新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

池田でふかひれ汁めん

2022年05月18日 | 毒男のグルメ

池田の逸翁美術館に『蕪村 時を旅する』を観に行った。展覧会の感想は近日中にまとめます。

 

展覧会の帰りに中華でささやかな贅沢を味わうのが、この日の楽しみでした。

 

ミニチャーハンセットB(ミニチャーハン+ふかひれ汁そば) 青冥 チンミン Ching-Ming 阪急池田店

 

フカヒレが名物のお店のようで、「ふかひれセット」(2000円)もある。しかしフカヒレそのものには食指は動かず、小籠包もついてくるので糖質が更に上がりそうなので保留。青椒肉絲(チンジャオロース)がメインの牛肉定食にするか、ミニチャーハンセットB(Aは五目汁そばか焼きそば)にするか、店に入る直前まで悩んだ。しかし、「フカヒレスープを飲みたい」という、「食べログ」でこのお店のメニューを見たファーストインプレッションを優先することに。ビールも頼んだのはいうまでもない(あまり糖質制限の意識があるとは思えない)。

 

ビールを一杯か二杯しか飲まないうちに、すぐに食事が出てきた。とろみのあるフカヒレスープは最後まで冷めることなく、麺もアツアツだった。冬なら最高に嬉しい。しかし当日の大阪の最高気温は20.4℃で、これ以上の気温になると、この熱さは厳しいかもしれない。汁物とご飯物では、ビールもなかなか進まない。副菜にミニ焼きそばか麻婆豆腐か選べて、サラダやデザートもついてくる牛肉定食のほうが、チマチマといろいろアテにできてよかったかなと反省。

 

このお店は、ちょっと高級感もありながら、お値段はリーズナブルで、地元の人にも愛され、よそものも一人でふらりと入れるところがいい。少しも気取っていないところがいい。

 

眼の前の席では、女性二人組が紹興酒をロックで昼飲み中で、酸辣湯麺(スータータンメン)で締めようとしているところだった。奥のテーブルで昼飲みしているグループの会話からは「OK牧場」「キコーナ」という単語が聞こえてきた。日曜朝から開店前から並んで、パチンコを打った帰りなのだろう(OK牧場、最近名前を聞かないなと思ったら、3年前の2019年にキコーナグループの傘下に入ったようだ)。あちこち打ち歩いている人たちなのであろう。

 

私が「現役」だったころは、土日にはパチンコには通わなかった。土日はほっといても素人の客が来る。出玉率は当然悪くなるはずだというのが、当時の私たちの考えだった。土日はもっぱら競馬に通った。

 

失業中、豊中に住んでいた私は、池田の職安に通っていた。職安まで五月山を見ながら歩いたのを覚えている。手続きを終えた帰りには夕方までパチンコをした。池田は穴場で、よく勝てた。勝ちすぎて、CDコンポやらゴリラのぬいぐるみやらを交換して帰った。ゴリラのぬいぐるみは、1メートルを超える巨大なもので、どうしてそんなものがほしくなったのか、どうやって阪急電車で持ち帰ったのか、記憶が判然としない。

 

池田の町を歩くのはそれ以来だ。丹波方面に出かけるのに、駅前のロータリーで待ち合わせたことがあるきりである。五月山を見ながら歩いた記憶があるのに、山が小さくなっていた。高いビルやマンションが増えたのだろう。街も開けて、街並みも変わったように思う。

 

(落語ミュージアムの記事は独立させました)



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