天候:/
当初、谷川でアルパイン(南稜フランケか幽ノ沢中央ルンゼ)を計画していたが、向こうの天気が悪いようなので小川山へ。
S師・ju9choの東京組、M田・私の横浜組に別れ、前夜発の現地集合とする。
我々は、M田氏リサーチ済みの川上村某所にて仮眠。
東屋付きの全天候型サイト(もちろん無料)で、夜半二度ほど激しいスコールがあったらしいが、私はまったく気付かず爆睡していた。。
起きてみれば太陽の陽射しが眩しい清々しい朝で、絶好のクライミング日和となる。
現地で落ち合い、東京組は一日ボルダーに専念、横浜組は午前中ルートで午後からボルダーとし、行動開始。
午前中は「しゃくなげ遊歩道」周辺で。我々は「ストリームサイド・エリア」へ。
グラグラする木橋を渡って小川を渡り、岩場へ到着。
「ストリームサイド」の岩場は一階、二階・・と分かれており、まずは一階から取り組む。
【ストリームサイド・エリア】
マリリン 5.9 MOS
アップで。
短いフェース。
出だしが手・足ともにちょっと細かいが、真ん中から上は簡単。
右の壁を使ってもいいらしいが(?)、もちろん使わないでやった。
松虫草 5.11a RP(3便)
被り気味の短いフェース。
M田氏が先にマスターでお手本を示し「ぜひFLしてください。」とプレゼンされるが、2B目上、左手カチから右手ホールドの位置がわからず、探しているうちに力尽きてテンション。
2便目、ホールドもわかり意を決してトライするが、今度は気持ちが入り過ぎ。途中で手順を間違え、またテンション。
で、三度目の正直。これで落とせなかったらトラウマになるなぁと若干プレッシャーを感じつつも、何とかクリア。
ホールドは、ほとんどガバ。位置がわかってしまえばお買い得だし、グレードも甘いと言われればそれまでだが、自分にとってはこれが外岩初の11a。
「やっとかよ」と言われそうだが、やはり嬉しい。まあ、ここで3便出して登れなかったら「登攀能力」より「学習能力」の方を疑われそうだが・・。
右側の薄被りの岩が「松虫草」
続いて二階へ。
Love or Nothin' 5.10a ★★ MOS
浅い凹角の垂直フェースで、見栄えが良い。
ホールドは基本的にガバ。上部はフレークを使ってレイバックで。
ボルト間が若干遠いのとちょっと岩が脆い所がある。(終了点近くに土で半分埋まった大きな浮石があったような?)
それ以外は実にスッキリしており、「小川山物語」「小川山ストリート」(5.9)の次のステップとして最適。
鵯漏斗 5.11a ★ TR ○
「ヒヨドリジョウゴ」と呼ぶ。(植物の名前らしい)
M田氏がマスターでリードするが、私はビビってトップ・ロープでトライ。(情けない・・)
1便目、スタートしてすぐが細かく、ちょっと難しい。手順足順を間違え仕切り直し。
2便目、何とかノーテンでTopOutするが、2~3B間のランナウトが怖くてリードする気になれない。傾斜はそれほどキツくないのだが・・。
RPはまぁ、そのうち・・。
ピットタッチ 5.10c ★★ TR→RP
ちょっと手強そうだったので、まずはTopRopeでリハーサル。2便目でソツなくRP。
おそらく上部の小ハング(?)を右に回り込む所が核心だろうが、手順がわかってしまえばそれほど難しくない。
そのまま右のテラスへ逃げたくなるが、実は小ハングをまっすぐ行った方が簡単。
その他、M田氏はTop Ropeで5.12の課題にトライ。
寝不足で調子が出ないと言いながらも半分ぐらいはこなす。
5.12のルートでムーブを探るM田氏
それにしてもこのエリア、難しい漢字のルート名が多く一体何と呼ぶのやら。
近くにいたクライマー氏と「まったく、頭悪いんだからルート名はカタカナかひらがなにしてほしいよなぁ。」とおバカな会話を交わす。
とりあえず午前の部、終了。
駐車場でS師らと落ち合い、午後からはボルダーへ。
【クジラ岩】
穴社員 3級 ×
今日こそは「社員」になろうと意気込むが、やはりポケットをつなぐところがダメ。
M田氏、ju9cho氏も共にダメ。S師のみ余裕の再登。
それにしても本日のクジラ岩で一番注目を浴びていたのは、小学三~四年生ぐらいの女の子。
「エイハブ船長」(1級)に果敢にトライを繰り返し、核心のリップに手が届くたび、周りから「ガンバっ!」の歓声が沸く。
若く美しいお母様らしき女性も隣の「穴社長」(二段!)などに取り組んでいらっしゃって、我々できないオヤジたちは実に肩身が狭い。
はぁ~、穴があったら入りたい。(でも穴社員にもなれていない・・)
少女は「船長」を目指し、おやぢは「社員」にもなれず。・・トホホ
【ホワイト・ブロック】
まずはM田氏に「ホワイト・クラック」(7級)をやってもらう。
だまされやすいレイバックの向きと曲者の土のマントル。M田氏にも楽しんでもらえたようで何よりです。
ホワイト・ノイズ 4級 ×
トラバース部分2/3ぐらいまでは行くが、やはり途中で力尽きてポトリ。
ここはテクというより、やはり、①体重を軽くし、②腕がフレッシュなうちに、③ホールドと手順を覚えて、一気にサクサク行くしかないように思う。
途中でホールドに迷ったりして立ち止まるとまずダメ。
M田氏もいいところまでいくが、やはりダメ。
【ヴィクター】
8級 ○
コンケーブ側の右端の方。
ju9cho氏→私→M田氏と順番にやる。体感としてはアルパインのⅢ+。
まぁ、これはできないと。
コンケーブ 3級 ×
これも前からの宿題。二手目ガストンからリップ下の左手カチを取るところで、どうしてもバランスが崩れてしまう。ju9cho氏、M田氏もやはりダメ。
S師は長いリーチでガストンで中継することなく一気にカチを取るムーブで余裕の再登。
夕方になり空模様も怪しくなってきたので、本日はここまで。
午前中のルートはそれなりの収穫を得たが、午後のボルダーは相変わらずボロボロ。
おやぢれんじゃぁ・ボルダー班
最後はM田氏とR16号淵野辺近くのラーメン屋「夜鳴き亭」で〆。
昭和レトロの店構え、こってり味がなかなか良い。☆☆☆☆★
松虫草は短いけどボルダーちっくで面白いですよね~。
とはいえ、私はまだRPしてませんが・・・。
またどこかでご一緒できれば良いですね
すぎ家さんもその前の週に行かれてたとは。
後で気付いたんですが、あのエリア、「マリリン」とか「オードリー」とか「ブリジッド」とか外国映画の女優シリーズなんですね。
お買い得のイレブン課題あったら教えてくださいな。
http://wagayuku.blogspot.com/2009/08/blog-post_24.html
いやぁ漢字の勉強になりました。ありがとうございます。
秋になったらまた行ってみようと思います。