DELLの中古パソコンにSolaris 10をインストールしてみた。Solarisといえば先週オラクル社に買収されることが発表されたサン・マイクロシステムズ社のOSで、Linuxが普及するまでは企業アプリケーションでいちばん使われていたUNIXである。現在でも多くのシステムが同社のサーバーで稼動していることを考えるとソフトウェアエンジニアにとっても触れる機会がいちばん多いOSであることには違いない。将来ソフトウェア・エンジニアになりたいと思っている学生であればSolaris環境に慣れておけば大いに役立つことだろう。
Solarisは2005年にオープンソース化したため無償で利用できるようになった。僕自身はSolarisがSunOSと呼ばれていた1990年頃から折に触れて仕事上で使ってきた環境なので、オープンソース化のニュースはにわかに信じられなかった。
最近は中古パソコンといえどもSolarisを動かすのに十分なスペックになってきた。1990年頃200~300万円したSun SPARCstationを個人で所有することなど20代のサラリーマン・エンジニアにとっては高嶺の花だった。それが1万円程度の中古パソコンで動いてしまうのはなんとも楽しいものだ。インストールして何に使うかということよりも「Solarisが動く」ことに意味があるわけだ。(笑)
今のところ使っていないDELL OptiPlex GX270にインストールした。CPU: Pentium4 2.8GHz、メモリー: 1GB、ハードディスク: 40GBである。Solaris 10の推奨メモリーサイズは1GBなのでとりあえずOK。OSのファイルはダウンロードしたものをDVDに焼いて、Solarisで使うファイルシステムはZFSフォーマット、テキスト・モードでインストールしたところ1時間ほどかかった。
起動するとトップ画像のようなログイン画面が表示される。ここで古いデスクトップ環境である「共通デスクトップ環境(CDE)」と新しいデスクトップ環境である「Java Desktop System」が選べる。昔使っていたもっと古い「OpenWindows」デスクトップ環境は既にお蔵入りになっている。僕にとってはCDE環境でさえ新しいのだ。(笑)とりあえずこちらでログインして撮った画面ショットがこちら。クリックすると原寸大で表示する。
共通デスクトップ環境(CDE)
搭載メモリー1GBでもサクサク動く。快適な操作感だ。
いったんログアウトして次に「Java Desktop System」を試す。こちらもほどなくして初めて見るデスクトップが現れた。
Java Desktop System
こちらにはバージョン2ではあるもののFirefoxブラウザが入っていた。CDEデスクトップのほうは同社オリジナルのWebブラウザが入っている。オフィスソフトもStarSuiteというのが標準でインストールされている。つまり無料。Java Desktop Systemのほうは若干動作が鈍く感じたが「重たい」という感じはしない。十分使用できる速さだ。
以下は Sun Studio 12 というCやC++、Fotranの開発環境をインストール中の画面だ。
このようようなわけで、やっとSolarisが僕の部屋にやってきたのだ。
なお、僕と同じようにSolarisをインストールしてみたい方は以下のページを参考になさるとよい。
Solarisインストール虎の巻
http://sdc.sun.co.jp/solaris/installGuide/index.html
Solaris 10で行こう!
http://builder.japan.zdnet.com/sp/06sp0240/story/0,3800082817,20317628,00.htm
Solarisでいきましょか?
http://home.t00.itscom.net/happy7/solaris/
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gooブログ新参者のマサといいます。
すごい面白いブログですね~。
「4次元生物に目はいくつ必要か?」とかw
自分、文系でさっぱり理解できませんでした(`・ω・´;)
3次元+時間で、4次元からは線にみえるってこと?
また来ます~。ヾ(・ω・)
ブログ楽しんでいただけて僕もうれしいです。
僕のブログは文系の人を理系分野に引きずり込んでしまおうというブログなんですよ!(笑)
> 3次元+時間で、4次元からは線にみ
> えるってこと?
いいえ、違うんです。
4次元生物から3次元生物を見るとそのまま3次元で見えます。だけどその中身も見えちゃうのです。
相手が人間だと顔とか皮膚の表面だけではなく、体の中の臓器とかが4次元からは全部見えちゃうわけですね。(気持ち悪いことになりますけど。)
4次元でも時間は相変わらず見えません。時間は3次元でも4次元でも同じなのです。
時間は一次元で常に同じ方向。
立体を切ると平面が出るイメージ=CTスキャンっぽい感じと考えて、四次元生物の目は4次元版CTスキャンで立体に見えるということ?
(`・ω・´)むずかし~。あっ、記事と関係ないコメントですまぬです。では、また~。ヾ(・ω・`)
> っぽい感じと考えて、四次元生物の目は4次元版
> CTスキャンで立体に見えるということ?
はい、そのとおりです。CTスキャンとはいいたとえですね。
私たち人間は立体(3次元)ですが、お互いを見るときはその表面である曲面(2次元)を見ているだけなのですね。ま、それを写真のように平面に押しつぶしても2次元なわけですが。。。