FABでも戦前2等車の帯色について話題になったようで、他でもちらほらと話題になっているようです。
Maxモデル戦前燕の発売によって当時の塗色について知りたいという方も多い事と思います。
そこで今回は謎の多い2等帯(青色)の色について書きたいと思います。
戦後の2等帯と戦前のそれでは色が違うと言われております。
ネットを探してもはっきりとしたものは見つかりません。
そこで戦前に発行された車輌保守についての文献を調べて見ました。
ただ、私は塗料の専門家では無いので、どのような顔料が使われていたかだけを記載いたします。
おそらく専門家が見ればどんな色だったかは想像出来るのだと思います。
青色顔料
天然石群青は非常に高価な為、主に人造群青を使用していた。
その他の青色顔料として
1.紺青
2.ベレンス
3.コバルト藍
がある。
昭和9年4月22日発行 客貨車奥付
2等帯
群青(粉末) 45%
白鉛ペンキ(固練) 30%
煮亜麻仁油 4%
ゴールドサイズ 15%
テレメン油 6%
3等帯
日華朱又は永吉朱 68%
煮亜麻仁油 6%
ゴールドサイズ 20%
テレメン油 6%
昭和14年4月1日発行 総合検車読本
2等帯
群青(粉末) 45%
白鉛ペンキ(固練) 45%
煮亜麻仁油 4%
ゴールドサイズ 15%
テレメン油 6%
3等帯
日華朱又は永吉朱 68%
煮亜麻仁油 6%
ゴールドサイズ 20%
テレメン油 6%
総合検車読本では白鉛ペンキの割合が増えているのに他の割合が変わってないのでミスプリでしょう。
白鉛ペンキ(固練) 30%が正しいと思います。
調色は工場単位なのでどの工場で、どの青色顔料を使用するかによって色合いは微妙に違った事でしょう。
紺青・ベレンス・コバルト藍のいずれもネット検索で出て来ますので、どなたかこの情報を基にして調合に挑戦する方はいらっしゃいませんか?
もし調合したら報告してくださると嬉しいです。
Maxモデル戦前燕の発売によって当時の塗色について知りたいという方も多い事と思います。
そこで今回は謎の多い2等帯(青色)の色について書きたいと思います。
戦後の2等帯と戦前のそれでは色が違うと言われております。
ネットを探してもはっきりとしたものは見つかりません。
そこで戦前に発行された車輌保守についての文献を調べて見ました。
ただ、私は塗料の専門家では無いので、どのような顔料が使われていたかだけを記載いたします。
おそらく専門家が見ればどんな色だったかは想像出来るのだと思います。
青色顔料
天然石群青は非常に高価な為、主に人造群青を使用していた。
その他の青色顔料として
1.紺青
2.ベレンス
3.コバルト藍
がある。
昭和9年4月22日発行 客貨車奥付
2等帯
群青(粉末) 45%
白鉛ペンキ(固練) 30%
煮亜麻仁油 4%
ゴールドサイズ 15%
テレメン油 6%
3等帯
日華朱又は永吉朱 68%
煮亜麻仁油 6%
ゴールドサイズ 20%
テレメン油 6%
昭和14年4月1日発行 総合検車読本
2等帯
群青(粉末) 45%
白鉛ペンキ(固練) 45%
煮亜麻仁油 4%
ゴールドサイズ 15%
テレメン油 6%
3等帯
日華朱又は永吉朱 68%
煮亜麻仁油 6%
ゴールドサイズ 20%
テレメン油 6%
総合検車読本では白鉛ペンキの割合が増えているのに他の割合が変わってないのでミスプリでしょう。
白鉛ペンキ(固練) 30%が正しいと思います。
調色は工場単位なのでどの工場で、どの青色顔料を使用するかによって色合いは微妙に違った事でしょう。
紺青・ベレンス・コバルト藍のいずれもネット検索で出て来ますので、どなたかこの情報を基にして調合に挑戦する方はいらっしゃいませんか?
もし調合したら報告してくださると嬉しいです。
> ゴールドサイズ 15%
ゴールドサイズってワニスの品種 (もともと金箔押し用のワニス) ですが、これって相当強い褐色です。15% も入れると、色見が相当変わってしまうでしょうね。
ただ、当時のゴールドサイズが今売られているゴールドサイズと同じような色だったかが判らないので、もう少し研究が必要です。うーむ、謎が一つ解けると、新しい謎が出てくる ;-)
>これって相当強い褐色です。15% も入れると、色見が相当変わってしまうでしょうね。
はい。
かなり変化があると私も思います。
実際に合成出来ると良いんですけど、おっしゃるように昔と変わらないのかは解らないですよね。
本職の方だったら解りますかねぇ。