五・七・五の応援歌
今朝の第2号で原石鼎(俳人・島根県生まれ・明治19~昭和26)の俳句が紹介されていました。
頂上や殊に野菊のふかれ居り(ちょうじょうやことにのぎくのふかれおり)
<季語/野菊・季節/秋>
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高いところへ登れば登るほど、風は強く吹きます。山の頂(いただき)に秋の野花が咲いて一斉に風に吹かれています。中でも小さな野菊にことに風がつよく当たっているように見えたのでしょう。
強風に吹かれることで、いっそう野菊の愛らしさと自然の厳しさが強調されますね。この句を読むたびに、頂上で懸命に強風に耐えながらも、可憐(かれん)に美しく咲いている野菊に声援を送りたくなります。(黛まどか)
原石鼎 島根県で開業医の三男として生まれた原石鼎は、東吉野で開業していた兄の医業を手伝いながら、ひたすら俳句を作る生活を送っていました。全てを包み込むような自然や、村人のあたたかい人情は石鼎にとって感動の毎日だったのでしょう。大正の初期の俳壇に新風を吹き込んだ石鼎の居宅や句碑の他に、現代の著名な俳人の句碑が、村の推進する「俳句の里」づくりの一環として建立されています。(HP東吉野村紹介より)
今朝の第2号で原石鼎(俳人・島根県生まれ・明治19~昭和26)の俳句が紹介されていました。
頂上や殊に野菊のふかれ居り(ちょうじょうやことにのぎくのふかれおり)
<季語/野菊・季節/秋>
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高いところへ登れば登るほど、風は強く吹きます。山の頂(いただき)に秋の野花が咲いて一斉に風に吹かれています。中でも小さな野菊にことに風がつよく当たっているように見えたのでしょう。
強風に吹かれることで、いっそう野菊の愛らしさと自然の厳しさが強調されますね。この句を読むたびに、頂上で懸命に強風に耐えながらも、可憐(かれん)に美しく咲いている野菊に声援を送りたくなります。(黛まどか)
原石鼎 島根県で開業医の三男として生まれた原石鼎は、東吉野で開業していた兄の医業を手伝いながら、ひたすら俳句を作る生活を送っていました。全てを包み込むような自然や、村人のあたたかい人情は石鼎にとって感動の毎日だったのでしょう。大正の初期の俳壇に新風を吹き込んだ石鼎の居宅や句碑の他に、現代の著名な俳人の句碑が、村の推進する「俳句の里」づくりの一環として建立されています。(HP東吉野村紹介より)