メシア「量子力学3」
第4部:近似法
第16章:定常状態の摂動論
- 第4部の序説
1:縮退のない準位の摂動
- 摂動のべき級数展開
- 第1次の摂動
- ヘリウム原子の基底状態
- 原子核のクーロン・エネルギー
- 高次の補正
- 剛体回転子に関するシュタルク効果
2:縮退した準位の摂動
- 基礎理論
- スピン-軌道力がないときの準位
- スピン-軌道力、LS結合、jj結合
- LS結合における原子、スピン-軌道相互作用の効果
- ゼーマン効果とパッション=バック効果
- 縮退の除去とHの対称性
- 準縮退
3:すべての次数に対する展開の具体的な式
- ハミルトニアンHとそのレゾルベントG(z)
- λVのべき級数によるG(z), P, HPの展開
- 固有値と固有状態の計算
演習と問題
第17章:時間を含むシュレーディンガー方程式の近似解
- 表示の変更とハミルトニアンの一部分を摂動として取り扱うこと
1:時間を含む摂動の理論
- 遷移確率の定義と摂動による計算
- 核のクーロン励起に関する反古典理論
- Vが時間を含まない場合、摂動のないエネルギーの保存
- ボルン近似による断面積の計算への応用
- 周期摂動、共鳴
2:ハミルトニアンの瞬間的変化または断熱変化
- 問題の説明と結果
- 速い移行と瞬間近似
- 磁場の急激な反転
- 断熱移行、一般論、自明の場合
- 回転軸表示
- 断熱定理の証明
- 断熱近似
- 磁場の断熱的な反転
演習と問題
第18章:変分法とそれに関連した問題
- リッツの変分法
1:束縛状態を決定するための変分法
- 固有値問題の変分形式
- とびとびの準位の変分計算
- 簡単な例:水素原子
- 議論。励起準位の計算に対する変分法の適用
- ヘリウム原子の基底状態
2:ハートリーの原子とフォック=ディラックの原子
- つじつまの合う場の方法
- E[Φ]の計算
- フォック=ディラックの方程式
- 議論
- ハートリーの方程式
3:分子の構造
- 一般論、電子の運動と核の運動の分離
- 固定された核に対する電子の運動
- 断熱近似
- 断熱近似による核のハミルトニアン
- ボルン=オッペンハイマーの方法
- 2原子分子に関するおおよその概念
演習と問題
第19章:衝突の理論
- 序説
1:自由波のグリーン関数とボルン近似
- 散乱振幅の積分表示
- 断面積とT行列、微視的可逆性
- ボルン近似
- 散乱の積分方程式
- ボルン展開
- ボルン近似が有効であるための判定条件
- 1原子による電子の弾性散乱
- 中心力がポテンシャルの場合、位相のずれの計算
- 演算子とみなしたときのグリーン関数、H0のレゾルベントとの関係
2:ひずみ波への一般化
- 一般化されたボルン近似
- ボルン展開の一般化
- ひずみ波のグリーン関数
- いろいろな応用、Tの定義と形式的な性質
- 1/rのポテンシャルに関する注意
3:複雑な衝突とボルン近似
- 一般論、断面積
- チャンネル
- 断面積の計算、T行列
- 遷移振幅の積分表示
- ボルン近似とその一般化
- 原子による速い電子の散乱
- 核のクーロン励起
- グリーン関数と衝突の定常波の積分方程式
- 二つの散乱中心による1粒子の散乱
- 単純な散乱、干渉
- 多重散乱
4:遷移振幅の変分による計算
- 位相のずれに対する停留表示
- 位相のずれの変分による計算、議論
- 複雑な衝突への拡張
5:遷移行列の一般的性質
- 流束の保存、S行列
- ボーア=パイエルス=プラチェックの関係
- 微視的可逆性
- T行列の不変性
演習と問題
第5部:相対論的量子力学入門
第20章:ディラック方程式
1:一般的な序説
- 相対論的量子力学
- いろいろな記号、既約および定義
- ローレンツ群
- 古典相対論力学の復習
2:クライン=ゴルドン方程式とディラック方程式
- クライン=ゴルドン方程式
- ディラック方程式
- 空間ε~(s)の構成、ディラックの表現
- ディラック方程式の共変形式
- 随伴方程式、流れの定義
3:ディラック方程式の不変性
- ディラック行列の性質
- 整時座標系の変換に関するディラック方程式の形式不変性
- 固有群に属する変換
- 空間の反転と整時群
- 共変量の構成
- 形式の不変性に対するもう一つの定式化、状態の変換
- 変化の法則が不変であるための条件
- 変換演算子、運動量、角運動量、偶奇性
- 保存法則と運動の定数
- 時間反転と荷電共役変換
- ゲージ不変
4:演算子の解釈と簡単な解
- ディラック方程式と対応原理
- ディラック粒子の力学変数
