家の近所に桐の花が開花しています。
紫色の筒状の花を木の上の方につける背の高い木なので、下から見上げないと花は見えにくいのですが
近所のこの桐は、道より少し下に植えられているので、花の姿をよく見る事が出来ます。
桐の木は、非常に軽くて湿気を吸わない良い材質なので、”桐箪笥”(きりだんす)や箱、下駄、琴の胴の部分などの楽器、
人形の型、 金庫の内張りなど幅広く利用されています。
切ればすぐに芽を出して生長する意で、 動詞の「きる」がそのまま「きり」になった・・・・との説があるそうです。(諸説あり)
桐はとても生長が早いので、農村では女の子が生まれると桐の苗を植え、結婚する時にそれで箪笥を作るところがあるそうですが、
今ではそのような事も少なくなっているんでしょうね。
家の近所の桐の木も数年前に台風で倒れてしまいましたが、あっという間に再生して、今年もたくさんの花をつけています。