*笑む~*の土笛・吹いてぇ~♪

五十路ミセスのオカリナ・ユニット‘笑む~’笑顔と癒しの音色を、お届けするボランティア活動をライフワークに「日々是好日」

秋季懇親吟詠大会・・・2008年

2008-10-26 22:13:47 | 詩吟
宝満山を源流にした御笠川沿いにある太宰府中央公民館(大ホール)で、今年度の‘秋季懇親吟詠大会’が、ありました。
今日の大会は、「西日本吟詠会」の大きなイベントのひとつで、これが終わると今年の大きな行事が大体終了して、我が教室ではソロソロ忘年会の話題が聞こえて来ます。
川沿いの桜の木々もスッカリ葉を落として冬支度・・・土手に群生してる黄花コスモスも盛りを過ぎて、既に種を付けていました。

▲ 会場の裏手を流れる御笠川沿いの桜並木

▲ 会場の太宰府市中央公民館

今日の大会は、午前中の部が、「合吟の競吟」で、午後の部は「指導者・来賓の吟詠・剣詩舞」となっており、ショー的な演出が随所にみられる素晴らしい懇親大会でした。
まずは恒例の‘幼・少年部の部’からのスタートで、岩戸扇陽教室は作者不詳・大田道潅を和歌入りで堂々の朗詠でした。
オカリナでの伴奏導入の為、普段の子ども達の声より、半音程高めであったが午前中で声が出辛いにも拘らず精一杯の朗詠に胸が熱くなりました。
部活動や塾で多忙な中、時間を捻出しながらの練習の成果もバッチリでした!
退場の際は感動の余韻で、一人一人に感謝の目礼をすると素敵な笑顔を返してくれました。


▲ 「幼・少年の部」授伝・表彰式・・・前途洋々・吟詠界のホープです!


▲ 又しても、岩戸扇陽教室・合吟で3位入賞です!
  吟題は、『高野蘭亭作・月夜舟行(げつやしゅうこう)』です。

▲ 吟士権者吟詠の部・岩戸佳陽会・・・『杜甫作・絶句』


▲ 午後の部の伴奏を担当頂く「尺八/都山流・伊地知先生」と「琴/生田流・合屋先生」です。

▲ 後藤佳陽総師範・・・吟題『寒食』


▲小松扇陽総師範・・・詩舞『荒城の月』歌謡入り


▲ 高木仁陽宗師範・・・詩舞『大田道灌』和歌入り

この後も素晴らしい来賓詩舞・吟詠が続きましたがカメラ充電切れで、残念ながら映像に残す事が出来ませんでした。
なかでも、御歳89歳の宮澤宗師範の力強い吟詠が、とても素晴らしく感動のシーンでしたが午後からから駆けつけた我が会の85歳のニューフェイスさんに、しっかり紹介させて頂きました。
最後の剣舞『備後三郎・詩を桜樹に題するの図』は、力強い群舞と宗家・会長の朗吟で剣詩舞のトリを飾る、圧巻のステージでした。
この一年で100名ほどの入会者が増え、既に588名の会員数を誇る「西日本吟詠会」・・・心なしか、最近、背広姿の殿方の入会が増えたように思われますが、私自身どこかに、詩吟=男性のイメージが根強く、とても素晴らしい事だと思います。
特に、現役リタイア後、趣味の世界を模索中の殿方にとってはオススメのマイ・ワールドになるのでは?・・・
まず歴史好きの方には漢詩に触れて時代背景が学べ、リタイア後、極端に会話が減った御仁でも地声を発する事で健康面での相乗効果もあり一石二鳥も三鳥?も狙えます。
ウオーキングの際でも、ドライブの車中でも、至る所で口ずさみ練習が出来ます。
今後も益々、吟詠界に殿方のデビューが増え,更に活気溢れん事を願ってやみません・・・
御笠川の川面に流れる紅葉にしばし目を留め、古都大宰府で秋を堪能して、更なる明日の英気が養われた素敵な一日でした~