エビフライのしっぽ

日々のちょっとした発見をときどき紹介します。
ほとんどはなんてことない日記です。

西村佳哲著『自分の仕事をつくる』

2006年06月29日 | 


原研哉さんの本を立ち読みしてたら、すぐそばに置いてあったこの本。
「なんでこのコーナーに?」と思ったものの、
ちょっと手に取ってみたらおもしろかったので、連れて帰って一気読み。

デザイナー・クリエイターのほか、サーフボードを削るシェイパー、パン屋さん、パタゴニアの社員・・・
「働き方研究家」という肩書を持つ著者が見た、
魅力的なモノを生む人々の仕事報告書です。

西村氏がLingkaranという雑誌に寄せたエッセイで、内容をちょっと垣間見れますのでゼヒ☆

まず、西村氏の「仕事は自分を社会とを結びつけるためのメディア」という考えに共感。
(結婚しても仕事を続ける女性が多いのは、
収入のためというよりも、この意味合いが強いのではないかとも思います。)

そしてこの本に登場する人たちに共通しているのは、
すごくシンプルな理由でその仕事をしているということ。
すごくシンプルな理由でそのワークスタイルをとっているということ。

この「シンプルな理由」が、クセモノですよねぇ。
「これだ!」と思ったあとも「いや、でもさ・・・」とぐるぐるぐるぐる。

なかなかたどり着けない私は、
いまだにあーだこーだ言い訳したり、
自分を誤魔化したりしながら仕事してるかも。
やっぱり、そうやってする仕事は楽しくないですよね・・・反省。

ぐるぐるの円周がだんだん小さくなって、
早くドまんなかに辿り着きたい!!
そうしたら、仕事はもっともっと楽しくなるんだろうなぁ。

いろんなヒントがぎっしり詰まった1冊。
どんな業種・職種の人にもおすすめです!!

マンゴージャム♪

2006年06月28日 | 横浜あたりのモロモロ


ふらりと通りかかったジョイナスのB1Fに、
cerfeuil」という自然瓶詰食品やさんを発見!
ジャム、フルーツソース、ドレッシング、ステーキソース、オリーブオイル・・・
かわいらしいシンプルな瓶がずら~りと並んでて、雑貨感覚の楽しさ。

目に留まったマンゴージャムを購入しました。
さっそくヨーグルトにかけて食べてみたら、
果肉もごろりと入ってるし、甘すぎなくていいです☆

上品な細長いガラス瓶に入った「マンゴーソース」なんていうのもありましたヨ。
こちらは、バニラアイスにかけたらおいしそう・・・

いやぁ、マンゴーの季節ですねぇ。
アップルマンゴーを、丸かじりしたいなぁ(笑)。

カレー・パーティー☆

2006年06月25日 | Weblog


ボケボケ写真に写っているのは、
バナナ、ココナッツミルク、ガラムマサラ、アボガド、プチトマト、そして鮭!!

これ全部、カレーの具です。
お鍋の中にはすでにオクラがスタンバイ。

すっかりホームパーティー会場として定着しつつあるお友だち宅で、
愛称「の」氏が気合を入れて作ったカレー。
いやぁ、おいしかった!!!

私は手の込んだ料理はしない(できない)ので、
感心・感激なのでした。
なんにもお手伝いせず、スマソ。

いやぁ、ホームパーティーは楽しくてよいです♪

シンドラー社製だった。

2006年06月17日 | Weblog


小型船舶免許の更新をしに横浜市内の某所に行ってきました。
会場は4階の会議室。

で、エレベーターに乗ろうとしたらシンドラー社製でしたよ。
「点検後、安全は確認されているものの、しばらく休止します。」との張り紙。
せっせと階段で上るはめに・・・ふぅ。

船舶免許の更新では、
屈伸してみせたり、視力検査をしたりという簡単な身体検査があるのですが、
視力検査のみで着席。

講習が始まって、
「みなさん、今日はここまで階段を使ってきているはずなので、
問題なしと判断しました。」という説明を受けました。ごもっとも(笑)!

エレベーターのトラブルって、怖いですよねぇ・・・
会社が23階なんで、港区の事故の報道後はびくびくしながら毎日エレベータに命を預けております。

カレーミュージアムランチ☆

2006年06月08日 | 横浜あたりのモロモロ
今日のランチは横濱カレーミュージアムで。
実は、初「カレミュー」。
入場料がいると思ってたけど、不要でした。

数店舗食べ歩く時間&胃の余裕がなかったので、
『伽哩本舗』にて「焼きカレー:鶏肉」のレギュラーサイズ(1000円)を賞味☆
お肉はポーク・ビーフなど選べます。

オーブンでこんがり焼いたチーズの下には半熟卵が隠れてた♪
鶏肉も香ばしく焼けてて、おいしゅうございましたよ~。



修学旅行中の中学生にまぎれて、しばしカレー・アミューズメント。
思い出したらおなかがすいてきた22:00です。

500円で可士和90P♪

2006年06月06日 | Weblog
いま発売中の『PEN』が「1冊まるごと佐藤可士和。」してますよ~!!
たまたま書店で表紙が目に留まり、即購入。
これまでの代表的な仕事とか、佐藤可士和の成長史とか、盛りだくさん♪

「18才:カロリーメイトをジャケ買い」・・・くすくすっ。



整然としたオフィスや自宅にはびっくり。
こんなにモノがないの!?
不要なものをそぎ落としていった境地はこれか、と。
にんげん、これだけで生活できるのね、と。
私にはムリです。

※『PEN』の出版元って「阪急コミュニケーションズ」だったんですね。
Newsweekとか、FIGAROとかも。これってみんな知ってる常識??

