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ピアノの森 第219話「森のファンタジー」

2013年06月30日 | ピアノの森


御無沙汰してる気がします…
(木曜日書き逃げしたけどw)

先週号でピアノの森のタイトルを予告ページで見かけて
ブログかこーーーー!!!とか思ってたのに、放置(--;)。

最近夜寝るのが遅くて睡眠時間が短く、帰ってくると
気付いたら寝てることが多々あります…
早く寝ろよって話なんだけどねぇ。

悪循環、悪循環…はぁ。

ってことで、週末は昼近くまでたっぷり寝て元気だよっ!!
なので、張り切って今週の「ピアノの森」の感想なんかを
ただ感情のままにぶつけたいと思います。

お時間があればお付き合いいただけたらなぁ。と
思います(^^)


ショパン・コンクール編
クライマックス!!

ということで、前回、阿字野先生との師弟愛
阿字野先生の大きさ先生と二人の努力でステージのメンバーを、
会場を森に包んだカイ君。

ついに第3楽章のピアノが入ります!!!!!!


第3楽章、最終章です!!!!!!!!


オケに続き、ピアノが入ると
オケの面々はピアノと共に森にいる感覚で
気持ちよく演奏をしています。

そして見開きで描かれた表紙的なページには
森の木々に囲まれて演奏をするカイ君。

今回の煽り文は、
「阿字野に持たせてもらった自信と
その能力のすべてで臨む、
第3楽章が始まる。」


ということで、森で演奏するカイ君の表情は
真剣であり、心地よさそうでもあります。

が、この絵があんな風につながるなんて………
(ここでは言えない…っ)


と思うと、今回はこの表紙の意味合いが重要だなぁ。
としみじみ思うのでした………。


で、第3楽章の演奏
ステージ奥の方で並んで聴いている審査員たちも
「す‥素晴らしテンポ感!」
と皆さん高評価なようです。


なにやら、第2楽章では指揮者のコルトさん
始めオケのメンバーさんたち、あまりの美しさに
気を取られたのか、オケの前奏が少し遅めだったらしいですが、

カイ君、オケのテンポを引きだすとともに、
自分のテンポに引き戻す技を見せたそうです。

でもそれは「いとも自然に」たぶん聴いている半数以上は
そんなことには気づいてもいないような技術……

聴いていて心地よいまま、演奏して心地良いまま、
自分のテンポに持っていく…その能力をアンジェイさんは

「コンサートピアニストとしての
アンサンブル能力が尋常ではないのか!?」

とキラキラした音を頬を赤くさせ少し興奮し聴き入りながらも
真剣に分析しております。。


そんな能力を持つ、カイ君の指から紡がれるピアノの音…
その音が導くように、ピアノの望むようにとオケの面々も
カイ君のテンポに合わせるのでした。


指揮者のコルトさんは、カイ君のコミュニケーション能力について
“森が育てた”と阿字野先生から話を聞いたとき、
信じ難いと思ったそうです。


阿字野先生がコルトさんに話した内容は…


森は、月がでたり曇ったり真暗だったり、
風が吹けば木々がざわめいたり、ネズミの親分のような
突然の来客があったりで、気まぐれに一瞬に、その様子を変える。

そんな中で育ったカイ君は、森の変化にあわせて
ピアノで調和を取る術を身に着けたというのです。


画面の中では、森から抜け出てきた来客が
ステージ上のピアノの上を駆け巡り、
このステージと森が繋がっているかのようです。


で、阿字野先生の説明はちょっぴり抽象的で
難しいなぁ。と思っていたら、ここからちょっと
具体的は話を交えて「調和を取る術」的な話をしてくれます。



阿字野先生、森で下半身マッパでピアノを弾いているカイ君に
初めてあったとき、自分にはもう扱えなくなっていた
森のピアノを当たり前に弾いていて「驚いた」そうです。

が、本当の驚きはこれからで、

森のピアノが燃えてしまってから丸一年が過ぎたころ、
大家さんちの倉庫兼ピアノ部屋で練習をしているカイ君のもとに
阿字野先生が行ったところ、

カイ君が奏でていたピアノに驚いた阿字野先生。

今までに聞いたことがない伸びやかさをもったピアノ…
そのことをカイ君に聞くと、
カイ君笑顔で

「風が吹いていたから‥風に乗せたんだ」と


昼間だから外に聞かせてもいいと大家さんが
窓を開けてくれたらしいですが、その音漏れという距離ではない
距離まで届いていたピアノの音………。

阿字野先生は空耳かと思ったほどの距離まで届いたピアノ…

カイ君は意図的に風に音を運んでもらうかのように
ピアノを弾いたというのです。

「耳がいいなぁ」とカイ君は言っていますが、
多分阿字野先生の驚き方をみると耳がいいでは片付けられない
距離だったんだろうな…

そこまで風を使って音を届けた技術。


そしてまたある時は、
考え事をしていたのかふとした瞬間にカイ君のピアノに
気付く阿字野先生。

そのメロディーに気づかれたカイ君は
気付かないように弾いていたらしいのですが、

なんと阿字野先生の奇岩が悪そうだったので柔らかい音を
送っていたらしいのです。

それも森で「怒るヘビ」をおとなしくさせる方法だということです。

でもその作戦は失敗。
“気付かれないように起源を治さないと”ダメだそうです。
ヘビにだったらかまれてる。

と……
ファンタスティック!!!!