- 自由電子、平面波
- ローレンツ変換による平面波の構成
- 中心力ポテンシャル
- 自由球面波
- 水素原子
5:ディラック方程式の非相対論的極限
- 小さい成分と大きい成分
- ディラック理論の非相対論的極限としてのパウリ理論
- 応用:超微細構造と双極子相互作用
- 高次の補正とホルディー=ボートホイゼン変換
- 自由粒子に対するFW変換
- 場のなかの1粒子に対するFW変換
- 中心力静電ポテンシャルのなかの電子
- 議論とまとめ
6:負のエネルギーと陽電子の理論
- 荷電共役解の性質
- 負のエネルギーをもつ解の異常な挙動
- 負のエネルギーをもつ状態の再解釈、《空孔》と陽電子の理論
- 《空孔》理論の困難
演習と問題
第21章:電磁場の量子化、輻射の理論
- 序説
1:実スカラー場の量子化
- 古典自由場、基準振動
- 自由場の量子化
- 場のラグランジュ関数、Φ(r)の共役モーメント
- 複素基底関数
- 平面波、運動量の定義
- 球面波、角運動量の定義
- 空間および時間の反転
2:原子系との相互作用
- 粒子系との相互作用
- 弱い相互作用と摂動による取り扱い
- 準位のずれ
- <粒子>の放出
- スペクトル線の幅
- 弾性散乱、分散式
- 共鳴散乱、準安定状態の形成
- <粒子>の吸収(光電効果)、放射性捕獲
3:電磁輻射の古典理論
- マクスウェル=ローレンツの古典理論における方程式
- 古典理論における対称性と保存法則
- 電子の自己エネルギーと古典半径
- 電磁ポテンシャル、ゲージの選択
- ベクトル場の縦成分と横成分
- 縦の場の消去
- エネルギー、運動量、角運動量
- 自由波のハミルトニアン
- 粒子の集まりと相互作用する輻射のハミルトニアン
4:輻射の量子論
- 自由輻射の量子化、光子
- 平面波、輻射の運動量
- 光の偏り
- 多重極展開、決まった角運動量と偶奇性をもつ光子
- 原子系との相互作用
- 原子による光子の放出、双極子放出
- 低エネルギーにおけるコンプトン散乱、トムソンの公式
演習と問題
訳者の付録
総索引
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1:縮退のない準位の摂動
- 摂動のべき級数展開
- 第1次の摂動
- ヘリウム原子の基底状態
- 原子核のクーロン・エネルギー
- 高次の補正
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2:縮退した準位の摂動
- 基礎理論
- スピン-軌道力がないときの準位
- スピン-軌道力、LS結合、jj結合
- LS結合における原子、スピン-軌道相互作用の効果
- ゼーマン効果とパッション=バック効果
- 縮退の除去とHの対称性
- 準縮退
3:すべての次数に対する展開の具体的な式
- ハミルトニアンHとそのレゾルベントG(z)
- λVのべき級数によるG(z), P, HPの展開
- 固有値と固有状態の計算
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第17章:時間を含むシュレーディンガー方程式の近似解
- 表示の変更とハミルトニアンの一部分を摂動として取り扱うこと
1:時間を含む摂動の理論
- 遷移確率の定義と摂動による計算
- 核のクーロン励起に関する反古典理論
- Vが時間を含まない場合、摂動のないエネルギーの保存
- ボルン近似による断面積の計算への応用
- 周期摂動、共鳴
2:ハミルトニアンの瞬間的変化または断熱変化
- 問題の説明と結果
- 速い移行と瞬間近似
- 磁場の急激な反転
- 断熱移行、一般論、自明の場合
- 回転軸表示
- 断熱定理の証明
- 断熱近似
- 磁場の断熱的な反転
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第18章:変分法とそれに関連した問題
- リッツの変分法
1:束縛状態を決定するための変分法
- 固有値問題の変分形式
- とびとびの準位の変分計算
- 簡単な例:水素原子
- 議論。励起準位の計算に対する変分法の適用
- ヘリウム原子の基底状態
2:ハートリーの原子とフォック=ディラックの原子
- つじつまの合う場の方法
- E[Φ]の計算
- フォック=ディラックの方程式
- 議論
- ハートリーの方程式
3:分子の構造
- 一般論、電子の運動と核の運動の分離
- 固定された核に対する電子の運動
- 断熱近似
- 断熱近似による核のハミルトニアン
- ボルン=オッペンハイマーの方法
