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暮 楽 花 人 の 風

  ★暮らし・花とハーブと手作りを楽しむ★手作り工房「暮楽花人の風」のスタッフがお届けします。

龍生展

2008-10-16 07:09:04 | Weblog
 休館日を利用して、スタッフ3人で龍生展を見に行きました。


上野松坂屋で行われたこの華展は、毎年この時期に行われているそうです。

10月18日からの秋のハーブフェスティバルで、ガーデンオブジェを展示してくださる方々も

参加されていました。


まずは、大きなブースいっぱいに活けられた迫力ある作品 

     

     

          


そして、古典的な型を伝える「立華」の作品

 


この龍生派の特徴である、自由花の作品の数々。



 ピーマンを使った、ちょっとユーモラスな作品

 

 畳に伸びていくのは、芽を伸ばしたサツマイモの蔓


 

 秦野在住、落花生やさんの作品  静かな水面が映すのは、なた豆の迫力


 

 枯れゆく花の美しさも、作品に取り入れています。


もっと前衛的なアート作品もありましたが、花に限らない素材の自由さ、

デザインの面白さは、とても参考になりました。

なた豆の作品では、その重さを支えるために、鉄骨を加工して使っています。

好きな角度に曲げ、溶接し、できたものを雨ざらしにして、錆を加えて

そのテクスチャーをイメージ通りにしてから、使っているとか。

それぞれの作品の中に、アイデアと仕掛けが隠されているそうです。


 大事なのは、事前のイメージを100%決め込まないことだそうです。

できれば、5~60%くらいの概要を決めて、残りは実際に活けこむ、その時に決めていく。

100%計画通りに進めようとすると、その事にとらわれて、その時に生まれるべき

本当の良さが見つからなくなる。そんなお話でした。


計画や準備は重要ですが、変化する現実に対応できるフレキシブルな感性も、

とっても大事なんだと、帰る道すがら、みんなで話し合いました。

作品から学ぶ事だけでなく、それを生み出すみなさんとの出会いは、

かけがえのない刺激とエネルギーを与えてくれるものだと実感しました。


今日16日は、ガーデンオブジェの設置が行われます。

どんな作品が飾られるのか、みなさんもどうぞお楽しみに。