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日々彼是。

日々の出来事・あれこれ、を思う気儘に書き綴るページ。

其の三十五

2007-11-21 | BOOKS-LIBRARY
「株式会社ハピネス計画」

平山瑞穂 著/小学館 出版

概要:婚約破棄、リストラ…不幸のどん底に落ちた氏家譲は、ロック・スターになったという旧友・阿久津武蔵に再会し、彼の愛人の相手をするよう命じられる。さらに、武蔵が経営する怪しげな会社「ハピネス計画」で働くことになった譲は、ある謎めいた女性に遭遇して―。

其の三十四

2007-11-05 | BOOKS-LIBRARY
「明智左馬助の恋」

加藤廣 著/日本経済新聞出版社 出版

概要:武士の本懐を貫いた義父・光秀と潔く爽やかに散った男が、命を賭して生涯守り抜いたものとは…。『信長の棺』『秀吉の枷』に次ぐ一挙書き下ろし750枚。「本能寺」三部作完結!真実は敗者の側にある。


其の三十三

2007-10-27 | BOOKS-LIBRARY
「和泉式部日記」

和泉式部 著 川村裕子 編/角川学芸出版


概要:恋多き女、和泉式部が秀逸な歌とともに綴った王朝女流日記の傑作。為尊親王の死後、その弟の敦道親王から和泉式部へ便りが届き、新たな恋が始まった。あまりにも身分が違う相手で、しかもかつての恋人の弟との恋。夫婦関係がゆるかった当時としても異例の関係だった。正妻のいる宮の邸へ迎えられ、正妻が出ていってしまうという結果を招く。恋故の苦しみと喜びはいつの世も変わらない。王朝の恋の世界を知るための最適の入門書。

其の三十二

2007-10-23 | BOOKS-LIBRARY
「中世しぐれ草紙」

高橋昌男 著/日本経済新聞出版社 出版


概要:鎌倉末期の京。公卿邸で出会った美しい姫君と吉野山の稚児の恋が、宮中の陰謀に火をつける―作者未詳の戯作を恋愛心理小説として、自在な現代語で訳出。たくらみに満ちた著者初の時代小説。


(感想)
この本は「恋時雨稚児絵姿(こひしぐれちごのゑすがた)」という中世譚を現代語訳したものとの事で、その作者は伏見法師という人だそうですが、詳しい経歴はわからないそうです。

その現代語訳本ですが、読み進めていく内に物語に段々と引き込まれていき、一気に読んでしまいました。

ちょっとした誤解から恋する2人の心が離れていってしまい、それに伴い2人の運命までもが一変してしまうという、現代にも当てはまるような戯作だったと思いました。




其の三十一

2007-09-12 | BOOKS-LIBRARY
「弾正の鷹」

山本兼一 著/祥伝社 出版


概要:『下針』石山本願寺法主が信長の首に恩賞を懸けた。雑賀党の鉄砲名手、通り名“下針”は惚れた遊び女のため…。『ふたつ玉』主の六角承禎から美しい側女を下げ渡された甲賀の鉄砲名手・善住坊は、峠道での信長狙撃を命じられた…。『弾正の鷹』信長に堺商人の父を処刑された桔梗は、松永弾正の側女となり、韃靼人の女鷹匠を装い信長に拝謁したが…。『安土の草』甲斐乱波の草である庄九郎と楓は、番匠(大工)と下働き女として安土城築城現場に潜入するが…。『倶尸羅』将軍足利義昭から閨での信長毒殺を命じられた江口の遊び女・倶尸羅は、自らを献上し信長の側に侍るが…。鉄砲撃ち、鷹匠、乱波…凄腕の刺客とその恋の行方は。