みちくさをしながら

いろいろあって、生活を見直している日々。

クリアしたけれど…(逆転裁判4)

2007-04-27 18:20:30 | その他のゲーム
「逆転裁判4」クリアしたんですけれどねぇ。
そこそこ楽しみはしたんですが、かなり、モヤモヤした感触が残ってしまいました。
私の個人的な感触として、女性ユーザーを意識するとゲームは緩くなる傾向があるような気がするんですが、今回も残念ながら当てはまってしまった感じです。

まず、システム面ですが、『みぬく』という新システムが導入されています。
これは、法廷での証言にムジュンはないがウソを隠している場合、仕草に動揺が現れるのでその仕草を『みぬく』というものなのですが、これが、正直つまらない。
と、言うのも、その証言にウソが含まれていると言うことはあらかじめわかっているわけです(主人公の腕輪が揺れるということになっている)。
なのに、小さな、本当に小さな『仕草』の変化を見つけないと先に進めない。
しかも、この仕草が、推理が必要だとかストーリーに関わっているとかいうものでもなく、単なる間違い探しみたいなものなんですよ。
これがゲームの流れを止めてしまうんですね。
法廷のスリリングな応酬が『逆転裁判』のウリなのに、その爽快感を奪ってしまってどうする、という感じなんですが。

女性ユーザーを意識したので推理ではなく直感で解ける部分を作ったのだとしたら、まあ、なめられたものだな、としか言いようがないのですが。
もっとも、「女性ユーザーを意識した」というのは、キャラデザインをみた私の感想でしかないので、見当違いな意見かもしれません。

あとストーリー上でも不満点がありました。
以下はネタバレになります。

最終章の裁判は『裁判員制度』が導入されます。
設定としては、裁判員制度のモデルケースとして施行していることになっています。
それはいいんですがね。
問題なのは、その裁判の設定をしたのが『成歩堂龍一』なんですよ。
事件の選定から、弁護士(もちろん主人公のオドロキ君)・裁判員の人選まで(おそらく検事も)、全て!
弁護士資格を奪われた男が何をどうしてそんな権力を…というのは、この際、置いておくとしても。

完全にストーリー上の主人公は『成歩堂龍一』になってしまいました。

過去の事件が現在の事件と絡み合うのは『逆転裁判』らしい部分なのですが、その事件はオドロキ君の事件ではなく『成歩堂』の事件です。
しかも、証拠集めまで成歩堂がおこなってしまうのです。
もちろん、誰が証拠集めをしようがプレーヤーが操作していることは同じなんですけれど、それは裁判のための証拠集めではなく、弁護士資格を失った男が既に終わった事件について淡々と関係者の回想を集めているにすぎず、緊張感が生まれません。

法廷パートも、全てを把握した絶対者のような成歩堂の前では、主人公が自ら真実を切り開く爽快感がない。
つうか、法廷パートの入った時点でほぼ全ての筋書きが見えてしまっているのですよ。
あげくの果てに、法廷で、最後に真犯人を追いつめたのが『裁判員制度』では、成歩堂の手の内で踊らされた感が拭えません。

推理ゲームでは、プレーヤー=主人公という視点がしっかりしている方が、自ら推理するバーチャル感が味わえると思います。
まあ、作り方次第だとは思いますが。

最後に、『裁判員制度』じゃなくても『疑わしきは被告人の利益に』という原則から、この絵瀬まことちゃんという被告人は無罪になるような気がします。

「くらえ!」逆転裁判4

2007-04-20 01:16:51 | その他のゲーム
10kgを超えたおチビを抱えての病院通いで、すっかり腰を痛めてしまいました。
(ウチのおチビはまだ歩けないんだよん。)

そんな女房の腰を不憫に思ったか、土日にダウンしたことの罪滅ぼしか、旦那が『逆転裁判4』をお土産に帰宅しました。
ちょっと前に、丸山弁護士がCMに出ていたアレですね。
ゲームの詳細については公式サイトを見ていただくとしまして(『逆転裁判シリーズ公式サイト』)ちょこっと、感想などを。

このシリーズは、1から3までプレイしてきたんですけれど、今回は女性ゲーマーを強く意識しているような気がします。
まだ、序盤を終えたばかりなんですけれど、ストーリーやゲームの難易度としては今まで以上に楽しめる作りですよ。もちろん男女問わずね。
じゃ、どこが女性向けかって?
そりゃー、もちろん、キャラですよ。
今までの逆転裁判は、巨乳のボディコンから少女系まで女性キャラは豊富に取り揃えていたんですが、男性キャラについては、主人公と御剣検事以外は、まあ、正直なところキワモノ的な人物造形だったわけです。
それが、今回はどうでしょう。
男性キャラが美形だことっ!それもタイプが熱血青年、クールメガネなどなどよりどりみどり(笑)

