システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

(大図研・大会)研究発表.1 日本の大学図書館における学習支援と...

2011-09-03 23:15:05 | 大図研
大図研さんの大会関連の記事を複数投稿します。
いずれも、例によって、自分用のメモなので、不十分さ・テキトーさ・誤解もあるかもしれないことをご了承いただける方のみ、ご覧下さいませ...

■ 研究発表.1
日本の大学図書館における学習支援とラーニング・コモンズの実態
 呑海沙織(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科)


・北米は調査していたが、それ以外に。
・日本も

○ラーニング・コモンズとは
・定義
 「これまで大学図書館がやっていた」との声も
・「総合的にワンストップで」
 別々の場所で提供されていた学習支援サービスを「一箇所で、一度に」
 (*)どのサービスを選ぶかは、各大学のミッションや特色による

・「非図書館中心」
 図書館にある理由、インタビュー
 -中立 
 -従来より学習メディアを提供

・人的資源
 -他部署との連携・協同
 -学生アシスタントの活用(これが成否を分けるのではないか)

・質問紙調査 (2010.7-8月)
 -学習支援に関する資料の提供
 -設備の提供
 -サービスの提供
 -学生スタッフの関与
 -他部署との連携
 -年度計画・評価書等に記載
 -中期目標・中期計画

・調査結果
 -設置率 16%
 -きっかけ
 -設置年 → 中味に疑問も...
 -ラーニング・コモンズの要素
  → 談話スペースなど..."多様化"?
 -中央図書館以外への設置
 -予定 予定なしが半数以上

○まとめ
 (いろいろありますが...)
・設置のきっかけが新築、改築=ハコモノからのスタートという要因も?
・ラーニング・コモンズに対する考え方が「多様」だなと

 #現場の風景の評価・感想が多様なのも当然か。
 #同じ土俵で話をするには?

○質疑
・Hさん(B大)図書館以外にとはどこに?
 →メディアセンターや、自習室の拡充という例
 (Kさん)三重大では、図書館にスペースがなく、図書館が主体で別の建物に

・Hさん(T大) ラーニング・コモンズ、人力、予算、役割...今後図書館がどういう風に動いていくのか
 →大学がどこに注力するのか
 設置予定なしが多いというのも(自分の関心もあるが)意外な印象も。
 UBC。ラーニング・コモンズ・ライブラリアン。学習支援するための各部署との調整。

・Hさん(T大) 学生スタッフ、聞こえはいいが...
 →質のいいサービスを提供するには、、、ある大学図書館、マニュアル10-20?cm。100時間トレーニング
 今後、その点も研究予定。

・小さな大学だと危機感からラーニング・コモンズ。その必然性は?
 →教授法、学習法の変化

・計画が少ないということ
 →職員もレベルアップして、大学の向上に食い込んでいけるのでは。
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