら、様々な面で面倒も発生するんだろうな
なんて思ったりしてたんです。
が、
衝撃が走りました。
ブログ『FANTA-G』さんの
任天堂の首に縄をつけられないこと
という記事。
(以下抜粋)
>自動車産業や造船、鉄鋼、土建、家電、金融、医療、放送、その他
>大きな日本の企業の経済発展には、必ず法律や行政の介入などがあり、
>いわゆる「利権」が発生します。(中略)
>こういった「しがらみ」に縛られているのが日本の企業実態です。
>
> が、任天堂においてはまったく相手にされていなかった(というか、
>ファミコン時代から子供の玩具扱いを受けていた)のと、利益の大きさに
>対しての社員の少なさ、工場や施設の規模の少なさ、銀行に対する借入金の
>圧倒的少なさなどから、今から利権介入するスキが無い状態なのです。
>
>(中略)
>
> そんな企業が今や日本最大の経常利益を上げるにあたって、いわゆる
>お上の側にとってはまったく旨味がない企業になってしまったとか
>(税金がいっぱい入る超優良企業であるわけですけど)
>
> ゲーム業界はファミコン時代から迫害の歴史を歩んできましたが、それが
>逆に独立性を生み、今、良い意味で政治や権力との癒着を防いだのは非常に
>面白いです。
なんとも面白い記事。
様々な企業はいわゆる『お上』との兼ね合いを持って動いているというのに
『任天堂』および『ゲーム業界』は世界的なカルチャーになりつつあるにも
関わらず、まったく政府の関与がないという。
ある意味『きれいごと』で完成された、今の若い世代には分かりやすすぎる
ぐらいにクリーンな会社なのだ。
そもそも資産も豊富だから『借金』というモノも無い。
これは大手では結構珍しい。
過去どっかのサイトで全社員が働かなくなっても8年間は
給料を出し続けることが出来るぐらいに資産があると読んだ事がある。
しかも『Wii』や『DS』が発売される前の記事だったし。
ブログ『FANTA-G』さんでも述べられていましたが、突き詰めてゲームの
企画・開発・推進のみを進めている。
その他の分野の商売には全く手を出していない…という
日本企業においても他に類を見ないぐらいに潔癖な会社なのだ。
これはゲーム業界に限らず、どんな企業であっても見習えるものでは
ないんじゃないだろーか。
~~~~~
また、その他の会社が不正を働こうものならば、しっかり釘を刺すことも
怠らない。
いい例が、最近起きた
『マジコン(DS用ソフトのコピー品をプレイできるツール)』の差し押さえ
『同人ゲームの販売中止』などがある。
製品自体に罪は無いンだろうけども、いかんせんモラルの破綻を
促進しやすいツールなだけに、訴訟を起こしたのだ。
2つ目の件は『DS用の同人ゲーム』を販売し金儲けをしようとした。という例。
もちろん『任天堂』の許可なくして営利目的で物を作る事自体が
かなしい現在の社会を的確に表していて。
結局「自分がよければ。」という考え方が流行だした個の時代なだけに
モラルが欠如した人たちが出てくるのも当然といえば当然で。
1つ目の件の「コピー品が当たり前」の時代になってたとしたら
初めて気がつくだろうと思う。
ゲーム会社つぶれすぎ。って。
ゲームの製作って言ったって無料で奉仕しているわけじゃないんだから
お金が入ってこなかったら、企業がゲーム開発できないのだ。
そんなこともあり、管理人は中古が苦手です。極力定価で買います。
もし俺がそれをやられたら凄いイヤだから。
それを分かり合えるのがモラルだと思ったりします。
じゃなきゃ『ブラック・ジャック』はあそこまで高い金額を
手術費として請求しないでしょ。
~~~~~
ぶっちゃけ、『ビデオゲーム』は生活必需品ではない。
むしろ無い方が裕福な時間をおくれるかもしれないし、
お金の浪費も無い。
言ってしまえば、エンターテイメントのジャンルっていうのは
無くても困らない。
しかし、日本を代表する企業になっている『任天堂』は
何でここまで大きくなったのか。
そりゃ『岩田社長』を筆頭にした『任天堂』で働く人たちの
熱い思いとゲームの製作に魂を込めている社員さんたちの
揺らぎの無い熱い思い。
それから『Wii』『ニンテンドーDS』を世に提供した『先見の明』や
『ビデオゲーム』の可能性を信じ続けた『任天堂』の人々の
仕事への誇りに他ならないんじゃないかと思う。
個人的には『任天堂』の進めるゲーム業界における戦略って
的を射てて、ビジネスを行うにおいて凄く為になる事が多い。
でもそれはやはり『岩田社長』が『DS』および『Wii』を発売するに当たって
就任当初から打ち出しているぶれの無いテーマなのだろうなと思う。
企業のトップに立つ人って何だかんだいってヤッパリ勉強させられる
事が多い。
(個人的には『プロレスリング・ノア』の社長『三沢光春』の
プロレスビジネスへの思いと考え方も勉強になった)
最近では『XBOX360』の『マイクロソフト』や
『プレイステーション3』の『ソニー・コンピュータ・エンターテイメント』でも
ファミリー向けにもゲームを提供していく。と、声を大にして
広報しているが、どれほどの物なのか。
特に『ソニー』の方は「ゲーム機やめた」とか「ヤッパリゲームで勝負」とか
方向性が日々変わるので、企業的に共感できない。
『バイオ5』と『スト4』と『MGS4』はやりたいけど。
それだけだ。
~~~~~
やっぱり色々書いたけども、昔から『任天堂』のゲーム機で
遊んできたけども、ここまで『任天堂』というゲーム会社を
好きになったのはここ2,3年ぐらいからじゃないだろうか。
なんというか、企業のあり方としてステキって思ってしまうのですよ。
本来企業はこうあって欲しいよな。っていう。
過去『スーパーファミコン』や『64』時代に悪行を尽くして
サードパーティに愛想をつかされた過去も知っています。
オンラインに手を出そうと思って『携帯電話連携』や『パソコン通信』
『サテラビュー』とかで失敗しまくった過去も知っています。
まったく売れないハード『バーチャルボーイ』で市場のリサーチ不足を
嘆いた過去も知っています。
割とゲーム雑誌とかとも対決しちゃって、割かし扱いがひどい感じの
広報要素も知っています。
それらの失敗を反省し、サードパーティにゲームを作りやすい環境を
準備した『Wii』や『DS』。
通信の失敗を踏まえ、『NTT』と連携した『Wi-Fi』のオンライン時代の強化。
そしてゲームのコントローラーが敷居を上げているという事に
テーマを絞って作り出された『タッチペン』と『Wiiリモコン』。
雑誌があてになら無いから『Web』を利用した『社長が訊く』シリーズや
『みんなのニンテンドーチャンネル(Wiiチャンネル)』の
ユーザーのアンケートと動画による広報方法。
なかなか過去から引き継いでゲームを楽しむユーザーには
受け入れてもらえないことが多々ありますが、市場としては
完全に大成功を収めている『任天堂』。
なんとも馬鹿正直にまっすぐな企業だろうと思います。
それだけに応援もしたくなるし、任天堂信者乙!とか言われちゃうんだろうケド。
なかなかこれだけの企業体系を実現している会社。ありませんよね。
大好きなゲームとあいまって、目が離せない企業だなぁ。
と、今更ながら思います。
そんなわけで管理人はやっぱり任天堂を応援せざるを得ないようです。
今日はこの辺で。
≪関連ページ≫
●任天堂
≪当ブログ過去ログ≫
●任天堂が業績を上方修正(前編)【素人】