後輩の死（１１／１６）

昨日、会社の後輩の葬儀の日だった。私は休めないので同期の友人に香典をお願いした。その後輩は腎臓と心臓を患っていて、人工透析と心臓の治療をしており、つい最近も入院していたと聞いていたのだ。勤務中に倒れてそのまま病院に運ばれてかえらぬ人となった。ご両親の気持ちを思うと何もいえない辛さがある。まだ３８歳（独身）の彼である。闘病生活はすざましいものがあった。私の父が二度目のペースメーカの入れ替えの時、母親の腎臓移植をうけるため同じ病院に入院していた。検査の結果最終的に合わないとの判断で移植できなかったのだが、父のところに来ては「おじさん、タバコ頂戴」とよくねだっていた。愛煙家の父だったので入院してもタバコは必需品である。タバコをやめさせようとする彼の両親がタバコを買わせないし隠すものだから私の父の所へ来てはもらっていた。今から１５年は前の話である。明るくて愛嬌がある彼であったが、呉の元の職場の隣り合わせのところで働いていて、私によく叱られたものだ。今から思うと懐かしい。
若く残念な最後である。ご冥福をお祈りします。