KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

小川山・ストリームサイド ほか

2009年06月14日 | フリー(山梨、長野)

天候:/

 当初、谷川でアルパイン(南稜フランケか幽ノ沢中央ルンゼ)を計画していたが、向こうの天気が悪いようなので小川山へ。
 S師・ju9choの東京組、M田・私の横浜組に別れ、前夜発の現地集合とする。
 我々は、M田氏リサーチ済みの川上村某所にて仮眠。
 東屋付きの全天候型サイト(もちろん無料)で、夜半二度ほど激しいスコールがあったらしいが、私はまったく気付かず爆睡していた。
 起きてみれば太陽の陽射しが眩しい清々しい朝で、絶好のクライミング日和となる。

 

 現地で落ち合い、東京組は一日ボルダーに専念、横浜組は午前中ルートで午後からボルダーとし、行動開始。
 午前中は「しゃくなげ遊歩道」周辺で。我々は「ストリームサイド・エリア」へ。
 グラグラする木橋を渡って小川を渡り、岩場へ到着。
 「ストリームサイド」の岩場は一階、二階・・と分かれており、まずは一階から取り組む。

【ストリームサイド・エリア】
マリリン
 5.9 MOS
 アップで。
 短いフェース。
 出だしが手・足ともにちょっと細かいが、真ん中から上は簡単。
 右の壁を使ってもいいらしいが(?)、もちろん使わないでやった。
 
 
松虫草 5.11a RP(3便)
 被り気味の短いフェース。
 M田氏が先にマスターでお手本を示し「ぜひFLしてください。」とプレゼンされるが、2B目上、左手カチから右手ホールドの位置がわからず、探しているうちに力尽きてテンション。

 2便目、ホールドもわかり意を決してトライするが、今度は気持ちが入り過ぎ。途中で手順を間違え、またテンション。

 で、三度目の正直。これで落とせなかったらトラウマになるなぁと若干プレッシャーを感じつつも、何とかクリア。
 ホールドは、ほとんどガバ。位置がわかってしまえばお買い得だし、グレードも甘いと言われればそれまでだが、自分にとってはこれが外岩初の11a。
 「やっとかよ」と言われそうだが、やはり嬉しい。まあ、ここで3便出して登れなかったら「登攀能力」より「学習能力」の方を疑われそうだが・・。
  右側の薄被りの岩が「松虫草」
 続いて二階へ。

Love or Nothin' 5.10a ★★ MOS
 浅い凹角の垂直フェースで、見栄えが良い。
 ホールドは基本的にガバ。上部はフレークを使ってレイバックで。
 ボルト間が若干遠いのとちょっと岩が脆い所がある。(終了点近くに土で半分埋まった大きな浮石があったような?)
 それ以外は実にスッキリしており、「小川山物語」「小川山ストリート」(5.9)の次のステップとして最適。
 

鵯漏斗 5.11a ★ TR ○
 「ヒヨドリジョウゴ」と呼ぶ。(植物の名前らしい)
 M田氏がマスターでリードするが、私はビビってトップ・ロープでトライ。(情けない・・)
 1便目、スタートしてすぐが細かく、ちょっと難しい。手順足順を間違え仕切り直し。
 2便目、何とかノーテンでTopOutするが、2~3B間のランナウトが怖くてリードする気になれない。傾斜はそれほどキツくないのだが・・。
 RPはまぁ、そのうち・・。
 

ピットタッチ 5.10c ★★ TR→RP
 ちょっと手強そうだったので、まずはTopRopeでリハーサル。2便目でソツなくRP。
 おそらく上部の小ハング(?)を右に回り込む所が核心だろうが、手順がわかってしまえばそれほど難しくない。
 そのまま右のテラスへ逃げたくなるが、実は小ハングをまっすぐ行った方が簡単。