- 2原子分子に関するおおよその概念
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第19章:衝突の理論
- 序説
1:自由波のグリーン関数とボルン近似
- 散乱振幅の積分表示
- 断面積とT行列、微視的可逆性
- ボルン近似
- 散乱の積分方程式
- ボルン展開
- ボルン近似が有効であるための判定条件
- 1原子による電子の弾性散乱
- 中心力がポテンシャルの場合、位相のずれの計算
- 演算子とみなしたときのグリーン関数、H0のレゾルベントとの関係
2:ひずみ波への一般化
- 一般化されたボルン近似
- ボルン展開の一般化
- ひずみ波のグリーン関数
- いろいろな応用、Tの定義と形式的な性質
- 1/rのポテンシャルに関する注意
3:複雑な衝突とボルン近似
- 一般論、断面積
- チャンネル
- 断面積の計算、T行列
- 遷移振幅の積分表示
- ボルン近似とその一般化
- 原子による速い電子の散乱
- 核のクーロン励起
- グリーン関数と衝突の定常波の積分方程式
- 二つの散乱中心による1粒子の散乱
- 単純な散乱、干渉
- 多重散乱
4:遷移振幅の変分による計算
- 位相のずれに対する停留表示
- 位相のずれの変分による計算、議論
- 複雑な衝突への拡張
5:遷移行列の一般的性質
- 流束の保存、S行列
- ボーア=パイエルス=プラチェックの関係
- 微視的可逆性
- T行列の不変性
演習と問題
第5部:相対論的量子力学入門
第20章:ディラック方程式
1:一般的な序説
- 相対論的量子力学
- いろいろな記号、既約および定義
- ローレンツ群
- 古典相対論力学の復習
2:クライン=ゴルドン方程式とディラック方程式
- クライン=ゴルドン方程式
- ディラック方程式
- 空間ε~(s)の構成、ディラックの表現
- ディラック方程式の共変形式
- 随伴方程式、流れの定義
3:ディラック方程式の不変性
- ディラック行列の性質
- 整時座標系の変換に関するディラック方程式の形式不変性
- 固有群に属する変換
- 空間の反転と整時群
- 共変量の構成
- 形式の不変性に対するもう一つの定式化、状態の変換
- 変化の法則が不変であるための条件
- 変換演算子、運動量、角運動量、偶奇性
- 保存法則と運動の定数
- 時間反転と荷電共役変換
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4:演算子の解釈と簡単な解
- ディラック方程式と対応原理
- ディラック粒子の力学変数
- 自由電子、平面波
- ローレンツ変換による平面波の構成
- 中心力ポテンシャル
- 自由球面波
- 水素原子
5:ディラック方程式の非相対論的極限
- 小さい成分と大きい成分
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第21章:電磁場の量子化、輻射の理論
- 序説
1:実スカラー場の量子化
- 古典自由場、基準振動
- 自由場の量子化
- 場のラグランジュ関数、Φ(r)の共役モーメント
- 複素基底関数
- 平面波、運動量の定義
- 球面波、角運動量の定義
- 空間および時間の反転
2:原子系との相互作用
- 粒子系との相互作用
- 弱い相互作用と摂動による取り扱い
- 準位のずれ
- <粒子>の放出
- スペクトル線の幅
- 弾性散乱、分散式
- 共鳴散乱、準安定状態の形成
- <粒子>の吸収(光電効果)、放射性捕獲
3:電磁輻射の古典理論
- マクスウェル=ローレンツの古典理論における方程式
- 古典理論における対称性と保存法則
- 電子の自己エネルギーと古典半径
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- ベクトル場の縦成分と横成分
- 縦の場の消去
- エネルギー、運動量、角運動量
- 自由波のハミルトニアン
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4:輻射の量子論
- 自由輻射の量子化、光子
- 平面波、輻射の運動量
- 光の偏り
- 多重極展開、決まった角運動量と偶奇性をもつ光子
- 原子系との相互作用
- 原子による光子の放出、双極子放出
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風邪で頭がボーっとしていて勉強がはかどらない状態が続いているので、このような単純作業がちょうどよいです。