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新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃん姉妹とお父さんの日々。

ごはん4合

2025年03月14日 | 毒男のグルメ
画像はお米屋さんのサイトよりお借りしました。私は鮭とか納豆とか、たらことか明太子とか、梅干しとか漬物とか、ごはんがドカ食いできるおかずが好きです。

血糖コントロールで、長らくがまんの子でした。しかしハイキングを始めて、週末は白米のドカ食いを解禁しました。去年も山に行く前日にドカ食いしたようです。



五月平からの眺め

今日はご飯おかわり自由のお店に行ってきました。週末はハイキングに向けてリミッター解除。白米をたくさん食べます。今日は二杯お代わりして、一合くらい食べたかな。もう一杯まだ行けた......


しかし、標高702メートルの摩耶山で消費できる糖分もカロリーもたかが知れています。血糖値は上昇に転じたところで、がんが発覚。ふたたび節制が始まりました、ストレスフルな状況が続き、結局、リミッターを解除してしまいました。お酒も復活してしまい、さらにストレス解消のドカ食いです。ステロイド系の抗がん剤には、血糖値を上昇させる副作用もあるそうです。HbA1cがとんでもないことになっています。困りました。

ところで、きのう紹介した『わたしの人形は良い人形』に、家族3人、ごはんは2合でいいのに、パートを始めた母親を支えようと、主人公の陽子が間違って4合炊いてしまうエピソードがあります。お父さんはお茶碗2杯、お母さんと私は1杯、だから4カップ。1カップが1合で、お茶碗2杯分のことを知らなかったのです。 高校生になっても、料理のひとつもできないことに落ち込む陽子。しかし世の中にはお米は洗剤で洗うものだと思っている人たちも実在するようですから、かわいいものです。

いまなら冷凍して保存でしょうが、この当時はまだそうした習慣はなかったように思います。この作品が発表された1985年の電子レンジの普及率は、まだ41%ほどだったそうです。セブンイレブンが電子レンジ対応の耐熱容器のお弁当を発売したのが1988年で、1990年代に普及率70%と急速に広まり、2000年代には97%になったのだとか。

結局、陽子が失敗したごはんの余りはジャーに入れておくことにしたのですが……乾燥してパリパリになるし、電気代もかかりますが、これがこの時代の常識……、このごはんが、また恐怖の引き金になるのでした。

去年の私は、一食一合食べてしまったとしおらしく反省していました。血糖コントロールがうまくいっているときは、一合を3回に分けて食べていましたからね。

『雨ニモマケズ』の宮沢賢治は「一日四合の玄米を食べ」といっていて、「食いすぎじゃね?」と思っていましたが、1980年代の成人男性も一日三合の白米を食べるのが普通だったようです。いまもそんなに変わらないのかな。コメがこれだけ値上がりして、ごはんおかわりが無料が売りだったお店は苦境に立たされているようです。農業事業に取り組む私は、都市の消費者であると同時に生産者側の人間ですから、コメはまだまだ安いと思っています。しかし農家に還元されているようには見えないし、消費者も賃金が上がらないことには、毎日の食事にも事欠いてしまいます。

業務スーパーのうどんを湯がいて食べていたら安上がりですが、米どころに生まれた私には、ご飯がごちそうです。最近、ファミマのぬか漬けの漬かり具合が絶品で、ごはんがススムくんで困りました。いまから4月の検査が不安です。早く正常モードに戻りたいものです。



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