Kudou's blog

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放射能と京都送り火とぶぶ漬け

2011-08-13 21:58:22 | ブンダーカマーな日々を
 放射能と京都送り火とぶぶ漬け

 「大文字保存会」が送り火に使うからと、被災地のマツに犠牲者の氏名や復興の祈りを書く作業に協力した陸前高田市。それをを京都に送る当初の計画があった。
 もちろん、その薪には放射能は検出されてなかったが、京都から上がった放射能心配の声に、いったん中止になった。

 これについて福島県伊達市の仁志田昇司市長が中止を決定した「大文字保存会」(京都市)などに抗議文を送ったのは当然のことだろう。
 
 そしてこのことが騒動になり改めてまたすることになった。ところが、五山送り火で燃やす計画だった被災マツの薪から放射性セシウムが検出されたため、計画中止を決めたと発表した。

 話は変わるが京都には「ぶぶ漬け」をすすめれても一回だけなら断るという暗黙の了解があるらしい。
 二回勧められてはじめて頂くのだが、一回しか勧められないと、それはさりげなく退席をすすめられているという逆関節技的な作法らしい。
 このぶぶ漬けは嘘か誠かのうわさ話であるが、これはお茶漬けだけでなくお茶やコーヒーや驚くことに座布団にまで応用されるという。
 つまり、もともとする意志のないことに対して、まるでするようなことを言うのが京都風なのかかもしれない。

 そう言う意味での今回の送り火騒動は「ぶぶ漬け」よろしくやる気も無いのに「マツに願いを書いて送り火でも」ということだったのかもしれないと、ふと遠い記憶を思い出しながら長い歴史の町の成せる技の一つをかいま見た気がする。



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