私としては、クールメガネの我流弁護士も捨てがたいのですが、1~3までの主人公だった成歩堂くんに『萌え』でございました。
優秀な弁護士だった彼が、『ある事件』(まだわからないんだ~)をきっかけに法廷を追われて、今では酒場のピアノ弾きになってるようなんですが。
それがまた、いや~、いい枯れっぷり、というか(笑)
どうも、挫折した男というのは、私のツボをぐりぐり刺激するようです(笑)
(そういえば、この前やった「ウィッシュルーム」の主人公も挫折した刑事でした~。)

かように、男性キャラの立ちっぷりに比べて女性キャラの影が薄いのも、今回の特徴かな~。
男性のオタクをターゲットにするなら考えられないキャラ設定ですよ。

そういえば、「レイトン教授と不思議な町」(公式サイト)も声優に大泉洋を起用していたし、かなり女性層を意識している印象がありましたが。

DSがそれだけ女性に受け入れられたってことなんでしょうね。

もう今年はインフルエンザも沈静化に向かっているらしいが

2007-04-17 01:46:49 | 雑記
旦那、週末に病院に行ってきました。幸いインフルエンザではなかったようです。

それにしても、先週はおチビも一日・二日おきに病院に通っていました。
入院じゃなかっただけマシだと思わなくちゃ行けないんですけどね。
でも、混雑した待合室で1時間、2時間待ちになると別の病気をもらいそうで嫌ですよ(私の菌は、病院でもらったと思う)。
今回も周りはゴホゴホやっているし、診察室から『インフルエンザ』って声が聞こえてくるし、おチビはマスクを嫌がるしで、お母ちゃんはかなりナーバスになっていました。
もっとも、ゴホゴホが皆インフルエンザってわけじゃないのはわかってるんですが。
報道では感染のピークは超えたということですが、油断はしちゃいかんですね。

ところで、待合室で女性週刊誌を見ていたら、ちょうど『タミフル』に関する記事が載ってまして。
そのタイトルが『これでもあなたは子どもにタミフルを飲ませますか』
女性週刊誌の記事が扇情的なのは今に始まったことじゃないんですけれど、こういう命に関わることまで感情を煽るような紙面作りってどうなんですかねぇ。
それにこの記事に限った話ではないのですが、必ずお決まりのように『日本人は薬に頼りすぎ』というオチを持ってくるのも気になるんですよねぇ。

と言うのも、ちょうど待合室にいたときに診察室から、「もう知っていると思うけれど、君は10代だからタミフルは出せないよ」って言っているのが聞こえてきちゃったんですよ。
なんだか、『出した方がいいと思うけれど、出せないよ』ってとれる言い方だったのが気になって。
まあ、他の薬は処方されていたみたいだし、もう1人で病院に来るような少年(たぶん中学生か高校生)だから、タミフルに頼らなくても大丈夫なのでしょう。
医者もちゃんと個別のケースごとに対応していると信じたいのですが。

今回、もろもろのタミフルに関する報道で気になったのは、薬の副作用を重視するあまりインフルエンザそのものを軽視する傾向が見られたことです。
だから、『薬に頼りすぎ』という言説が出てくるのだと思いますが。

でも、例えば、ですよ。

高熱を出してグッタリしている子どもを病院に連れて行ったのに、医者が「インフルエンザだから、寝ていれば治ります」といって全く薬を出さなかったら、その親は納得できるのですかね。
そんでもって、帰宅したら子どもの容態が急変して肺炎になったりインフルエンザ脳症などの合併症を起こしたら、「寝ていれば治る」と言った医者の診断を『医療ミス』だと絶対に言わない覚悟があるんですかね。
子どもの容態なんか、半日で急激に悪化したりするもんなんですよ。

あるいは、幼い子を「薬に頼らなくても治る」と病院にも連れて行かず合併症を起こしたら、どうするんですかね。

そもそも、日本でタミフルがよく使われるのは、国民皆保険制度のおかげでとりあえずお金の心配をしないで迅速に(48時間以内に)医療機関を受診できるからではないのですかね?
医者だって、効く薬があるのならそれを使わない手はないと思うでしょう。
それは『薬に頼り過ぎ』と責められることなんですかね?
耐性菌の出現を心配する声もありますけれど、それだったら他の抗生物質も同じことで、何もタミフルだけが責められる筋合いではない。

