熊取見張り番  私も結成にかかわって、新しい「熊取町を良くする住民の会」が発足しました。あなたもご一緒にどうぞ!

会の構成員も目標も違いますが、類似点も多いです。大浦の責任で、見張り番と「住民の会」情報を区別をつけて発信します。

「中西町長に恒常的談合による損害の賠償請求を求める決議」

2010年02月02日 | Weblog
熊取町議会 奥野 博通 議長              
      「中西町長に恒常的談合による損害の賠償請求を求める決議」請願
(1)請願の趣旨
 12月議会において「中西町長は、平成21年度中に住民訴訟の原告主張を受け入れて、熊取建設業協同組合と23業者及び組合幹部に対して、過去5年分の損害賠償請求を実行せよ」と議決して下さい。
(2)請願の理由
 平成19年10月、大原住宅第2期工事の入札における熊取建設業協同組合(以下=組合)主導の今勝建設らによる入札談合が発覚して、4名が逮捕・起訴され、4期目の上垣前熊取町長は就任半年で辞任しました。
後任の中西町長は、翌年1月、本件につての住民監査請求と議会決議に従い、今勝建設ほかに8505万円【(落札金額-最低制限価格)×1.05】の損害賠償を請求した。そして、今勝建設が丸投げした下請け企業への未払い代金から差し引きました。これに対して、今勝建設が起こした民事訴訟の結果、本件における談合の損害の大部分は回復しましたが、全てを回復することはできませんでした。そして、今も重要な問題は、大阪地裁の平成20年4月確定刑事判決と警察・検察調書など刑事確定記録(以下=記録)によって解明された恒常的談合(=組合結成以来の20年にわたる組合主導の組織的常習的な談合)によって、熊取町が被った巨大な損害については、中西町長が未だに賠償請求を実行していないことです。
平成21年3月この記録により解明された恒常的談合の真相と事実及び熊取町が作成した過去5年間、平成15年~19年度の公共工事の入札資料の事実にもとづいて、住民21名が住民監査請求を実行しました。鈴木監査委員は記録の事実を認めましたが、請求は棄却しました。そのため、住民代表4名が「被告・中西町長は①過去5年間の入札のうち、落札率95%以上及び検察調書リスト記載の談合入札、157件について②各談合によって生じた損害【(落札金額-最低制限価格)×1.05=総額8億5983万9750円】を相手方(組合と今勝建設など23社)に損害賠償請求せよ③組合幹部2名にたいしても損害賠償を請求せよ」(訴状の要点)との判決を求める住民訴訟を平成21年5月28日に提起し、半年が経過しました。
この住民訴訟は、平成20年12月19日熊取町議会の「過去の損害回復を求める議決」(略称、賛成11名)の趣旨の適切な具体的実行です。解明された事実にもとづいた私たちの主張に対して、中西町長は、応訴の答弁書で周知の事実に目を背け「不知」を連発しました。住民訴訟に対して、町が談合業者を免罪し、住民と争うことは、町政の深刻な誤りです。町が訴訟を継続することは、町民財産のムダ使いであり、政治的にも道義的にもまったく正当性がありません。よって、上記の趣旨の決議がなされるよう請願します。
以上           
【補足】
★この請願は、4会派代表の4名(文野議員、江川議員、藤原議員、大村議員)に、紹介議員になっていただきました。○議案提案:藤原敏司議員、○賛成者:文野慎治議員、大村敏夫、江川慶子議員でした。
★請願に対する賛否の状況 
賛成議員8=はも谷、田中富士雄、腕野、文野、江川、坂上、藤原、大村、
反対議員4=糀谷、矢野、鈴木、田中正旗、
棄権議員2=白間、渡辺
★議員のみなさんありがとうございました。地方自治における町長・行政執行機関と議会、二元代表制が生き生きと機能し、町長・行政に問題があるときは、議会のリーダーシップが発揮され、町政を正しく導くき、町政が刷新されるよういっそうのご健闘を今後も期待します。