私の年では、リアルな経験として「芸者さん」なるものを体験する機会などないのですが、今日は、ある料亭で思いもかけず、小唄の教室を開いていただきました。先生は、齢80を過ぎた元新橋の売れっ子芸者です。
目を閉じて、聞いていると、
なんとも言えず艶があるのです
不謹慎な感想かもしれませんが。それまで難しい仕事の話をしていた場が、なんとも言えず、ほっこりと、和らぐのが目に見えるようでした。歌詞は、ちょっ . . . 本文を読む
近所にいいラーメン屋さんがあるというのは、幸せなことです。よく週末に行く、インディアンという店は、私の拙い表現力では伝えきれないのですが、行く度に感動する店です。
いつもいただくのは、「支那そばと半カレー」。ここは、支那そばとカレーしかメニューにありません。注文すると、まずラーメンがやってきます。塩味のスープは
びっくりするほど澄んでいますが、とても旨みがあります。
焦がしネギがのっているのも、 . . . 本文を読む
毎年恒例の鈴本夏祭りに行ってきました。さん喬と権太楼が主任を務める企画で、千秋楽の今日は、立ち見がでるほどの盛況でした。
寄席が終わって、私は立川談志が、落語の本質について言っていた話を思い出しました。
「落語というものは、人間の業の肯定だ
ということを言っていたでしょ。人間には、性悪説と性善説があって、俺は性悪説のほうをとっている。それに対して、善は学習から生まれるものだと思う。」
落語には . . . 本文を読む
北海道の旭川にある旭山動物園に行ってきました。上野動物園を抜いて、来客数日本一になった話題の動物園です。
いろんな角度から動物を見る
というのは実に新鮮な体験でした。例えば、サル山であれば、まず下から眺めます。建物の中には、螺旋状に上がっていく通路があり、通路の途中に飼育係のコメントと、サル山を覗く窓があり、様々な生態を見ることができます。そして上にあがると、サル山全体が俯瞰できる。そんな仕掛け . . . 本文を読む