私自身は、タミフルの効果と比べて副作用のリスクが騒がれるほど高いとは思えないのですよ。
少なくとも『全面禁止』にするほどだとは思えない。
この薬がこれだけ騒がれたのは、副作用(じゃないかもしれないけれど)が『異常行動』であった、という点にあったのではないですかね。
つまり、ニュースとして『面白みがあった』からなのではないか、と。
だいたい、これだけ騒がれたら、ノセボ効果(偽薬でありもしない副作用が出ること)が出てくるんじゃないか、と。
タミフルの副作用は「精神面への効果」なのだしね。

まあ、私の見方は、ウチのおチビが確実にタミフルを処方されるハイリスク群(心肺に障害がある)にあることに影響されていると思いますよ。
私と旦那も、おチビに移さないためにインフルエンザにかかったら処方してもらうつもりだし。
だから、どうしても「処方OK」にバイアスがかかりがちです。
普段健康なお子さんを持つ親御さんは、やっぱり、悩むでしょうね。

でも、薬のリスクばかり見て病気のリスクを無視する傾向というのは、やはり、おかしいと思うのですよ。

(追記)ちょっと書き忘れたことがあったので、追記をば。
もちろん、今でも10代以下の子どもにはタミフルが処方されうるわけです。懸念されるのは、『タミフルが怖い』という印象が広がることで、処方された薬を飲みきらずに、症状が多少良くなったところでやめてしまう親御さんも出てしまうのではないかということです。薬についての知識がきちんと周知されず不安を煽る、この状況というのは耐性菌の出現にせっせと手を貸しているということになりかねないのでは、と。

やられた~

2007-04-13 23:46:02 | 日常の出来事
体調不良はまだ続いています。
明日になれば旦那が休みだ、少しは休めるぞ~って思っていたら…。

帰ってくるなり「やられた~」と、飯も食わずにダウンしちまいました。
喉の痛みと倦怠感、熱っぽく寒気もするらしいです。
とにかく動けないらしい。
旦那は、かなり我慢強い方なので、相当なやられっぷりと言えます。

まだ、私も吐き気と下痢でけろけろけろっぴなんですがね。
土日で身体を休めるどころか、旦那の看病もしなくちゃいけないよ。
まあ、困ったときはお互い様なんだけど、くそー、今回ばかりはババを引いた気分だぜ。

子育て中は、親は何より身体が丈夫じゃなきゃ大変だよ。
でもさ、親になったからって、急に身体が丈夫になるわけじゃないんだよ~。


それにしても、旦那、インフルエンザじゃねえだろうな。
明日病院に行くって言ってますが。

油断した

2007-04-10 00:15:01 | 日常の出来事
おチビがまた気管支炎だ。
この冬は暖冬だったこともあって、たいした風邪もひかなかった。
それを体力がついたからと思っていたんだな。
いや、確かに体力もついているんだが。

子どもの病気ははあっという間に悪化する。
特に、咳は怖い。
体力を消耗するから、昨日まで元気だったのが、あっという間にぐったりしてしまう。
まだ、SPO2が95だったので在宅だが、今後の様子次第ではまた入院かも。

親もあまり寝られなくてツライのだが、まだ勝負は始まったばかりなのだ。キツイなぁ。

北国の春ってこんな感じか?

2007-04-02 01:13:30 | 日常の出来事
以前、北海道は春になると桜から何からいっぺんに花開くって聞いたことがあるんですけれど、今年はウチの近所もそんな感じ。
今日、近所の公園に家族で桜を見に行ったんですよ。

その公園は、武蔵野の雑木林の面影を残している場所で、里山の草花もいろいろと咲いていましてね。
いつもの年だと、コブシが散り始めるとソメイヨシノが満開になり、地上ではカタクリ、ニリンソウなど、いわゆるスプリングエフェメラルの季節。
短い早春が終わるとスミレが咲き始める…ってな具合なんですけれど。

今年はカタクリとスミレが揃って咲き乱れていましたよ。コブシやモクレンはもう散っていたし。
ウチではハナカイドウが既に満開。道中のお宅の庭先ではアヤメが咲いていました。
園芸種は早咲きのものもあるからおかしくないのかもしれませんが、まあ、いろんな花々がいっぺんに開花した感じです
まだ4月になったばかりだというのにゴールデンウィークのような変な暖かさですから、花も慌てたのかも。
きれいといえば、きれいなんですけれど、ちょっと風情がないかなぁ。

でも、散歩には絶好の日和。おチビもご機嫌でした。