「オーボンヴュータン」のウィークエンドとル・トゥルト・フロマージュ。

東京世田谷にある「オーボンヴュータン」は、伝統的なフランス菓子を守り続けるお店。
おいしい焼き菓子やケーキがたくさんあって、あれもこれも欲しくなってしまうのですが、
今回はウィークエンドという週末に販売される焼き菓子を購入。
ウィークエンドは、レモンのパウンドケーキ、お店のスペシャリティです。
杏ジャムのコーティングが黄金色に輝いています。


甘さ、酸味ともに控えめ、口当たりしっとりのきめ細かいケーキがすーっと溶けるよう。
口の中に残るレモンの爽やかさとバターのコクの深い余韻、これはおいしい
1週間ほど日持ちするので、ゆ〜っくりいただきます。日が経つにつれておいしくなるのでは？と思っています


もうひとつ。
真っ黒に焦げた「ル・トゥルト・フロマージュ」は、山羊乳チーズのベイクドチーズケーキ。
フランスではとても親しまれているそうですが、日本では山羊乳チーズ使用は珍しいそうです。


これはチーズケーキではなく、焼き菓子って感じでしょうか。
みなさんが想像されているベークドチーズケーキとは違い、うーん・・・
硬めのカステラ？しっとり感は意外とないので、パンみたいな印象もあります。
山羊乳の臭みはまったくありません、というよりチーズの風味をあまり感じません。
フランスで親しまれている「ル・トゥルト・フロマージュ」は、見習い職人がチーズタルトを作るときに
間違えて高温の窯に入れてしまったことから生まれたお菓子なんだそう。
かなり焦げた苦味と一緒にいただく、今までに食べたことないベークドチーズケーキです。
バスクチーズケーキよりずっと焦げています。


オーボンヴュータンのパティシエ河田勝彦氏は、伝統的なフランス菓子を守り続ける日本のパテシェ界の重鎮。
重厚で奥の深い味には、いつもおいしくて感動。
ウィークエンドはリピート決まり。

なんと、レモンのウィークエンド（週末）に対抗して、オレンジのラ・スメンヌ（平日）というのがあるらしいんです。
これは、買いに行かねば

AU BON VIEUX TEMPS
https://aubonvieuxtemps.jp/



「てをつなごう」という歌ができました