BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

自然と人間と

2004-12-28 | Weblog
よく晴れた、気温はそこそこ、日が出た。
くだり坂の年の瀬に、森田さんのお天気予報を見て、年の坂とか、年のこずえとか、言い方があるらしい。

  哀しみは身より離れず人の世の
  愛あるところ添いて潜める   窪田空穂

読売新聞の編集手帳で地震にうつぼの歌で思いを寄せていた。

あとは運気か、大気か、地球は星のひとつ、できてから、人間が住むようになって大地、大海に囲まれて、地の底に起こるひずみを受けるが、その発生をを知らせるものはない。
突然に襲ったかのような津波にのみ込まれた人は2万3000人にも達し、地域によって80万もの人たちが家を失った。
潮が引いて30分ぐらいしてから波が押し寄せたところもあれば、いきなり樹木よりも高く波が砕けて低いところへと浸水をしたところもある。
邦人の不明者は、ツアー客で1315人のうち連絡が取れて19人となったが、このニュースの速さは情報のスピードそのもだ。

津波が国際語であると、ツナーミーと言いまわす用語にメディアが飛びついた。
地球を3周したと観測を伝える波の衝撃は時速700キロ推定前後にもなり、ジェット機並みとか表現して、それは逃げられない、と思ってしまう。
被害の大きさが明きらかになるにつれて一瞬の恐ろしさがわかる。
多くの死者を出した悲しみと恐怖は人知を超える。

ことばがない、おもいがない、イメージがとどかない――



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