風を操り、動物たちと音で会話する………。


阿字野先生はカイ君の技術を目の当たりにし
自分の想像を超え着々とカイ君を育てていってくれた森のピアノ………。

その姿は失っても、カイ君の中に居て、
森そのものがカイ君を育てていたんですよ…………。

子供のいうことだからね。って片付けてしまいそうな大人もいそうですが、
阿字野先生は目の当たりにしてるからか、ただ素直に受け入れてくれた…

そのこともカイ君のイマジネーション、コミュニケーション能力を
上げてくれたんじゃないかな。って思ってしまうのでした。

想像力を潰すのは些細な一言だったりするしね………。


そんな風にして育ったカイ君の能力………

コルトさんはそれを「ファンタジー」と思いながらも、自分の
記憶の片隅にあった昔昔の少年時代の事を思い出します。


コルトさん、幼いころに、祖国ドイツの森で迷子になり、
発見されるまで丸2日大きなブナの木に守られていたそうです。

こんな小さいのに、丸2日迷子になってるわりに衰弱してないのが
気になりますが、森で迷子になるコルトさんに
「ココにいれば大丈夫!」と語ってくれたブナの木。
大人は信じてくれなかったけど、祖母だけが信じてくれた……
そんなファンタジーというか奇跡というか…そんな体験をしたことが
あるそうです。

と、ふとのこのコルトさんのエピソードは必要か?と
思ったりもしましたが、

「ピアノは大きな木に守られていて‥‥」というカイ君の言葉、
そしてこの演奏。

幻想といえるこの能力。事実。


コルトさんもそんな経験があったからこそ、
「カイ・イチノセは森が育てたのかもしれない」
と言い切れるんじゃないかな。って思うのでした。


カイ君の能力凄すぎるよ………。

コルトさんが背負う大きな“木”の下で
演奏するオケの面々はそれぞれが気持ちよく演奏し
伸びやかな音色に自分が上手く理想の音を出していると感じながら、

それは森で演奏して本来の力がわき出てくるかのように
それぞれがもっともっと「その先に行ける気がする」と
思いながら演奏するのでした。


「このピアノと‥一緒なら!!」

と。

ケミストリー。

化学反応。


そういうことなんだろうな。

でも、きっとカイ君は、意図的にやっているかもしれないですけどね…
だって風を操る能力だってあるくらいだもの……。

修ちゃんにも練習通りに弾けても意味ははいといい
化学反応が何かしらあるんだろっていう修ちゃんに対し
「それが問題なんだ」

と言っていましたもんね………。
アンジェイさんも言っていた「アンサンブル能力」
これを意図してできたら、すごいピアニストだよねぇぇ。

と思うのでした……。

まぁそれが思い通りにいかないから
カイ君も「問題なんだ」と言ったのかもしれないですけどね。。

うん。


でも、上手くいってるよカイ君!!!!!!!



と、みんなを導き突き上げれステージで演奏するカイ君に、
阿字野先生は

「今おまえは森の中にいるんだろうね」と
語りかけます。


そして………
そして…………


「でも‥もうおまえは森に戻らなくても
 おまえのピアノが弾けるはずだ」


と……………。



ああああああああ。
今回はここからが凄い。
ここからが見どころ………。


森にとらわれていたカイ君。
森の端にとらわれていたカイ君。

そこから旅立たせたかった阿字野先生。
もっと大きな世界を見せたかった阿字野先生。


森で弾くカイ君に

「そこから‥出てみないか!」と

ショパンの地、ワルシャワで、ワルシャワ・フィルと演奏できるなら
このファイナル、このチャンスが与えられたのであったなら

「その森から出て行けるのではないか!?」

といつもあまり表情の変わらない阿字野先生が
今にも涙をこぼしてしまいそうなほど感極まった表情で
カイ君に語りかけるのでした………。



このオケと一緒だから‥
「一人ではないのだから‥!!」


と…………。


木々が立ち並び光が差し込む森で演奏するカイ君の
見開きで描かれたステージ。。。

森が育てたカイ君。
森のピアノと森によって育まれたカイ君の才能。
(それだけじゃないけど)


