千鳥足こと博多のおいしゃんの独り言

ひや飯食い・・・

昨秋から周ちゃんに勧められ「お江戸時代小説」にハマっとうことは
最近のこのブログでもわかるとおりです・・

当時武家社会では長男が跡取りで次男以下は
言わば家の居候です。



武家は家計が苦しいていうても働き口があるわけでもなく、ただブラブラしていることに。
当然、長兄やその嫁さんにとっては、ただの穀潰し。
温っかご飯やら食べられるような処遇は受けられません。
そいけん「冷飯食い」て呼ばれます。

昨日パンダさんとけん坊でその話しよって
そう言えばおいしゃんもパンダさんも「俺たちも当時で云うたら穀潰しやね・・」

おいしゃんは次男坊(商家やばってんが)でその昔は兄貴の苦労は分かりもせんで
山でも取締の目は無うて兄貴の下での下働きに甘んじて気楽なもんやった。

ところが若うして兄貴が死んでいきなり家長になったとです。
お家騒動でおいしゃん手下(テカ)使うて暗殺したわけやぁありませんばい!
家長になったけんて言うて何の得も無かし・・・
しとうも無か取締押しつけられて、当番町取締までさせられましたもん・・
まぁこれはこれでしとうてもでけんひとばっかりで
貴重な経験させてもらいました。
兄弟で当番町取締務めたとは大黒流では稀です・・

今では家督は兄貴の長男の「もさむ」に譲って
博多の市井(しせい)で金には不自由しよるばってんが浪人若さまのごと
自由に気ままに過ごしよります。
浪人若さまならぬ「老人ばかさま」ではありますが・・・

実は掠れ古の紋ば締込に縫い付けたお忍びのおいしゃん・・・・
中洲で飲みよって肩が触れ合うていちゃもんつけられて
「どこさぃ目つけて歩きよるとや!」て殴りかかられそうになった刹那
どこからともなく小柄がちんたれの手首に飛んで来る。
配下の隠密の「周左衛門」・・・・・
「この方をどなたと心得る・・・このお方は・・」

「周左衛門そこまでじゃ、今はお忍びじゃ・・」
て言いつつさり気無く当番法被の裾ばめくって締込ば・・

ちんたれが・・「は!どちら様」
周左衛門・・「筑前古ノ一家の藩主、ちどりあしの守様であらせられるぞ・・・」
ちんたれ・・・「はは~」

「今日は忍びじゃ事を荒立てるでない・・周良きにはからえ」・・
そげな事考えながらお江戸小説書いてみろうかな~

一方、パンダさんな次男のエリートコース。
婿入りして家督ば譲りうけ安泰ですもん。
ばってんがお江戸の次男坊宜しくかみさんに頭上がらずの口です。

どっちにしても昭和の御代に生れて良かった~
美味いもんも食えるし、武家のしがらみもなんも無かし自由気ままに過ごせるし。
後は金蔵に千両箱がうなっとったら良かばってん・・

今夜もそげな事思いながらおでん突っつきながら焼酎で一杯やりよる
おいしゃんでした・・

「まだ起きておったか?周左衛門明日も早い今宵はもう遅い休め」
「このところ歳とって夜更かしが常になっております」
「いかんいかんもう歳じゃこて美味いもんくって養生するが良かろう・・」

そいけん周ちゃん明日の夜、良かスープも出来たけん
チャンポン食べに来~ん?
パンダさんも良かったら・・夜は予定なしやろ?
昨日云いよったオムライスと坦々麺・・いつか次回にまわして・・

だんだんブログが連絡板のごとなってきた・・

外は春の嵐みたいに凄い風です・・・・・・・

「直、松囃子の季節じゃ・・よきにはからえ・・」

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