またね、かめたろう

11月の初めごろでしたか…



かめたろうが脱走しました。

普通なら涼しくなってきてエサもあまり食べなくなり
あまり動かなくなってきている時期なので油断しておりました。
気付いたらいなくなっていました。

『コテツとおんなじぢゃん！』

そんな声も聞こえてきますが、
でも、違いますよ！

コテツは自力で帰って来られるけどカメにはムリです(笑)




こんな貼り紙をしていましたけどドコからもご一報はなく、
もうさすがに寒いので動かなくなってるでしょう。
本来ならもう冬眠に入っている時期です。




脱走途中で子どもに見つかってどこかのお宅で飼われているのかもしれません。
でも　『かわいーー！』　って言ってもらえるようなサイズではないので（甲長20cm強）
もしかしたら香澄公園あたりの池に放されているのかもしれません。


日曜日、カメの池を撤去しました。


何気に興味があるらしいコテツ。

かめたろうがウチにやって来たのは今から12年ほど前。
ワカナがまだ小学校に上がったばかりの秋、団地の中を歩いているところを見つけました。

『かあちゃん！カメがいたよ!』
『えっ！拾ってきた！？』
『ううん』
『バカ！！なんで拾ってこないんだ！！』

カメを見つけたと報告しただけでバカ呼ばわりされたワカナ。
なんてヒドイ親なんだ！！
ちょうどその頃地元のトモダチの間でカメを拾った人が数人いまして、
ウチでも是非拾いたいと思っていた矢先の出来事でした。


こはるはあんまり興味ないみたい。


そしてかめたろうはウチのカメになりました。

あとでわかった事ですが、かめたろうはおかんの知り合いのお宅から脱走したカメだったようです。
『悪いけど返しませんよ！』
そう宣言するおかんにその方は快く譲って下さいました。（お子さんがもう成人してらしたのでね）

そしてもう一つ後からわかったのだけど、かめたろうはメスでした(笑)
今更名前変えられないし、そのままずっとかめたろうのままです。



ジャマなんですけど？


かめたろうが脱走するのはこれが初めてじゃありません。
数年前、まだコテツが来る前にも脱走しているのです。
その時も上の写真の貼り紙をしておきました。

実はその頃かめたろうの脱走と前後してワカナがいわゆるプチ家出ってヤツをしておりまして
中学の同級生のお宅に泊りに行ったきり帰って来ていませんでした。

そんなある日コテツ家に交番のお巡りさんがやって来ました。

『わ・・ワカナに何かあったのか！？』

フツーはそう思いますよね。
ところがインターホン越しにお巡りさんが言うのです。

『お宅でカメ、逃げましたか？』

なんとナナメ向かいのお宅でかめたろうを保護して下さっていて
たまたまやって来たお巡りさん（時々家族構成とか聞きにやって来る）に相談したらしいのです。
脱走後1～2週間くらい経っていたでしょうか。






そしてそれから数日後、ワカナも帰って来ました。
『かめたろうとワカナが一緒に帰って来た。』
当時、コテツ家ではそう言って喜んだのでした。


幸い今回かめたろうが脱走してもワカナは家にいます。
てか、仮に家を出たとしても今の歳ならそれは家出じゃなく自立とヒトは呼ぶでしょう。



風に舞うレジ袋にビビるコテツ



カメって…てか爬虫類ってヒトには懐かないそうです。
なんでかっていうと、そこまで大脳が発達していないから。
でも懐かなくても餌をもらえるのは覚えるし、懐かなくてもヒトに慣れることはできるようです。
かめたろうを飼っていてそう思いました。

気温の高い食欲旺盛な時期はヒトの気配がすると水中で手足をバタつかせて餌をねだるし、
そういう時は黒目がちでカワイイ目をしてます。
室内で飼っていた時はアタマを撫でたりできたけど外の池で飼うようになったら
警戒心が強くなりました。
手を出すとシュッ！ってアタマを引っ込めるのですよ。
これってヒトを覚えてるってことじゃないのか？







ところで気付いたらこはるはこんなところにいました。



ココにリードをひっかけて…
　

　







そんなこんなで作業のジャマばかりするので遂に家の中に入れられるお犬様たち。






作業はいよいよ終盤へ。ひょうたん池をはずした跡です。







ここを埋めたら作業終了。





かめたろうさん、ドコ行ったんでしょうねぇ。
どこかで飼われているのならいいんですけど。

来年春になったらもしかして香澄公園のあたりで見かけたりして(笑)



その時はまたおとうに庭に穴掘ってもらいましょうか。











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