とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
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ニュートン臨時増刊: すぐわかる素粒子物理学

2008年11月13日 13時01分21秒 | 物理学、数学
今回のノーベル物理学賞受賞を記念して、急いで出版したニュートン別冊だ。先生方の研究成果やこれまでの受賞者のことを短い時間でかつ正確に知るにはいちばんいいと思う。

ニュートン臨時増刊: すぐわかる素粒子物理学

ノーベル物理学賞3人同時受賞記念
すぐわかる 素粒子物理学
~湯川秀樹依頼、日本物理学の伝統分野~

今年のノーベル賞は合計4人の日本人研究者が受賞しました。
なかでも物理学賞は受賞した3人がすべて日本人でした。
今回の受賞をきっかけに「素粒子物理学」に興味を持った方も多いはず。

日本人ではじめてノーベル賞を受賞したのは、1949年に物理学賞を受賞した湯川秀樹博士でした。それ以降も、素粒子物理学は日本の得意分野の一つであり、多くの日本人研究者が理論や実験の進展に多くの貢献をしてきました。

本書では、素粒子物理学について、イラストを使ってできるだけ簡潔に解説。
現在の科学者たちが「素粒子」というものをどういうものと捉えているのか、その一端をつかめるようにまとめています。

◆小林誠(日本学術復興会理事)・益川敏英(京都産業大学教授) 6種類のクォークを予言
◆南部陽一郎(シカゴ大学名誉教授) 自発的対称性の破れ

【主な内容】
◆「素粒子物理学」がえがく極微の世界
・素粒子物理学とはどんな学問なのか?
・物質をつくる最も基本的な要素は何か
・1911年、原始の中に原子核が発見された
・1932年、中性子が発見された
・湯川秀樹の画期的な発想
・電荷がプラスの電子が存在する!?
・素粒子「クォーク」の登場
・クォークとレプトンが物質をつくる基本粒子
・宇宙に存在する「四つの力」
・クォーク間には「強い力」がはたらく
・クォークどうしは“色”で結びつく
・クォークは単独では取り出せない
・加速器によるクォークの発見
・「CP対称性の破れ」とは?
・「自発的対称性の破れ」とは?
・小林益川理論を検証した「Bファクトリー実験」
・標準モデルに修正を迫る粒子「ニュートリノ」
・理論的に予想されている「超対称性粒子」
・現在の理論には「ビッグス粒子」が不可欠
・史上最大の粒子加速器「LHC」
・四つの力をまとめた理論が物理学の目標

◆ノーベル賞を受賞した素粒子研究
・ノーベル賞 研究の系譜1
 原子の構造の解明と反粒子の発見

・ノーベル賞 研究の系譜2
 素粒子の発見と、粒子の間にはたらく力の解明

湯川秀樹 キャッチボールされて力を伝える新粒子を予言した
朝永振一郎 「計算を放棄する」発想で素粒子物理学を救った
小柴昌俊 あらゆるものを貫通する素粒子を地価の天文台でとらえた


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