政府はもちろん地方自治体でも、企業や家庭に対して15%の節電を呼び掛けています。
でも、地域によって事情は違いますよね。気温や湿度の高い地方でのエアコンは必需品かもしれないけれど、東北や北海道では、たまに暖房はあるけどクーラーは付いていないホテルに遭遇しますから。
この夏の地域ごとの電気需要がわかるとは面白いなぁ、なんて思っていたら、時事通信社のiジャンプに、興味深い記事を見つけました。
時事通信社では、総務省の家計調査(2010年、2人以上の世帯)を基に、県庁所在市別の電気代ランキングを作ってみたそうです。どれどれ、節電ナンバーワン都市はどこなんだろう、と興味津々。
その結果、年間支出額が一番少ない都市の上位は宮崎市、福岡市、神戸市、鹿児島市、盛岡市の順だそうです。
支出額の多い順では、富山市、福井市、金沢市と、北陸の3都市が上位を占めていて、宮崎市と富山市では、電気代に年間約6万円の差があるそうです。こんなに違うなんて驚きです。
例外もあるようですが、総じて南の都市は電気代が安いようで、支出額の少ない上位10位までのうち、6都市が九州だったそうです。
では、なぜ九州?暑いからエアコンが必需品と思えてしまうのですが・・・
さらに興味深いデータが示されていました。
都道府県別の住宅用太陽光発電システムの普及率(経済産業省、09年時点、戸建て住宅数ベース)によると、佐賀県が4.19%で1位、熊本県が4.16%で2位、宮崎県が4.05%で3位と九州勢が独占!九州は太陽光発電の導入が最も進んでいる地域といえるのですね。
そういえば、きのう25日、ソフトバンクは太陽光発電や風力発電などの自然エネルギー普及を促進するため、19道県と共同で「自然エネルギー協議会」を設立すると発表しました。
休耕田に太陽光パネルを敷き詰めるプロジェクト構想や農地利用規制の緩和など、具体的な政策を国や電力会社に提言していくそうです。
設立を発表した静岡県の川勝平太知事、長野県の阿部守一知事は、ともに構想日本事業仕分け推進自治体です。就任したばかりの神奈川県の黒岩祐治知事も、選挙で新エネルギー対策を強く訴えていました。
「自然エネルギー協議会」のこれからの動きに注目ですね。
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