とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
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朝日カルチャーセンターの講義が終わった

2006年09月23日 00時38分22秒 | 物理学、数学

7月15日の記事に書いた竹内薫先生による朝日カルチャーセンターの「ファインマン講義 重力理論」の講座が昨夜最終回を迎えた。竹内先生はたけしの「コマネチ大学数学科」という深夜番組に出演されている。

7月からこの難解なテキストをじっくり読み込んで理解しようと思っていたのだが、この講座の開講に合わせるように僕の生活に一大事が起きてしまってほとんど読む時間がとれずに終わってしまった。というのも7月中旬にこの日記を通じて僕に縁談話がいきなり浮上し、7月下旬から8月上旬にかけて急展開。そして婚約に至ったのだ。それまで結婚についてはほのかな期待残っていたものの結婚のけの字もないオタク生活をしていた僕にとって大事件である。この日記やHPをご覧になっている方ならご存知だろうが、僕は両親と同居している長男だし年齢も40代前半。一般的な結婚の条件としては不利なほうだ。少子化の申し子のような僕にとって、このような僕に結婚を望んでくれる女性がいたとは、びっくり仰天である。ともかく10月から彼女と新生活を始める準備でいろいろ忙しかったわけだ。彼女は8歳年下で女性で現在アメリカに住んでいる。インターネット時代ならではの出会い。

ま、テキストを読み込めなかった言い訳になってしまったわけだが。

竹内先生の講義は3ヶ月で全6回。この回数で終わらせるにはちょっと内容が濃すぎた感があった。それでも先生はいろいろ理解しやすいプリントを用意してくださって、講義で説明いただいた内容についてはほぼ理解できたと思う。ただ、テキストを読んでいなかったせいで、講義の内容とテキストの記述との関連をつかむのに苦労した。

このテキストを40年前に教えていたファインマンという物理学者は、マンハッタン計画を指揮した素粒子物理学者である。素粒子物理学や量子論によるアプローチからアインシュタインの重力理論(一般相対性理論)を導こうという試みをしたのがこの本の内容である。その試みは挫折したわけであるが、発想の独創性により現代物理学にさまざまな影響を与えた。その意味で読む価値が大いにあるのだ。

竹内先生は10月から12月まで哲学系の講座をされるそうだ。僕のほうは新生活がはじまったばかりで落着かないので、また来年1月から数学、物理系の講義を受講したいと思う。

この3ヶ月間、久しぶりに仕事を離れた分野の講義を受けてとても楽しかった。

参考リンク:
講座で使ったテキストはこれです。(Amazon.co.jp)


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