その成長を、望む阿字野先生………。

なんとも胸が熱くなってしまうのですよ!!!!うひぃぃ。






そして、カイ君は、森での演奏を続けながらも
「ショパンは平地で育った」というキーワードを
ピアノの調べに乗せるのでした。


自分は森で育った
ショパンは平地で育った‥




その変化に、オケのメンバーたちも気づき、
ポーランドはどこまでも続く平地でできている…という広がりを
「遠くに行きたがっている」と
感じとり、これ以上音を広げたいという欲求について行くのでした。


そう、ショパンの故郷であるポーランド……
その平地。


「どこまでも続く壮大は平地」




「大きな空を見て!」






ピアノとオケはカイ君に導かれるまま、森から平地へ。

大きく広がる空の下へと「森から抜けた!!」のでした…………。


















余韻。










余韻が欲しい。。。。






森から、平地から、大きな青空への描写……。

是非これは見てほしい。


なんとも言い難い。

カイ君の成長。

カイ君がついに、大きく羽ばたきました………。








さらっと読むとね、きっとカイ君がショパンを表現できたんだな。
と取れそうなんだけど、
深読みすればするほど、カイ君がついに

「森から抜けた」ということになるようで………。


いままで沢山描かれた森の中での演奏シーン。
それが一転、抜けるような青空の大きな広がりのある空間での演奏………。



今までは木々が邪魔して大きく羽ばたけなかったカイ君が
森を抜けて大きな翼を羽ばたかせたのかもしれない……
なんて深読みしまくってしまうのですよ…………。



最近、サイクリングをしながら川辺を走ることがあるのですが、
大きく広がる空にこんなにも空は大きいのか…
こんなにも空はキレイはのか…って思うことがあります……。


夏の空は高いからね。


カイ君もそんな空の下…演奏したのかな…とか考えると
胸が熱くなるのでした。


森は悪いとこではないんだけど、
森だけにとらわれていたカイ君。
そんなカイ君が大きく大きく成長しました。



阿字野先生の言った
「出てみないか!!」


この言葉にはまた深読みすれば、いろんな意味が
あるんだろうな。
森の端から離して、世界に出したいといっていた阿字野先生だものね…。


今回のこの青空への演奏は本当に本当に
カイ君が大きく成長した気がしてならないのでした。




うううううう。
あぁぁぁぁぁ。

いままで森とか草原とか、月の下とかあったけど、
本当に今回の大空の下での演奏は

同じ雑誌の見開きページなはずなのに、今までよりも
ぐんと、ぐんと大きく広く感じました。



ああ、見て欲しい。







今回はここまで。
この平地での演奏“化学反応”が評価されるのか…
次回はどういう展開になるのか……ちょっと想像がつかないですが、
今はまだこの余韻を味わっていたい…っておもうのでした。





ふぅ。


今回ピアノの森、モーニングの丁度、真ん中に掲載されてるんですよね。
留め具の関係で、モーニングを開くと、一番にピアノの森のページが
出てきて、ウハっとしてしまいます(^^)

次回の予告は今のところまだありませんが、
次がどんな展開になるのかちょっと気になりながらも
しばらくはこの大空を味わいたいと思います。





と、さっきネットでうろうろしてたら
「鬼灯の冷徹 TVアニメ化決定!!」の文字が目に入ってきました。

鬼灯…アニメ化かぁ…すげぇな。
リーチマンもドラマ化しないかなー

なんておもうのでした。




さて、長々お付き合いありがとうございます。

コメントたくさんいただいているのに、いまだにお返事ができずに
申し訳ありません。

本当は今回お返事しよう!!と決めていたのですが、
予定がずれました(;;)

お待ちいただけると嬉しいです。





ここまで読んでいただきありがとうございます。
お疲れ様でした。
来週もお仕事頑張ります!!!!


おやすみなさいませ~~~♪

今週のモーニング「ピアノの森」掲載してます!!!!!

2013年06月28日 | ピアノの森
携帯からこんばんわです。

帰って来てからやることなんかなかったっけ?
と思いつつぼーーーっとドラマ見てたりしたらこの時間です(泣)
今週のモーニングに「ピアノの森」掲載されてるよ!!!
平らな土地、こうきたかぁぁぁとか
こかまい感想は週末書こうと思っていたのですが、掲載してること書こうと思ってすっかり飛んでました…ふぅ。

朝一で読んだのがいくなかったですね…(^_^;)

ということで、まだゲットしてない人は明日駅売店で必ずゲットしてきてください!!!

今回も今回も今回こそ絵的にもカイ君の才能にも身震いしてしまう展開です!!!!!!

もう「!」が止まりません!


ってことで、また週末欲望のままダラダラ感想書きますので、週明けにでも読みに来てくれたらうれしいです。

では。
取り急ぎ。

明日は肉体労働メインな日なので寝ます。
おやすみなさいませ。