*笑む~*の土笛・吹いてぇ~♪

五十路ミセスのオカリナ・ユニット‘笑む~’笑顔と癒しの音色を、お届けするボランティア活動をライフワークに「日々是好日」

那珂川町吟剣詩舞連盟吟詠大会<創立15周年>

2008-10-05 23:12:32 | 詩吟
秋雨に煙るなか、早朝から出発して会場のミリカ・ローデンに集合しました。
昨夜のコンサートに続き同じ会場の為、二日続いて足を運ぶ事になりましたが、いくら近場とは言え、こんな事は私にとっても始めてでした。
まだまだ、のどかな田園風景に囲まれた会場は、刈り入れの終わった田んぼの側に満開のコスモス畑がありスッカリ秋模様でした。

今回、我が「西日本吟詠会・岩戸扇陽会」が受付当番を仰せつかり、皆さんがバタバタされる中、私だけは出番の早い少年部のメンバー集めや音合わせに走りまわりましたが、朝から汗をかく忙しさでした。

オープニングの「少年の部」プログラム・①番は幼稚園・小学生の弟妹コンビです。
ある先生のお孫さんですが、弟君の方はまだマイクさえも届かず足継ぎのボックス利用しての、可愛い吟詠でした。
吟題は、「少年、老い易く、学なり難し・・・」で有名な、朱鷺(しゅき)作の『偶成』です。
およそまだ、漢詩など理解出来ないであろうと思える年齢での挑戦・・・まさに詩吟の世界だからこその経験でしょう。

②番が、渡辺吟神作の詩吟『故郷』を含む、3部作です。
12歳~20歳までの5名の少年部の子ども達が、それぞれのパートを受け持ち、挑戦します。
私は、全部を通してオカリナで伴奏・・・との大役を頂き、今までになく緊張してしまいました。
まず、最初は小学生(小6)が、澄み切ったソプラノで『唱歌・ふるさと』を歌い、次に『故郷』の吟詠・・・最後は、『故郷の~山に向かって・・・』の和歌での締めくくりです。

これまでにもオカリナで唱歌・詩吟の伴奏経験はありますが今回、和歌が加わる事で、高音の音階が取れず、四苦八苦・・・先生は、和歌のみ伴奏ナシで良いと言われたが、諦めきれず、前日になって20歳のSチャンとの特訓でギリギリ仕上げる事が出来ました。
 
  <故郷(ふるさと)>  作詞・高野 辰之
              作曲・岡野 貞一

♪兎追いし~かの山~ こぶな釣りし~ かの川 ♪
♪夢は今も~めぐりて~ 忘れがたき~ ふるさと ♪

  <故郷> 渡辺 吟神 

『庭前の桐葉 幼児の友
 帰らんと欲すれど親無く、家も又、朽ちたり
 夢は廻る彼の山、彼の川のほとり
 門に杖つき我を待つは、父か母か』

  <和歌> 
『故郷の山に向かいて言うことなし
 故郷の山は有り難きかな
 故郷の谷のこだまに今もなお
 こもりてあらん 母がおさのね~』

前日の特訓の成果も、あいまってか音程も合って無事、終了!お陰さまで子ども達の伴奏だから、ほのぼのとしてオカリナの音色が良く調和してた・・・と、好評でした。
残念ながら会場は見渡す限り・・・空席が多く、ポツンポツンと人もまばらでしたが、その為かアガル事も少なかったようです。
朝、早い時間帯でもあった事から、徐々に増えたようではあったが今回、今少し宣伝不足だったような気がして残念です。
チラシ等の展示物でもあれば事前に、もう少し告知に力を入れたのですが・・・このような立派すぎる会場でもある事から、本当に勿体ない、お話でした」

奇しくも、会場のミリカローデンも同じく今年は「創立15周年」と言うことでしたが、音響効果も素敵な、こんな素晴らしい施設が自宅から車で10分足らずの所に整ってる環境にあらためて、幸せな事だと思いました。