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こんな貝が採れた

海岸での打ち上げや、磯採集、漁港での採集と、貝集めのブログです。

シュマダラギリ

2020-03-17 14:27:29 | タケノコガイ科
シロフタスジギリと似ていますが、より太く、色合いも赤みが強く、殻底の白浴びが不明瞭です。


肥後目録掲載標本番号4922
Decorihastula nebulosa Sowerby 1825
タケノコガイ科 シュマダラギリ
串本町潮岬沖ドレッジ揚り 生貝個体 49.3㎜ 1978年採集

シロフタスジギリ

2019-03-01 15:28:37 | タケノコガイ科
殻は細く、低く太い縦肋があり、狭い肋間には刻点状の螺肋が刻まれます。
次種のシュマダラギリに似ていますが、より細いこと、体層周辺に白帯を巡らすことで区別されます。


肥後目録掲載標本番号4921
Decorihastula columellaris Hinds 1844
タケノコガイ科 シロフタスジギリ
串本町潮岬沖ドレッジ揚り 生貝個体 43.3㎜ 1978年採集

ハヤテギリ

2018-08-26 14:00:42 | タケノコガイ科
前回紹介したヤマザキタケと混同されている貝です。
成長肋と螺肋で、布目状となる特徴は同じですが、縦肋はやや粗く褐色の群雲状の模様が出ます。


肥後目録標本掲載番号4918
Decorihastula amoena Deshayes 1859
タケノコガイ科 ハヤテギリ
串本町潮岬沖ドレッジ揚り 生貝個体 42.3㎜ 1978年採集

ヤマザキタケ

2018-05-09 13:15:00 | タケノコガイ科
ヤマザキタケの名前が付けられたのは、名古屋貝類談話会の会誌『かきつばた』です。
そこに載せられている図は、高知県沖の島のドレッジにより得られた貝で、学名のconspersaとは違う貝だと思っています。
その貝は、和歌山でも採れていて、次に紹介するハヤテギリの色の薄い細い型ではないかと思わせるような貝です。
下にあげた物は、フリピン産のconspersaと思われる貝で、この貝はまだ私自身は日本産を確認できていません。
確かに色合いが薄く、刻点状の螺肋は多く低く出ます。


肥後目録標本掲載番号4917
Decorihastula conspersa Hinds 1845
タケノコガイ科 
フィリピン 生貝個体 33.2㎜ 1990年採集

私がヤマザキタケとされた貝だと思っている貝です。

肥後目録標本掲載番号4917
Decorihastula amoena Deshayes 1859
タケノコガイ科 ハヤテギリ(ヤマザキタケ型)
串本町潮岬沖ドレッジ揚り 生貝個体 39.0㎜ 1980年採集