沈丁花が
香ります
生活の色
連れて
何度も
往復した
スーパーへの
道のり
足取りが
軽くなります
そっと
跳ねて
そっと
ヘコんで
デコボコな
毎日は
赤面したり
愛しく思うことも
愉快と
呼んでいます
生活の色に
香りを添えて…
エンジョイ!
少しのことでも
顔に出さず
ほほえんで
いることが
大人になることと
思っていた
けれど
大人になっても
泣く日もあるし
笑顔の後で
深く沈む日もある
天気予報を見ながら
低気圧が
近づいてくると
心(メンタル)にも
傘を用意する
外は雪
チョコレートと
お茶と
すみちゃんの
ウトウトが
傘になって
いる…
静かな夜
心の中に
好きなものが
あること
心が澄んでいくこと
強くなること
温かくなること…
いくつもの
感情と向き合い
寄り添うこと
乗り越えようと
すること
ひとつ
ひとつが
懸命で
そっぽ向かれる
ことも
微笑み返される
ことも
知りながら
大人になって…
ただ
いくつもの
場面で
救われて
きたんだよ…
野花に
恋をして
知りたく
なったから
図鑑を広げて
名前を
探してる
いつか
見たことのある
花…
公園の
タチツボスミレや
河原の
ハマダイコン
みんな
名前があるんだね
可愛い
野花
探している花の名前は
まだわからないまま…
探す楽しみが
できました。
今が
愛しいと
思うのは
いくつもの
別れを
知ったから
雨降る前の
月のように
ほほえんでいるのは
不思議でしょうか…?
空き家の前の
ベゴニアが
遠い春を
連れてきます
わたしの遠い
ふるさとは
心の中に
あるのです
今がうまく
いかない時も
それすら
愛しく思います
空き家の前の
タンポポが
そっと
撫でてくれました