一箱1000円の煙草は反対であり賛成でもある。
その通り、づっとそう思っていた。
煙草一箱1000円は以前から言われていて今年になって初めて流布された訳ではない。
諸外国ではすでに税率が上がり、この価格に近くなってきたということを聞いていて久しい。
(諸外国って何処だ?という突っ込みにはイギリスやフランスの話だ。各国の煙草の価格は
ここ
。)
どうやら歴史的にも煙草への課税及びその増税は国家の財政安定が目的であるらしい。
しかして、歴史的にそうであるから今回も増税というのでは21世紀において人権を重視する我が国とって情けない気がして、そういう意味では煙草が1000円になるのは反対である。
ひるがえって、人権のもっとも重要な部分は健康である。その健康を害することを国家が抑制および、煙草の吸う権利も守るという立場に立つなら、一箱1000円の煙草も社会的には十分に容認できる論理ではなかろうか。しかして、どこの国もこのことは十分に承知していながら国際条約「
たばこ規制枠組み条約
」の文言にも入ってないというのは、どういう事情があるのか推測もできない。
さりはさりとて、煙草税は一般財源だけに使われてよいのだろうか。福祉目的、医療目的税としての二重課税など特例を考えれば増税の賛成も得られる声(票)が増えるように思える。しかして、二重課税は法的に無理があると思うがガソリンなどは揮発油・地方道路税・消費税といっぱいかかっているのでこの方式を採用されてはいかがだろうか?
公衆衛生的にも吸わない方がいいですし煙草を吸うのがカッコイイというイメージも昔のこととなってきたのかも知れません。と同時に葉煙草生産者へのなんらかの手だても国は考えるべきである。