オハイオ州での生活

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ゴミ問題&ディズポーザー

2006-04-14 | ひとりごと
ちょっと、また堅い話です。
こんなことをね・・・悶々と考えてたりするんですよ。
英語のHPを検索してこのことを調べて、あっという間に時間が経っていたり(~_~;)

アメリカではディスポーザーを使うのが当たり前。
流し台にディスポーザーを設置して、生ゴミを全て砕いて水と共に流してしまう。
そりゃー楽ですよね。スイッチ入れて流すだけですから。
日本でも20年くらい前にちょっと流行りましたよね?
日本では顕著に川の水が汚染されるのがわかったから、即中止。(これはあくまでも私の記憶の話です)

それは、日本の下水処理の普及が、アメリカよりも遅れていたからなんですね。
ずっとそれが気になっていて、ディスポーザーを使えませんでした。(-_-;)

アメリカの下水処理普及率は70%。日本は40%らしい。処理のシステムは日本とほぼ同じです。汚水の中から固体の物質を取り除き、乾燥させて肥料にします。残った汚水を酸化用の池に流し込み、バクテリアなどに分解させ、また別の池に移し下水をフィルターで濃し、また微生物に分解させて生物のすめるほど浄化させます。最後は塩素を入れて川へ流すらしい・・・。

生ゴミ回収するよりもコスト的には安く済むし、埋め立てゴミに生ゴミを入れると「生ごみから出るバクテリアは、分解された家庭排水より100倍も強い酸性抽出液や発ガン性物質を生み、地中に染み込んで地下水を汚してしまいます。(日本の場合→)そして、生ごみなどの湿った廃棄物の焼却は、処理温度が低くなるためダイオキシンなどの有害物質を発生してしまいます。」ここここなど参照

「排水処理システム」のある地域であれば、ディスポーザーを利用した方が良さそうです。
ガーデニング肥料の為にコンポストを設置するのは、別の意味でのエコですね。


先日、カリブのARUBAという小さな島へ行きました。
そこにも、大きなゴミの山があって沖合いのボートの上にその悪臭が漂って来ました。(私はダイビングをするために移動中だった)
この島には十分な下水処理システムが普及していないので、水洗トイレだけどトイレットペーパーは流しません。ペーパーはゴミ箱へ。
(ホテルなど自家浄水システムを完備した所は普通に流せます)
ボートについてるトイレも海へ直通の場合は、ペーパーはゴミ箱へです。
自然の浄化力には限りがあります。

海が大好きなのに、自然が大好きなのに、自分たちが汚してる?って思うと悲しい・・・。
でも、それらに触れていたいし。

だから、
小さなことでも、できることから始めたいです。


セヴァン・カリス=スズキさんって知ってますか?
私は数年前に彼女の事を知ってとても感動しました。
先日、彼女の話しがでたので、このブログでもご紹介します。
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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
セヴァン・スズキ (つくし)
2006-04-14 22:34:34
アメリカは特に「使い捨て」の国。とても便利なセントラルヒーティングにしても、窓を開けず自らホコリから来る病気にかかって、薬に頼り芳香剤を巻き悪循環だと思う事が普通じゃない!世界を代表する大国であるならば、戦争に経費を費やしている現状は情けないとしか言えない。

セヴァン・スズキさんの本は知りませんでした。とても興味深いですね。探して読んでみます。

それにしてもHidemiさんは勉強家ですね。
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つくしさんへ (Hidemi)
2006-04-15 02:23:08
同感です。私は彼女の本は読んでないのですが、彼女の講演の一部を知っているだけで、それで十分感動してます。

つくしさんこそ『勉強家』ですよ!英語の本とか沢山読んでるし、その他の分野も幅広いですよね。

私は気になるとと納得いくまで気がすまないのかなぁ・・・。

今年の抱負は『身軽さ=軽やかに♪』なので、あまり考え込まずに『できることから・・・』の気持ちで、精一杯楽しんで行こうと思います♪
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考えさせられます。 (かずぅ)
2006-04-15 05:17:29
先日、夫の同僚の日本人宅にお邪魔して初めてディスポーザーの使い道を知りました。

流しにスイッチがあって入れるとガラガラいうから『うわっ。何だこれ???』って感じだったんですけど

正直、カルチャーショックというか、ビックリしました。

生ゴミをそのまま流すのって。

何となく気が引けるので普通のゴミに混ぜて捨ててしまったのですが・・・。



セヴァン・カリス=スズキさん、初めて知りました。

私もHidemiさん同様、自分が出来ることを自分なりに出来たら良いなと思います♪

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訂正 (Hidemi)
2006-04-16 02:22:08
かずぅさんへ

