とね日記

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ループ量子重力入門

2007年01月30日 13時08分13秒 | 物理学、数学
竹内薫先生の「ループ量子重力入門」を1日かけて読んだ。なかなかおもしろかったが、あくまで「入門」なのでこの理論自体に割かれているページ数は全体の5分の1程度で、全体の5分の4はこの理論の入口に到達するための準備である。この本を読み終えたら紹介されているインターネットで公開されている専門的な論文に進むことができる。(ただし英語論文がほとんどであるが。)

以下は竹内先生によるこの本の紹介文だ。

ループ量子重力入門
重力と量子論を統合する究極理論

ループ量子重力理論は、アインシュタインの重力理論と量子論を統合したもので、「超ひも理論」とともに「究極理論」の候補とされています。「超ひも理論」がいわば時空間を前提として「ひも」によって「電磁力」「強い力」「弱い力」と「重力」の4つの力を統一しようとするのに対し、「ループ量子重力理論」ではまず、従来の時空間を一度ご破算にして、「ノード」「リンク」そして「ループ」という構造で全てを構築しています。その結論は、なんと、「空間」と「時間」には「最小の単位」があるというのです。本書は、この最先端理論を竹内薫がわかりやすく解説しています。 

はじめに 「入門」の意味
01 「ループ量子重力」ってなんなの?
02 ボーアは量子のデジタル性を理論化した
03 ハイゼンベルクは量子の不確実性を「思考実験」した
04 「不確実性」は「交換関係」と同義である
05 アインシュタインは重力の本質が「時空の歪み」であると考えた
06 徐々に、時空量子化のイメージから入る
07 ここで、時空量子化の系譜を概観する
08 「スピン・ネットワーク」とはなにか
09 ループ量子重力理論のエッセンスを掴む
10 ループ量子重力理論の予言を見てみる
11 まとめ
おわりに 宇宙と時空の夢
索引

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