 その他、M田氏はTop Ropeで5.12の課題にトライ。
 寝不足で調子が出ないと言いながらも半分ぐらいはこなす。
  5.12のルートでムーブを探るM田氏
 
 それにしてもこのエリア、難しい漢字のルート名が多く一体何と呼ぶのやら。
 近くにいたクライマー氏と「まったく、頭悪いんだからルート名はカタカナかひらがなにしてほしいよなぁ。」とおバカな会話を交わす。

 とりあえず午前の部、終了。
 駐車場でS師らと落ち合い、午後からはボルダーへ。

 

【クジラ岩】
穴社員 3級 ×
 今日こそは「社員」になろうと意気込むが、やはりポケットをつなぐところがダメ。
 M田氏、ju9cho氏も共にダメ。S師のみ余裕の再登。
 
 それにしても本日のクジラ岩で一番注目を浴びていたのは、小学三~四年生ぐらいの女の子。
 「エイハブ船長」(1級)に果敢にトライを繰り返し、核心のリップに手が届くたび、周りから「ガンバっ!」の歓声が沸く。
 若く美しいお母様らしき女性も隣の「穴社長」(二段!)などに取り組んでいらっしゃって、我々できないオヤジたちは実に肩身が狭い。
 はぁ~、穴があったら入りたい。(でも穴社員にもなれていない・・)
 
 少女は「船長」を目指し、おやぢは「社員」にもなれず。・・トホホ

【ホワイト・ブロック】
 まずはM田氏に「ホワイト・クラック」(7級)をやってもらう。
 だまされやすいレイバックの向きと曲者の土のマントル。M田氏にも楽しんでもらえたようで何よりです。

ホワイト・ノイズ 4級 ×
 トラバース部分2/3ぐらいまでは行くが、やはり途中で力尽きてポトリ。
 ここはテクというより、やはり、①体重を軽くし、②腕がフレッシュなうちに、③ホールドと手順を覚えて、一気にサクサク行くしかないように思う。
 途中でホールドに迷ったりして立ち止まるとまずダメ。
 M田氏もいいところまでいくが、やはりダメ。

【ヴィクター】
8級 
 コンケーブ側の右端の方。
 ju9cho氏→私→M田氏と順番にやる。体感としてはアルパインのⅢ+。
 まぁ、これはできないと。

コンケーブ 3級 ×
 これも前からの宿題。二手目ガストンからリップ下の左手カチを取るところで、どうしてもバランスが崩れてしまう。ju9cho氏、M田氏もやはりダメ。
 S師は長いリーチでガストンで中継することなく一気にカチを取るムーブで余裕の再登。
 

 夕方になり空模様も怪しくなってきたので、本日はここまで。
 午前中のルートはそれなりの収穫を得たが、午後のボルダーは相変わらずボロボロ。

  おやぢれんじゃぁ・ボルダー班
 

 最後はM田氏とR16号淵野辺近くのラーメン屋「夜鳴き亭」で〆。
 昭和レトロの店構え、こってり味がなかなか良い。☆☆☆☆★
 



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4 コメント

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初11♪ (すぎ家)
2009-06-19 15:18:36
おめでとうございま~す♪

松虫草は短いけどボルダーちっくで面白いですよね~。
とはいえ、私はまだRPしてませんが・・・。

またどこかでご一緒できれば良いですね
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ありがとうございま~す♪ (現場監督)
2009-06-19 22:41:07
 おかげさまで・・。
 すぎ家さんもその前の週に行かれてたとは。
 
 後で気付いたんですが、あのエリア、「マリリン」とか「オードリー」とか「ブリジッド」とか外国映画の女優シリーズなんですね。
 お買い得のイレブン課題あったら教えてくださいな。
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ストリームサイド (鈴木牧え)
2009-08-25 10:04:08
こちらにストリームサイドの解説があります。ご参考までに↓↓↓
http://wagayuku.blogspot.com/2009/08/blog-post_24.html
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Re.ストリームサイド (現場監督)
2009-08-25 23:09:23
鈴木さん、こんばんは。
いやぁ漢字の勉強になりました。ありがとうございます。
秋になったらまた行ってみようと思います。
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