BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

実践オンライン授業

2020-05-13 | 日本語学2020

オンデマンド、オンライン、遠隔授業と、どれをとっても初めてのこと、15回分のスタートであった。実際は13回を授業して、課題2回となる。オンデマンドは録画配信だからユーチューブにすればよいし、オンラインはZoomを使って対面してやれるという時代になった。かつてのように遠隔授業の言葉にある地域と地域をまたぐイメージはない。これでも、2000年当初に中国南京と日本長久手の間で遠隔実験を経験している。インターネットのはしりであった。
入室に待機をするシステムで受講者50人がそろうのは、15分を超えて、待合となってしまって、すぐに教室に入場というわけにはいかないのだけれど、全員を確認しないままに、焦りもあって話し始めた。発信側と受信側の1対1の関係には変わりないのだが、世にあるスタイルは、教室にカメラを持ち込んだような、講義であるから、それをするかどうか、悩んで迷って、ミーティングをすることにした。
日本語学音声の講義をして、これも授業として計画をして、いま、終えてどうか。例年、講義始めは同じようなところがあって、受講者のつかみにはネットを通した向こうでの反応であるし、しゃべっている側には、あれもこれもと至らないところをかみしめることとなる。結果は、ネットサイトの効用で音声、画像また映像とすると50%、20%になって、フィードバックがないので、合格点だったかどうかはわからない。反省で言えば、40%そこそこ、トータルの印象である。
オンライン授業に講義参加する事態は受講生側に経験値が高い、といっても、スタートしたばかりで、まさにミレニアル世代デジタルネイティブの特権であるように、日に日に参加しているようすである。機器に強い齢ではない、Zoomと決めたときにサポートがなくても画面共有をして効率を高めることは可能だろうと選んでみたら、なんと、あまたあるコマの中で、ほかにこのツールを使う人はいない、にもかかわらず、すぐに参加してきたから、そう、できる世代である。
しかし、おひとかた、よく知る人の、オンライン授業実施で通信環境を考えて、MSTeamsと併用とした、テレビ局から来た先生がいた。ほかにも、機器を扱ってテレビ授業をなさる方はいらっしゃりそうなものの、緊急事態にその準備をにわかにしなくてはならない事情だけが浮かび上がっている。オンライン対面をいうなら、カメラマイク入らずを使うのは、ちょっと違う、そういうことではないだろうと、思ったときは手遅れだった。
これでは、接続マニュアルから、個人責任でやると突き放されて、さすがにみぎへならえのほうが、苦労もリスクもないだろうと思ったが、いまや、かつての研究室を持たないから、ホームスタジオもないところで、バーチャル背景で決め込むかとするには、テレビカメラには光源不足になるし、スマホマイクの感度のよさは、騒音を拾い続ける、これは電話機のメリットを生かしていて、あとは映り込みをどう解決する、これはカメラの位置となる、オンラインの中継に、セッティングが大変である。
 こうして日本語学2020は、リアルタイムの効果を上げることになるだろうか、8月半ばまでのことになる。

 もう少し書くと、感想を寄せたメールがあった。受講生の一人から、わたしのミスにアドバイスをくれて、これは素晴らしい、わかっている、と感心しているわけにはいかない。画像映像の20%の結果が指摘されている。音声については、わたしが、干渉してハオリングを起こすのを、モニターにパソコンを用意してイニシャルKを参加させていた、それは、Wi-fi通信が起こす音声の障害だった、それで、パソコンは1台の稼働にして、それでも音声には不足があったように思う。画面に50人がどうギャラリーになるか、それも予測できず、実践して、はじめてわかったことだった。
次の内容は、まったくもって申し訳ないことで、3時間ほど反省の中にあったところに、「本日の日本語学1の講義で不調があったのでメールしました」と届いたので、許しを得ていないが、再録をする。

音声などには問題ありませんでしたが、画面共有が何度か表示されないことがありました。
全てPPTを開こうとした後からwordなどが表示されなかったため、PPTの容量が大きいことが原因なのではないかと考えられます。(他の講義でオンラインだとPPTが開けないという話がありました。)
先生のパソコンには表示されていたと思うのですが、他の視聴者からはファイル画面(選択画面)から動かずwordなどの資料を見ることができませんでした。
しかし、画面共有を一度やめ、カメラに戻ったあとまた画面共有に戻ると表示されない不具合はなくなり、wordが映るようになりました。(しかしこの場合も一度PPTを開こうとするとまたファイル画面から動かない不具合が起きます。)
説明が上手くできずすみません。本日の講義で使用したword、また使用予定であったPPTを配布していただけると幸いです。よろしくお願いします。

返信は次のように書いた。
> メールをありがとうございました。
 とても参考になります。
 次に役立てましょう。
 いろいろと不具合で順調なスタートにはなりませんでした。
 意見をありがとうございました。
 資料は配信しました。
 また、よろしくお願いします。
としたが、これでは感謝が伝わらない。おかげで、夕方にはうちひしがれた気持ちを立て直すことができた。

さて、今日のクイズはどうだったか。
 音声は見えないというが、音声を見える化するには、どう考えるか。
 日本語発音の位置を断面図に書き込むと、どうなるか。
 50音図を書いて、正しく書くとどうなるか。
 拡大50音図がある、どうなるか。



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