2010.初詣～ 帰路編 ～

ここ宮島には、シカ村の皆様が暮らしている。　

ビジターである我々は、あくまで村人（村シカ？）の迷惑にならぬよう、
皆様がほとんど出没しない山側で、こっそりとお散歩を楽しませて
いただいている。

ところがこの日、シカ村駐在さんのパトロールか・・・？
はたまた冒険心豊かな若者の探検か・・・・？
突然森の中から、1頭のイケメン鹿男クンが飛び出して来たッ！！　

年頃の娘・小春は、鹿男クンの野性的な魅力にすっかりのぼせ上がり　
飼い主の制止も聞かず、フラフラと（いやッ、ビュビュビュ～～ンとか ）
鹿男クンに付いて行ってしまったッ　　　　　　



お前なッ・・・・
シカ村の住民にでもなるつもりだったのかッ・・・？！
（夫、慌ててダッシュッ！！！）

一度鹿に蹴られて、痛い目にあわんとわからんかッ！



反省せいッ・・・・・
我々も多いに反省するよッ・・・（飼い主の油断が一番いけませんッ）

驚いたのは、こんな時、絶対制止は効かぬと思っていた野獣・小梅が
呼び戻しに反応したことッ！
全然信用してなかったけど・・・おまえ、やるときゃやるのねッ！

暴走気味の小梅は、小さい時からしつこく呼び戻し練習を重ねてきた。
が、効果のほどはイマイチ・・・
無力感を感じていたが、あれはあれで無駄ではなかった、とちょっと嬉しい。
やっぱ、犬の躾はひたすら「反復」と改めて感じる。（小春よ、覚悟せいッ！）

帰りは、犬連れになって初めて土産物屋の並ぶ街中を通って帰る。



途中、「知る人は知る」が、意外と地元の人間も知らない
『揚もみじ』の店を発見ッ！



『揚もみじ』とは、ただ単純に普通土産物屋で売っている
「もみじまんじゅう」を揚げたもの。

ここでしかやっていないので、県民もあまり知らない。
ガイドブックなどに載っているので、むしろ旅行者の方が知っていたりする。



せっかくなので食べてみる。
周囲がサクサクで中がほんのり甘く・・・これが意外とうまい。

どうってことのない「もみじまんじゅう」が、ただ揚げただけで
こんなに変わるのだから不思議だ。

親子よ・・・これが『揚げもみじ』だ。
小春よ、喰いたいか・・・？



フンッ、脱走犯のおまいなんかに誰がやるかッ！
鹿のフンでも喰っておけッ！！

その後、巨大しゃもじを見たり・・・・・



海岸で遊んだりしながら・・・・


なお鹿男クンのニオイを探す小春

・・・のんびりとフェリー乗り場へと向かう。


なぜか海の中を見つめる母犬・・・いつも見慣れた近所の海と何が違うのか？

途中、チョンマゲを結った人力車夫さんとすれ違う。
（小さくてよく見えませんね、スイマセン！）



さあ、もうフェリー乗り場だ。



帰りはいつもの２Fデッキに座る。



親子よ、帰りは座って落ち着いて帰ろうナッ・・・



あー、君は疲れたろうなッ・・・・
皆はもっと疲れたヨッ・・・・




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