熊取見張り番  私も結成にかかわって、新しい「熊取町を良くする住民の会」が発足しました。あなたもご一緒にどうぞ!

会の構成員も目標も違いますが、類似点も多いです。大浦の責任で、見張り番と「住民の会」情報を区別をつけて発信します。

中西熊取町長への公開質問状

2008年07月05日 | Weblog

                                          2008年7月4日
熊取町長 中西 誠 殿
                              熊取見張り番 世話人 大浦 正義

              今勝裁判についての公開質問状

  6月16日付け「今勝裁判についての要望書」を提出して、熊取町が勝利判決を実現するうえで幾つかの問題「不十分さ」があることを指摘し、改善の方向を提示しました。その後、裁判への姿勢や取り組みは改善されたでしょうか。五つの重要な問題について10項目の質問をします。各質問(①②などの小項目を含む)に対して、速やかに文書による回答を求めます。また、7月8日面会時に口頭で回答していただくことを要請します。

第一に、勝訴するためには原則的かつ攻勢的な姿勢を確立することが重要です。
(1)裁判は「証拠(多くの事実の提示とその証明)及び主張と論証の合理性・合法性、さらに社会的世論の評価・支持」により裁判官を説得する彼我の熾烈な闘いであり、当事者は決して受動的な「まな板の鯉(またはピラニア)」(顧問弁護士の発言)ではありません。町長及び顧問弁護士が勝訴をめざして、原則的かつ攻勢的に闘う決意をもつことが決定的に重要です。その決意を表明できますか。
(2)町内の建設業者(当時、熊取建設業協同組合および組合員であった個々の企業)と行政関係者との不適切な関係(旧弊や因縁)があることは、様々な事情により多くの関係者の知るところです。たとえば、①「先の町長選挙で中西候補と建設業者(組合員企業)の関わりが目立っていた」とか、②「行政関係者の一部に『官製談合』と疑われるような接触があった」とか、③「中西議員の議会発言が、大原住宅2期工事について今勝建設の談合落札を導くことになった」「中西誠議員の言動により百条委員会の談合の真相解明が不十分になった」とか、④「公共事業の入札制度の改善は進んだが、その他の随意契約がほとんど改善されていない」とか、⑤「あの今勝建設が熊取町を被告として裁判に訴えたのは、業者に足元を見られる弱みが熊取町にあるから」「熊取町は被告になって、本気で充分には闘えてない」とか⑥「熊取町の顧問弁護士は建設業組合の関係者とも付き合いがある」など、これらの指摘について、その一つひとつが事実無根であるか否か、具体的に答えてください。
(3)また、それらの関係の有無に関わらず、原則的攻勢的に闘うためには、反訴及び新たの損害賠償請求を実行することは重要です。そのために、①関係企業と新たな緊張関係が生じることを覚悟できますか。また、②上垣町長は「脇が甘かった」と反省しましたが、業者との従来の関係を克服して、業者と適切な緊張関係を日常的に持つことは重要であり、行政のあらゆる部面について「ムダと不正」をなくす行財政改革を中西町長は推進する決意はありますか。③すでに実施した改革、および今後に着手する改革を具体的に例示できますか。

第二に、「不十分さ」を克服することが重要です。
(4)不法行為による損害賠償特約が10%から20%であることのデータを示し、熊取町が20%と設定した根拠を明らかにして、熊取町の財政事情や住民感情から損害賠償の請求が13%弱の8505万円を最終支払いから留保したことの正当性について裁判官の理解を得るように努力するべきです。そして①注民11名による住民監査請求と監査委員の所見および議会決議、当時の新聞報道など書証として、準備書面を提出しましたか。②もしまだなら、提出する予定はありますか。
(5)刑事裁判において被告人ら4名は、検事論告を認め、反省して損害賠償〔金額は未定か不明〕をしたことから執行猶予付きの有罪判決を受け、それを受諾している。しかし、熊取町建設業協同組合とその主要企業、長年の不正行為について犯罪に関与した【6法人8名】は、熊取町民と熊取町に対して誠実ある反省も謝罪もしていない。行政の責任者として①これが重大問題であるとは思いませんか。②熊取町は今勝建設その他関係企業に反省と謝罪を求めましたか。③文書による反省と謝罪を求め、それを公表する意思はありませんか。

第三に、勝訴するためも反訴することが重要です。
(6)原告・今勝建設が検事の論告求刑や有罪判決に思いをいたし、連帯責任を負うべき談合関与の関係業者【6法人8名】が分担して問題解決できるようにするために、しかるべき早い時期に今勝建設など【6法人8名】に対する反訴を実行しなければならない。①反訴の準備は整いましたか。そして②その裁判上の和解が【6法人8名】との間で整うまで、関係企業の入札指名を回避する意思はありますか。

第四に、「談合による損害賠償」請求を5年前まで遡って取り組むことが重要です。
(7)長年の熊取町の平均入札率が異常な高率(95~97%)であり、長年の「談合疑惑」が検察論告及び判決文「談合は長期にわたって計画的・常習的に繰り返されてきた」と指摘しています。①その指摘の裏付けとなる「検察調書と論告、判決」などにより事実を確認しましたか。②少なくとも平成15年度まで過去5年間の公共事業入札に関する関係企業と事案の不法行為・談合を究明・精査して、遡及して新たなもっと多額の損害賠償請求の準備は進めていますか。③「検察調書と論告、判決」など熊取町が取り寄せた資料を関係者に公開しますか。
(8)3ヶ月以内に新たな訴訟を起こし、その損害賠償請求について示談・和解が成立するまで、それらの企業に入札指名を回避する意思はありますか。

第五に、社会的正義と公正を実現ために、町民的な広がりのある闘が重要です。
(9)社会的世論の評価・支持が我ら熊取町側にあることを裁判所(裁判官)に明らかにするために、今後開会される法廷の公開を求め、公開法廷の傍聴席を社会正義と公正を求める多数の傍聴人の熱意で満たす意欲はありますか。
(10)議会及び町職員、並びに熊取町民はじめ広くマスコミにも裁判の経過と内容について、広報その他で積極的に周知するようにしますか。           以 上