以前他の所でも紹介した事があるのですが、ここでも書いてみます。
トウガタカニモリは、串本周辺でも打ち上げではよく見かける貝で、特に上浦では多い貝の一つです。
打ち上げやヤドカリ入りの物は目につきますが、生きた物が見つかりにくいですね。
この貝は、普段は砂や砂利の中に潜って生活している事が見つかりにくい原因だと思います。
確か2007年に知り合いからの画像にトウガタカニモリの生きた標本があって、それに驚いた事がありました。
と言うのも、そのトウガタカニモリは普段串本で見かけるタイプの貝ではなく、奄美や沖縄で見るタイプのものだったからです。
それまでは、そんなタイプは見た事がなく、2007年に見つかると言う事は、その2~3年前には生息を始めたはずです。
そのタイプも、2009年ごろには生きた物はほとんど見られなくなりました。
今でも死殻は見かけますが、生きた物の生息は解りません。
以前から串本周辺で確認されていた個体は、下の画像のタイプです。

串本町上浦産
このタイプは、今まで見つけた個体の大きさは、35.0㎜から53.5㎜、平均42.86㎜と、大小の差は18.5㎜であまり大きな差はありません。
これに対し、南方系のタイプは、下の画像のタイプです。

串本町田並産

串本町上浦産
このタイプの大きさは、17.7㎜から58.3㎜、平均38.0㎜と、大小の差は40.6㎜とかなり差が出ます。
実に約3.3倍となります。
この南方系のタイプの、小さなものは、ヒメトウガタカニモリと言う名がありますが、単なる矮小型だと思います。
同じ種類の貝で、こう言った別地方のタイプが同所的に棲息するという例は、今まで見た事がなかったので、新しい知見でした。
温暖化?による生息範囲が北に広がった場合は、こう言ったことも今後起こりうる事が考えられます。
トウガタカニモリは、串本周辺でも打ち上げではよく見かける貝で、特に上浦では多い貝の一つです。
打ち上げやヤドカリ入りの物は目につきますが、生きた物が見つかりにくいですね。
この貝は、普段は砂や砂利の中に潜って生活している事が見つかりにくい原因だと思います。
確か2007年に知り合いからの画像にトウガタカニモリの生きた標本があって、それに驚いた事がありました。
と言うのも、そのトウガタカニモリは普段串本で見かけるタイプの貝ではなく、奄美や沖縄で見るタイプのものだったからです。
それまでは、そんなタイプは見た事がなく、2007年に見つかると言う事は、その2~3年前には生息を始めたはずです。
そのタイプも、2009年ごろには生きた物はほとんど見られなくなりました。
今でも死殻は見かけますが、生きた物の生息は解りません。
以前から串本周辺で確認されていた個体は、下の画像のタイプです。

串本町上浦産
このタイプは、今まで見つけた個体の大きさは、35.0㎜から53.5㎜、平均42.86㎜と、大小の差は18.5㎜であまり大きな差はありません。
これに対し、南方系のタイプは、下の画像のタイプです。

串本町田並産

串本町上浦産
このタイプの大きさは、17.7㎜から58.3㎜、平均38.0㎜と、大小の差は40.6㎜とかなり差が出ます。
実に約3.3倍となります。
この南方系のタイプの、小さなものは、ヒメトウガタカニモリと言う名がありますが、単なる矮小型だと思います。
同じ種類の貝で、こう言った別地方のタイプが同所的に棲息するという例は、今まで見た事がなかったので、新しい知見でした。
温暖化?による生息範囲が北に広がった場合は、こう言ったことも今後起こりうる事が考えられます。