とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています!

宇宙基本法

2007年11月26日 12時48分36秒 | 時事
とうとう手塚治虫の鉄腕アトムのような時代がやってきたのかと錯覚するようなタイトルだが、これは自民党と経団連が推し進めている法案である。

リンクを2つ紹介するが、この法案は宇宙の平和利用とは程遠いもの。軍事路線一直線。もちろん宇宙人による地球侵略から地球を守るための法案ではない。憲法との整合性も確認されないうちから、こんな法律が近未来的な名前のイメージだけで通ってしまっては大変なことになる。

新テロ特措法をめぐって国会は膠着状態だが、宇宙基本法のことも忘れてはならない。これのカバーする範囲は新テロ特措法どころではないのだから。

宇宙基本法の目次、内容のページ:この法案に賛成の立場。
http://www.soranokai.jp/pages/mokuji_3.html

宇宙基本法に注意!のページ:この法案に反対の立場。
http://homepage2.nifty.com/space_for_peace/


以下は11月19日の読売新聞の記事

井上ひさしさんら有識者7人、「宇宙基本法」反対アピール
劇作家の井上ひさしさんら7人の有識者で作る「世界平和アピール7人委員会」は19日、国会に上程され、継続審議になっている「宇宙基本法」に反対するアピールを各党党首に提出した。

アピールでは、同法は宇宙開発を「安全保障に資するように行わなければならない」と規定していることから、「宇宙を軍事の場とする道をひらく第一歩となる」と指摘。宇宙の利用を「平和の目的に限る」とした1969年の国会決議の趣旨に徹することが、平和国家として取るべき道とし、反対の姿勢を打ち出した。

同委員会は、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士ら7人で1955年に発足。以来、川端康成、朝永振一郎、小柴昌俊氏ら歴代のノーベル賞受賞者らが参加した。現在は、井上さんのほか、物理学者の池内了・総合研究大学院大学教授、元国連大学副学長の武者小路公秀・大阪経済法科大特任教授らがメンバーに名を連ねている。

(2007年11月19日20時14分 読売新聞)

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