弘法大師を祭っている石の祠がある「鶏足山(けいそくさん)」の山頂
山頂に立っている弘法大師と鶏足山の由来を書いた看板
由来部分をトリミングして拡大した写真
奥日光に出かけたいけれども、スタッドレスタイヤに履き替えてないので
雪が無くて、尚かつ展望のよい山に登ろうと考え、茨城県と栃木県の県境
にある「尺丈山」と「鶏足山」に登ることにした。
一般道を走って筑波山を越え、吾国山の道祖神峠も超えて笠間から61号
線で中山峠を越えるという、峠越えを3回もして尺丈山に着いた。
地元の人が下草刈りで汗を流している。
よく手入れされた登山道を登って、休憩小屋の展望テラスに出たが、空は
晴れて日も出ているのに、遠くの山並みは霞の彼方に消えて富士山は
見えず、日光も那須も霞んだ稜線を見せているだけだった。
奥久慈の八溝山や男体山、日立の高鈴山を数枚撮影して、早めの食事にした
山頂の尾根は平で長く、そこのベンチで休んでいると、さんさんと降り注ぐ
日の光に、眠りの世界に引き込まれそうになる。
一番奥の三角点のある山頂に行くと、杉木立で展望はないが、県境の山らしく
栃木の登山家達が下げた山名プレートが数枚かけられている。
惜しいことに、この山は山渓の「茨城県の山」に載っていないのだ。
この山を紹介している本は、宇都宮ハイキングクラブ編の「栃木の山140」
という随想社が出版している本である。
尺丈山は2010年12月に3回も登っているので、今回は早々に下山して
次の目的地「鶏足山」に行くことにした。
鶏足山は県道226号線の城里町上赤沢にある。
2011年に数回登っているので、初めてではない。
でも上赤沢に着いてびっくりした。
県道の脇に登山者専用の立派な駐車場が出来ていたのである。
前は登山口のそばのスペースが駐車場所だった。
鶏足山登山者用の専用駐車場で、舗装された20台程度の広さがある。
しかも白線で区画割りされているのできちんと駐車できる。
小さいながらもトイレも完備しているので安心である。
一角にはテーブルとベンチも設置されていて、登山の支度も楽に出来る。
駐車場の脇から林道中ノ沢線を歩いて登山口に向かうのだ
林道から見た駐車場、登山者用に橋もかけて使い勝手も良い
城里町の本気度が伺える施設だ。
この道を登山口に向かう。右前方の人家の後ろに赤沢富士の
山が見える。
今回歩いた鶏足山(けいそくさん)と焼森山(やきもりやま)の軌跡図
地図の中の黄土色の帯が栃木と茨城の県境で、左が栃木、右が茨城
「 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)
数値地図50mメッシュ(標高) 及び数値地図10mメッシュ(火山標高) を使用した。
(承認番号 平22業使、第446号) 」
鶏足山のハイキングコース案内は、城里町のホームページから
ダウンロード出来ます。
こちらをご覧ください
最初、私がとまどったのは「赤沢富士」という山が、御前山の近くにも
有るので、頭の中が一時混乱した。
「?!」という感じである。
右手に金網で囲まれた変電施設がある。そこが登山口で
大きな案内絵図の看板が立っている。
登山地図の入った入れ物もあるが、今回は空だった。
面白いのは入口に登山用の杖まで備えている。
鶏足山の案内絵図
林道から右に入って、金網のフェンスの前を登ってゆく
補足説明、私の軌跡図の中に駐車場の上の方に「裏登山口」と
ポイントされているのは、林道中ノ沢線のもう一方の出入り口で
林道を周回することが出来るし、登山道とも交差しているので
登山道としても利用できるので、町のガイドにもそのように
表示されています。
続く
以前のブログ「花と山を友として」で書いた「尺丈山」の記事は
こちらです。
この後の記事で展望図や写真も載せています。
但し2014年の夏以降はブログを閉鎖しますのでご了解ください。