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2003年３月 北朝鮮の不安定感に思う
最近、北朝鮮外務省が米国に核攻撃による先制攻撃に踏み込んだ発言があったようだ。北朝鮮に限って、これらの発言はたいした効果無く大国に軽視されているのは事実だろう。
だからといって、危機が無い訳でも平穏な訳でもないのは、2010年11月23日14時34分ごろ突然、朝鮮自民軍が砲弾約170発を発射したからだ。
砲弾は海を越え大延坪島に着弾した。結果、韓国の海兵隊員2名、民間人2名が死亡、海兵隊員16名が重軽傷、民間人3名が軽傷を負い山火事や家屋の火災が発生した。
今年三月に入り北朝鮮の核武装化に歯止めをかけようとする国際社会の圧力強化は中国まで動かし「国連の制裁では最も厳しい」（ライス米国連大使）北朝鮮への国連安保理制裁決議なされた。
我が国政府では、在日本朝鮮人科学技術協会の技術者再入国を禁止する方針を示した。北朝鮮に送金の報告義務も下限額をもっと下げる検討にも入った。
さて、これで北朝鮮が話し合いのテーブルに戻ればよいのだが、そうでない場合は危機がエスカレートするかもしれない。たぶん、延坪島砲撃事件と同じくらいのことは起きても不思議ではないし、それが我が国に向うことは想像もしたくないことだがありうる想定を政府はしておくべきではあろう。
バブルのような突然のアベノミクス好景気に浮かれている今が一番危ないような気がしてならない。
