反格差デモ
反格差デモの発端は、イギリスの暴動であったろうか。
とにかく反格差デモが米ニューヨークのウォール街周辺で始まり、アジアの台湾や東京にもおよぼうとしているらしいニュースを左耳で聞きながら過ごしている。
いったい、これはどういうことだろうか。特にアメリは格差社会を容認していたのではなかろうか。
その最たるものが「アメリカンドリーム」でありとんでもない格差を生んでいるし、その下流にいる社会の人材を公共事業の意味合いがある軍隊が部分的に吸収していた(とはいえ、アメリカの戦争が公共事業とは言ってない)。
それを上流社会が食い物にして軍事ビジネスという循環型で大儲けしてきていたのだろうけど、ここにきてロボット兵器が兵隊にその役割に取って代わってきた影響なのかもしれない。
話は逸れたが、二十一世紀の現在、二十世紀の制度疲労が極まったということかもしれないが、まさか格差社会の否定が共産主義の実験に勢いづかすのかよくわからんが、その共産主義実験中の中国が資本主義を実行している世界の矛盾がここにある。
行き過ぎれば切れ、弛みすぎれば役立たないのは世界共通であるなら、デモも経済も足るを知ってほどほどを目指したい。