訂正があったので、修正しました。

生ゴミを分解するバクテリアが、家庭排水よりも地下水を汚すなんて・・・!って事が驚きだったのです。

じゃあ、やっぱり流した方が良いのかい?ってなるでしょ。

何が良くて、何が悪いのかよくわからなくなって、いまでも何を信じれば良いかわからない状態です。

だから、家庭内のゴミを極力減らす事に努め、悶々と考えるのは止めました。

自分でできることから・・・でね。
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Unknown (keiko)
2006-04-16 05:16:36
http://www.chikyumura.org/

これは、高木善之さんのHP『地球村』は、日本で環境問題を考えている人には有名な方かな?参考までに貼り付けておきますが。



日本にいるときに、いろんなことを勉強して『石鹸』も使ったいけれど、それは、パイプを詰まらせたりもして…。どんな手段が一番いいかというよりは、Hidemiさんみたいに、『自分でできること』を、実行することがやっぱりいいかなぁと言う結論ですね。地球はみんな繋がっているんだものね。引力のお陰でみんな足の裏では繋がってるよね。(^○^)だから、自分から始めればいいんだよね。気づいた人から…足の裏からみんなに伝わると思うな。



随分前から台所洗剤も、シャンプーリンスも、洗濯洗剤も、人間にも地球にも優しいものを使ってます。生理ナプキンも、布を使っていましたし。(現在は生理がない(^^ゞ)それは、きっかけとなる人がいてくれたからです。でも、紙の使用量は多い家だわ。^_^;

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「Clean House Clean Planet」 (ゴジママ)
2006-04-16 05:41:11
Hidemiさんは、勉強家だわよ! いつも感心してます。

ところで、環境問題。自分たちが便利であるために、未来の地球を汚したくは無いですね。私は「風の谷のナウシカ」の様な時代がいつか来るんじゃないかと本気で心配している一人です。

それでも、アメリカに居ると麻痺しちゃう。日本では布巾を使っていたのに、キッチンペーパー。ハンカチの代わりにペーパータオル。

冬にインフルエンザが流行って、床やテーブルを拭くのも除菌効果のあるウェットペーパーを使い始めたけど、その前はお酢やベーキングパウダーを使って掃除をしていたのを思い出した。また、そこに戻ろう。気付かせてくれてありがとう。以前まりあさんのサイトで紹介していた「Clean House Clean Planet」(http://www.amazon.com/gp/product/0671535951/qid=1145133340/sr=2-1/ref=pd_bbs_b_2_1/103-6083596-4442236?s=books&v=glance&n=283155)はお勧めです。図書館にありますよ。日本語訳もあるはず。すべて真似は出来ませんが、自分で出来る事をすこしでも・・・ですね。

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keikoさんへ (Hidemi)
2006-04-16 12:42:27
「地球村」知ってますよぉ~

布ナプキンは友人から頂いて、家にもありますよ♪使うのがもったいなかったけど、やっぱり気持良いですね。

考え込むと山にこもってしまいそうなので、そうではなく前に進む事にしました。



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ゴジママさんへ (Hidemi)
2006-04-16 12:51:57
『天使は清しき家に舞い降りる』ですね 。(日本にいた時に読んだよ♪で、いまも重曹と酢でのお掃除は続けていますが、やっぱりそれだけだとディスポーザーが詰まっちゃうの(;O;) それに気付いた時に、やっぱりこのディスポーザーが自然に即してないんじゃないか!?って思ったのよね。

「風の谷のナウシカ」の原作は読みましたか?映画よりももっと切実に訴えるものがあって、私は読んでよかったぁ~って思いました。

全7巻あって、映画は2巻までを編集したもので内容が全然違うの!これは家にあるよ!
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貸して欲しぃ! (つくし)
2006-04-16 20:30:14
Hidemiさん!

「風の谷のナウシカ」の原作全巻持ってるの!貸してもらえますか!前から読んでみたいと思っていたの!

Hidemiさんの都合に合わせて取りに伺います(ピンポンダッシュ?)
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風の谷のナウシカ (ゴジママ)
2006-04-16 22:29:13
全巻、娘が持ってます。映画も良いけど、原作のほうがやっぱり作者の日とする所がわかるよね。

そうそう、尾瀬に行った事を思い出しました。公園内の宿に泊まったんだけど、自然を守るためにお風呂はあるけど、石鹸・シャンプーは禁止、歯磨きも歯磨き粉は禁止。自然を守るために、1泊だけだから我慢です。それでもゴミは出る。それはヘリコプターで運んだり、人が歩いて運んだりすると聞いていました。

でもその直後、実はその大部分を宿の敷地内に埋めていた・・・。ショックでしたね。当時、この宿は「こんなふうに自然を守っています」と言う内容で国語の教科書にまで載っていたのですよ。裏切られた気分でした。自然を守るなんて表向きだけで、やっぱり儲けたかったのねと・・・。でも、誰も行かなければいいんだよねぇ・・・と、泊まった事を後悔してみたり。

科学は進歩していろんな物を作れるようになったけど、それをすべて捨てるべきなのか、それともその科学の力で自然を守って行けるのか・・・難しい問題だよね。
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