ISLのゼミが終わりました。
ISLでは、10ヶ月、350時間のプログラムの締めくくりとして、5名ずつのゼミに分かれて、経営構想執筆と社長就任演説を行います。現社長の社長就任演説への辛口の評価から始まり、自分で作ってみてもがき、ゼミ生同士が突っ込みあい励ましあい、練り上げていくプロセスです。
各ゼミからチャンピオンを選び、現職の社長や役員も含めた大勢を前に演説をし、クラスチャンピオンが生まれます。私のゼミ代表は、惜しくもクラスチャンピオンに選ばれませんでしたが、味のある、いい演説だったと思います。
8名の方の演説について、今年、私は密かに一つの視点から聴いていました。
それは、グローバルの聴衆に聞かせたいか、ということです。その点でクラスチャンピオンになった方の演説は、その先見性、思い切りにおいて、ぜひ聴いてもらいたいと思うものでした。
反面、ひとつ気になった言葉があります。
それは「我社のDNA」という、ほとんどの演説に頻出していた言葉です。
自社の強みを立脚点にして経営構想を語るのは定石でしょう。しかし、「ガラパゴス化」という言葉があるように、日本という「経済大国」において過去形成されたDNAは、ほんとうに将来につながるものなのか、少し引いた視点で吟味する必要があるかと思います。ともすると、DNAを尊重することが、現状肯定やものの見方に枠をはめることにならないか、ということです。
「日本は大国」という発想を捨て、例えば、日本の人口が数千万人と考えると、恐らく違った構想が浮かんでくるのではないでしょうか。
今回でISLのプログラムも第7期になり、進化し続けるこの異色のプログラムの卒業生の中には、経営トップになる方もでてきています。
さて、少しずつ日本も変わってきたでしょうか・・・
ISLでは、10ヶ月、350時間のプログラムの締めくくりとして、5名ずつのゼミに分かれて、経営構想執筆と社長就任演説を行います。現社長の社長就任演説への辛口の評価から始まり、自分で作ってみてもがき、ゼミ生同士が突っ込みあい励ましあい、練り上げていくプロセスです。
各ゼミからチャンピオンを選び、現職の社長や役員も含めた大勢を前に演説をし、クラスチャンピオンが生まれます。私のゼミ代表は、惜しくもクラスチャンピオンに選ばれませんでしたが、味のある、いい演説だったと思います。
8名の方の演説について、今年、私は密かに一つの視点から聴いていました。
それは、グローバルの聴衆に聞かせたいか、ということです。その点でクラスチャンピオンになった方の演説は、その先見性、思い切りにおいて、ぜひ聴いてもらいたいと思うものでした。
反面、ひとつ気になった言葉があります。
それは「我社のDNA」という、ほとんどの演説に頻出していた言葉です。
自社の強みを立脚点にして経営構想を語るのは定石でしょう。しかし、「ガラパゴス化」という言葉があるように、日本という「経済大国」において過去形成されたDNAは、ほんとうに将来につながるものなのか、少し引いた視点で吟味する必要があるかと思います。ともすると、DNAを尊重することが、現状肯定やものの見方に枠をはめることにならないか、ということです。
「日本は大国」という発想を捨て、例えば、日本の人口が数千万人と考えると、恐らく違った構想が浮かんでくるのではないでしょうか。
今回でISLのプログラムも第7期になり、進化し続けるこの異色のプログラムの卒業生の中には、経営トップになる方もでてきています。
さて、少しずつ日本も変わってきたでしょうか・・・