以上、久しぶりの更新でした。。。
ちょびちょびまた「遡り更新」します☆

『ゲルマニウムの夜』@一角座

2006年06月03日 | Weblog
映画『ゲルマニウムの夜』@一角座を観ました。
(原作:花村萬月)



スルメと、スニーカーと、輸入化粧品を眺めながら
アメ横を通りぬけ、上野公園へ。

■□一角座って??□■
一角座(いっかくざ)は『ゲルマニウムの夜』を上映するためだけに建てられた映画館。
上野国立博物館の敷地内にあります。
鉄骨むき出しの体育館のような建物に客席は150席ほどですが、
立派なスクリーンと整った音響設備に「仮設」っぽさはありません。

会場の大きさに見合わぬ人数のスタッフがごていねいにお出迎えしてくれますし、
鑑賞後、日が暮れて薄暗くなった帰り道は、
小ぶりなちょうちんで足元を照らしてくれるというホスピタリティ(笑)
鑑賞券には国立博物館の入場券もくっついているという、
なんともユニークな上映スタイルなのです。

■□で、映画はどうだったかというと□■
花村萬月(はなむら・まんげつ)の原作は暴力と性描写のインパクトが強烈ですが、
それに負けずに読み進めると、みごとな心理描写を味わえます。
宗教要素も相まって、読み応えはじゅうぶん。

これを映画でどう表現するのかには、興味がありました。

結論からいうと、この映画は小説の美しい「挿絵」です。
ストーリーではなく「絵」を観る映画でした。
どのシーンも、美しい絵の連続。
特にオープニングの雪(白)と牛(黒)の映像が、よかったです。

ただしストーリーは、小説を読んで確認しましょう。
たとえば「キックガッツ」のシーン。
「祈り」とか「裏切り」とか、複雑にゆがんだ、哀しい心理が隠れてるシーンなんですけど(読んでみて!)、
映画ではやっぱり伝え切れてない。
滑稽で不可解な場面として、全体のトーンに色を添えるにとどまっています。

朧(ろう:新井浩文が演じる主人公)にナレーションで語らせたらよかったのかな?とか考えたけど、
説明的になってしまってもつまらんしね。

■□楽しみかた□■
1日に4回の上映。
【公園でお散歩+アメ横ぶらぶら+博物館で社会科見学+映画鑑賞&トーク聴講】
をフルコースで楽しむには、午前中に出かけないと時間が足りないかも・・・。
天気のいい日に、早起きして出直したいな♪(「リピーター割引」あり)

■□ゲルマシンガン・トーク□■
土日は18時からゲストを招いてのトークがあるのです。
今回は、大森立嗣(おおもり・たつじ)監督×ホンマタカシ氏!!!
司会進行役もいなくて、トークはちょっとグダグダ(笑)
大森氏は、ホンマタカシ氏の映画『きわめてよいふうけい』(同名の写真集もアリ)で
助監督を務めていたそうで、まさに「満を持して」の初監督です。
映像の美しさはホンマ氏も太鼓判を押してました。
トークの内容から、一部おすそ分け☆
●ホンマ ★大森監督 ○観客

●:あのロケーションはいいよねぇ。どこなの?
★:岩手県××郡。撮影はほとんどその周辺で。
●:北海道とかなのかなぁ、と思ったんだけど?
★:北海道にも行ってみたけど、ちょっと違った。
  壮大すぎて安心感を与えちゃうというか。
  あと、「山」とか「松」も風景に入れたくなかった。
  日本人は、そういうのに対しては先入観みたいのを持ってるからね。
●:確かに日本ぽさがないよね。お墓のシーンはかっこよかった。
  あれだけ引いて撮る、っていうのは勇気がいるんだよ。
  CMの仕事とかでも、「もっと引いて」って言われたりするんだけど、
  「この監督、わかってて引けっていってるのかな?」とかね(笑)
  撮影はどんな人?
★:カサマツさんの一番弟子。
●:いいね。
★:撮影に入る前に一緒にいろんな映画をいっぱい観て、
  こういう感じ、とかを話しました。
○:どんな映画を?
★:ベルトリッチとか。
○:ホンマさん、写真と映画は違いますか?
●:全然違います。写真は「断片」ですから。
○:大森さん、花村萬月さんの原作を読んで、
  どんなところが気に入って映画にしようと思ったのですか?
★:彼の小説はいくつか読んで好きだったけど、これは特に好き。
  どうせ撮るなら、他の人が映画にしないものを撮ろうと思いました。
○:お互いに「コイツはすごい!」と思うところは?
●:大森くんはインテリだよね(笑)
  映画パンフのコメントとか、意味わかんないもん。
★:あとで説明します(笑)
  あれ、わかんない?わかんないかぁ・・・
●:いつかは撮るんだろうな、と思ってました。

覚えてるのはこのくらい。
以上、半分は自分のための覚書でした。
長くてすみません・・・
そろそろ梅雨入りっぽいですけど、晴れ間を見つけて散歩がてらどうぞ☆