ゆっくり
ゆっくり
好きに
なれたらいい…
例えば
猫のように
お腹を
見せてくれる
まで
時間が
かかるように…
自分を
気長に
待ってみよう
昔より
好きの増えた
日々
散歩が好き
猫や小鳥が好き
野の花が
好き
いつかは
ほのぼのと
人を
好きになれるまで
気楽に
気長に
待ってみよう
その夢には
続きが
あって…
小さな
路地裏を
見つけるような
猫が
毛づくろい
してるような
その夢には
続きが
あって…
紋黄蝶が
ふわりと
飛ぶような
くちなしが
ほのかに
香るような
その夢には
続きが
あって…
輝く方へ
手を伸ばした
先になくて
肩を落とし
俯いた
先で
光ってる
その夢には
続きが
あって…
あなただけの
ストーリー
夢の続きの
夢見よう
土曜日の
フードコートは
子どもが
いっぱい
結婚して
8年
子どもを
諦めた
二人の心にも
小さな
子どもが
住んでいる
時々
しょんぼりで
いつもは
ほのぼのと
笑ってる
私は
わたしを
育てましょう
あなたを
育てましょう
小鳥と猫も
育てましょう
母になろう…
不安が
頭をよぎる
とき
心の太陽を
追って
みる
曇り空も
穏やかに
なってゆく
不安が
頭をよぎる
とき
心の月を
追って
みる
優しい記憶が
大丈夫と
微笑む
小さな頃
ままごとしてた
昼下がり
そんな
ホッと…
ホッとしよう…
紫陽花の
澄んだ
青
いつかの
涙のよう
立ち止まっては
振り返る
愛しい日々
振り返ると
どんな
でこぼこの日々も
なだらかに
なる
人よりも
(ちょっと?)
不器用で
人間らしい
私に微笑む
澄んだ
青
夏が来る