システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

(大図研・大会)利用者支援分科会:利用者参加型サービス

2011-09-03 23:24:34 | 大図研
■利用者支援分科会:利用者参加型サービス
マイライフ・マイライブラリー:学生の社会的成長を支援する滞在型図書館プログラム
山本由美(東京女子大学図書館)

○大学のポリシー:学生一人一人を大切に

○改修
建物は10歳
事務室:職員数 15→7名。1Fで事務室がそれなりの面積を取っていた。

#なるほど「追い出せ参考図書」も結果的に実現されてる。
 参考図書は地下へ

ゾーニングも意識した=多様な使い方

リフレッシュルーム:飲食禁止を言うのも限界
 #ここで食べてもいいとしたってこと?
 #いずれにせよ、素敵な改善

<学生アシスタント> 81名
○学生ボランティア
 20名、自分の読書や勉強しつつ
 活動セット
  名札、腕章、「勤務中です」をOPAC用PCのところに置いておく
 (ブラシも=消しカス掃除用)
  これらのいくつかは、学生ボランティアからの発想
 図書館だより、おすすめ図書ポップ、学生選書ツアー、書評 

○サポーター
○システムサポーター
 PC操作、トラブル対応、見回りつつ
 「PC質問箱」(Web)を作ってくれた
 注意喚起のポップも作ってくれた。
○学習コンシェルジュ
 大学院生
 資料の探し方、レポート・論文作成について、学習全般
 学生にとって、職員よりも聞きやすい様子

○キャリアセンターお薦めの本

○入館者数、館外貸出の推移
・入館者数:2007年度が底で増えている
 #阪大総合図と同じ
・貸出が2009年度に急減しているが、館内で利用した結果 
 「館内の利用統計」:書架に戻す前に、ハンディターミナルで読む。1日3回。

・事前?アンケート:よく使うのは「閲覧席」。いろんな仕掛けをすることによって=資料を使って勉強してほしい。

○学生ボランティア(本人から)
・応募したきっかけ:人がやっているのを見て
・授業の合間で時間の有効活用
・本の場所を教えるだけでなく、次は自分で探せるように
 「伝える力」が難しいと感じる。感謝されるとうれしい。
・「学生の交流の場」になってほしい
 #配付資料なしで、上手に話をしはるなぁ

○学習コンシェルジェ(本人から)
・きっかけ:先輩がやっていて助けてもらった
・利用者と図書館の関係:3回生の時に改修を経験。インプットとアウトプットを図書館でできる。
・意義:学部生の相談に乗るのは、自分のスキルを上げることに。あたまの整理を手伝うよう意識している。
・学生アシスタント同士の?つながりのキープの仕方:隣のシステムサポーターに聞いたり、教えたり。勤務しているボランティアに声かけ。それらを通じてサービス向上。

○学生アシスタントへのアンケート回答の紹介
・自発的に考えるようになった言葉も多い印象
・「楽しい」との声
・ML
○図書館スタッフからのレスポンス、声かけ
○利用者参加による変化
○うまく行かなかった例
 ・システムサポーターで上手く答えられないことが多く、貢献度が低いという自認識。しかし、全くなかったわけではないだろうから。
 「メンター」としての役割ということを仰りたい? (横の学生さんを気にして?)
○学生生活の充実>社会的成長の促進

○まとめ
 ・図書館が身近に
 ・自分から行動を起こす
 ・協働することの意義・楽しさ
 ・学生の図書館利用が増加
---------------

○質疑
・職員数の少なさ。貸出返却は?
 →業務委託(レファレンスも)。どういう要望があるかなど、カウンターに出て、聞くようにしている。
・職員のレファレンスカウンターとの区分け?
 →教員はレファレンスへ。
・事務スペースに作業場所はあり?
 →なし。荷物ロッカーだけ用意。

 →ラーニング・コモンズからスタートしたわけではない。学生に求められているものを揃えた。

・学習コンシェルジェが知られても、質問しにくいことも?
 →実際最初は少なかった。ガイダンス等で顔出し?して、親近感を感じてもらうようにとか。
・学生アシスタント
 学習コンシェルジェ:2000円/90分 システムサポーター:1425円/90分
 サポーター:1425円/90分(学部生)  ボランティア:図書カード1000円/60分の10回
 サポーターが一番人気。漏れた人に他のアルバイトで声かけも。

・すごくパワフルな印象を受けたが
 →最初は静かに仕事をしている感じだったが、入館者数の減少や、せっかくあるのを使ってもらっていない問題意識を話していて、、、
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« (大図研・大会)研究発表.2 文... | トップ | (2011.5.10) NDLサーチの評価... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

大図研」カテゴリの最新記事