マグニチュード(M)は6・3
マグニチュード6と言えば、新潟中越地震を思い出す。
震度5~7の大きな揺れを記録している。
そんな大きな地震が実は2011年10月21日午後5時3分頃の当地旭川を含む上川地方に起きたと知ったのは、数日経ってからだ。
なんとこのマグニチュード6.3の地震は青森県や岩手県を震度3で揺さぶっていたのだ。そうなると日本中が地震に対して安全な所など無いと実感した。
だが、まてよ。
その日はちゃんと家にいたのだから、大きな揺れなら眠っていても解るし、まだ午後5時のことだからいくらなんでも記憶にある地震のはずだが揺れた覚えは無い。
実はマグニチュード6の地震があったのに、当地旭川は震度1も記録してないという。道内最大震度を記録した中富良野や剣淵でも震度2という驚きの発表だった。
震源地から遠くなるほど震度が大きくなる不思議な現象だ。震源地は当麻町付近だったが、震度1にも満たない揺れだったという。
原因は「異常震域」と呼ばれる太平洋側から北海道の下に深く潜り込んだ太平洋プレート内部で起きた地震だからという説明だ。
震源の真上や近くは地表との聞にある軟らかいマントルなどが地震揺れを吸収したために、大きな震度にならなかったようだ。
ともあれ、いつもこんな地震ばかりでないだろうから安心はしていない。